第72回(2021年)NHK紅白歌合戦出場歌手発表

 今年は新しいホームページにリニューアルして、例年より大々的に出場歌手予想をしたり過去の発表日について記事にしたりしましたが、ようやく決まりました。時期はともかく、奇数日・金曜日に決まるのはかなり珍しいです。

 こちらでの表記はあいうえお順ではなく、出場歌手(回数/初出場回/デビュー年/年齢)・初出場順で例年書いています。前回は企画含めて全48ステージ(うち欠員1)という構成でしたが、今回はまず紅組22組・白組21組・企画1組の計44組が発表されました。

紅組出場歌手

石川さゆり(38年連続44回目/第28回/1973/63)
 令和になっても「津軽海峡・冬景色」「天城越え」がカラオケ上位。順番通りだと今年は「津軽海峡・冬景色」ですが…。

松田聖子(9年連続25回目/第31回/1980/59)
 紅組のJ-POPベテラン大御所枠をしっかり確保しています。

坂本冬美(19年連続33回目/第39回/1987/54)
 この人も不出場になる時は卒業発表をするクラスに入っているような気がします。

天童よしみ(25年連続26回目/第44回/1970/67)
 67歳ですが、歌唱力は全く衰えありません。来年まで連続出場だといよいよ紅組タイ記録の年齢に達します。

水森かおり(19年連続19回目/第54回/1995/48)
 紅組演歌・歌謡曲枠は今年も4つ、まだしばらくは動きそうにありません。

AI(4年ぶり4回目/第56回/2001/40)
 現在放送中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』主題歌担当。出産期間も挟んで4年ぶりの紅白復帰です。

Perfume(14年連続14回目/第59回/2002/32~33)
 データ的な数字は少しずつ減っていますが、パフォーマンスの凄さはまだまだ高評価。令和の紅白歌合戦でも欠かせない存在です。

MISIA(4年連続6回目/第63回/1998/43)
 今年はメディア出演が非常に多く、東京五輪開会式の国歌斉唱も話題になりました。

薬師丸ひろ子(7年ぶり2回目/第65回/1981/57)
 当初予想の70組には入れていましたが、正直予想外でした。今年デビュー40周年を迎えています。カバーアルバムが話題になった松本隆作品を数多く歌っているので、そこからの選曲になるのでしょうか。

乃木坂46(7年連続7回目/第66回/2012/17~29)
 生田絵梨花とともに、新内眞衣の卒業も先日発表されました。3期・4期の躍進も今年はありますが、果たしてどうなるでしょうか。

櫻坂46(6年連続6回目/第67回/2016/16~26)
 櫻坂46としては2年連続2回目ですが、やはり欅坂46を含めないのは違和感があるので、今回当サイトでは2016年初出場の6回出場という扱いで書きます。連続出場は非常に妥当な結果です。

あいみょん(2年連続3回目/第69回/2015/26)
 過去2回ほどのヒットではないものの、堂々の連続出場です。

LiSA(3年連続3回目/第70回/2010/34)
 『鬼滅の刃』主題歌は今年もやはりヒット、仮にそれがなくともおそらく連続出場だったと思われます。

日向坂46(3年連続3回目/第70回/2018/17~25)
 歌以外でも活躍が非常に目立った1年、堂々の3年連続出場です。

東京事変(2年連続2回目/第71回/2004/43~57)
 今年は10年ぶりのアルバム『音楽』をリリース、MVの再生回数も順調。椎名林檎としては第65回から8年連続、今回で9回目の出場です。

milet(2年連続2回目/第71回/2019/??)
 東京五輪閉会式での歌唱がありました。それがなくともMVの再生回数は非常に多く、極めて妥当な連続出場です。

NiziU(2年連続2回目/第71回/2020/16~20)
 「Take a Picture」もしっかりヒット、最新曲「Chopstick」も大きな話題になりそうです。当然の2年連続出場。

YOASOBI(2年連続2回目/第71回/2020/21~27)
 前回はやや遅れての発表でしたが、今回は最初から出場歌手リストに入っています。NHKでは小学生5名で結成されたミドリーズの参加で「ツバメ」を歌っているので縁深い形ですが、今年は他の各民放年末歌番組にも出演するようです。

Awesome City Club(初出場/第72回/2015/21?~24?)
 2015年メジャーデビュー。当時から「Don’t Think, Feel」「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」はラジオオンエアが多く、音楽ファンの支持も十分に集めていました。ただ世間的にはやはり、映画『花束みたいな恋をした』インスパイアソングの「勿忘」で一躍有名になったイメージだと思われます。今年を代表するバラードを引っさげて、堂々の紅白歌合戦初出場を達成。
 当初は5人組でしたが、2020年8月から男性2名・女性1名・男女ツインボーカルの編成になっています。「勿忘」は1番が男性(atagi)、2番が女性(PORIN)のパートですが、今回は紅組からの出場となりました。

BiSH(初出場/第72回/2015/??)
 2015年に始動、「楽器を持たないパンクバンド」というキャッチコピーを持つアイドル6人組。ただ高い音楽性とアイナ・ジ・エンドセントチヒロ・チッチの歌唱力は非常に評価が高く、アイドルファン以外からも多くの支持を集めています。
 今年際立って目立っていた印象ではありませんが、東京五輪競泳金メダリストの大橋悠依選手が彼女たちの大ファンということが報じられています(先日放送されたベストアーティストでも共演がありました)。おそらくこれが大きくものをいった形だと思いますが、とは言えいつかBiSHのステージを紅白で見たいという思いは私も同様でした。ここ最近48・坂道系を除く女性アイドルグループの紅白出場が非常に少なくなっていたので、その意味でも嬉しい初出場です。

上白石萌音(初出場/第72回/2016/23)
 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』ヒロインですが、歌手としても2016年にデビュー。主にカバーアルバムで高い評判を集めています。紅組司会の可能性も考えられましたが、やはり3人ヒロインでも大阪制作ドラマとの兼ね合いで難しかったということでしょうか。

millennium parade×Belle(中村佳穂)(初出場/第72回/2016/23)
 King Gnuの常田大希が主宰する音楽プロジェクトで、今年は細田守監督の映画『竜とそばかすの姫』主題歌「U」が大きな話題になりました。ボーカルのBelleこと中村佳穂はこの曲以前から、音楽ファンの評価が非常に高い女性アーティストです。ステージは今年のフジロック・フェスティバルでも大きな話題になりました。個人的には辞退と読んで当初入れていたリストからも外しましたが、良い意味で予想が大ハズレ。

主な不出場歌手(紅組編)

Superfly
 レーベル移籍後に新曲リリースがありません。そのため残念ながら連続出場は4年で一旦ストップ。

Little Glee Monster
 心情的には5人揃っての「足跡」を紅白で見たかったですが、今年は他のソニー系レーベルのアーティストと比べても目立っていなかった印象でした。残念ながら連続出場は4年でストップ。

JUJU
 昨年の出場が特別だったのと、あとは今年のリリースが11月になってからであまり目立っていなかった印象もあります。もっとも、いずれまた紅白で見られる機会はあるような気もします。

Foorin
 9月27日に活動終了、そのため自動的に今回は不出場です。

BABYMETAL
 こちらも10月10日をもって活動封印、ほぼ自動的に不出場という形になりました。

Ado
 「うっせぇわ」は社会現象級のヒット、それ以降も大ヒットが多発していますが、顔出しの出演はやはり難しそうです。後々何らかの形で発表する可能性もあるかもしれません。

松たか子
 『大豆田とわ子と三人の元夫』絡みで大きく出る予想を今回しましたが、残念ながらハズレでした。

緑黄色社会
 やはり出場まではあとひと押し欲しいという状況でした。来年に期待しましょう。

丘みどり
 出場への道筋は相当つけていた印象ですが、単純に数字的に届かず。

AKB48
 「根も葉もRumor」の激しいダンスは話題でしたが、残念ながら今年も届かず。なおキングレコードからの出場歌手は今年もゼロでした。

TWICE
 もう彼女たちの大晦日は日本ではなく韓国の番組がメインと考えて良いでしょうか。

宇多田ヒカル
 後から発表される可能性はまだあります。

ウマ娘
 有力という報道がありましたが、リストには入らず。ただ特別枠または企画ゲストで後から発表される可能性はまだ十分あります。

八代亜紀
 特別枠で後から発表される可能性はまだ十分あります。

髙橋真梨子
 特別枠で後から発表される可能性はまだ十分あります。

和田アキ子
 特別枠で後から発表される可能性はまだ十分あります。なお「YONA YONA DANCE」はYoutubeで1000万再生を突破しました。

白組出場歌手

郷ひろみ(12年連続34回目/第24回/1972/66)
 五木さんが抜けて、ついに今回の紅白最古参・最年長の出場歌手になりました。デビュー当時には想像さえも出来なかったと思われる現在の活躍ぶりです。

鈴木雅之(2年連続4回目/第42回/1986/65)
 実力は間違いありませんが、正直個人的にはかなり意外な連続出場です。ステージは素直に楽しみです。

福山雅治(13年連続14回目/第44回/1990/52)
 今回も今のところパシフィコ横浜国立大ホールでの大晦日公演は発表されていないので、何か企画がない限りはメイン会場からの出演になりそうです。新曲の発売がないので、年齢的に考えるともう20~30年前の演歌/大御所枠に近い扱いと考えるべきかもしれません。

氷川きよし(22年連続22回目/第51回/2000/44)
 今回の紅白のテーマには一番合っている歌手ではないでしょうか。

ゆず(7年連続12回目/第54回/1997/44, 45)
 そろそろ彼らもいわゆる”ベテラン枠”になりつつあります。

関ジャニ∞(10年連続10回目/第63回/2004/36~40)
 嵐が活動休止したので、いよいよ紅白ジャニーズ最古参のグループに躍り出ました。

山内惠介(7年連続7回目/第66回/2001/38)
 男性演歌では堂々の1番人気なので、すんなり7年連続の出場。

星野 源(7年連続7回目/第66回/2002/40)
 おげんさんといっしょの放送も先日発表されました。2年連続事前収録は気になりますが、紅白出場は継続。

三山ひろし(7年連続7回目/第66回/2009/41)
 こちらも7年連続。ただけん玉ギネス記録への挑戦はそろそろ企画変更して欲しいところです。

BUMP OF CHICKEN(6年ぶり2回目/第66回/1999/42~42)
 今年放送の連続テレビ小説『おかえりモネ』主題歌担当。6年前は幕張メッセのCOUNTDOWN JAPANから中継でしたが、今回はどうなるでしょうか。

純烈(4年連続4回目/第69回/2010/35~50)
 白組も演歌歌謡曲枠は五木さん卒業のみ、代役選出無しで4組の選出でした。

King & Prince(4年連続4回目/第69回/2010/22~26)
 ジャニーズというより男性アイドルグループの代表的存在として、文句無しの4年連続出場です。

宮本浩次(3年ぶり2回目/第69回/2018/55)
 第68回(2017年)にエレファントカシマシのボーカルとして初出場、翌年にも椎名林檎とのコラボで初出場していますが、ソロでは今回が初。紅白出場以降、NHKの出演が目に見えて多くなっています。

GENERATIONS(3年連続3回目/第70回/2012/25~30)
 LDHが紅白に送り込むのはGENERATIONS、という方針が出来上がったということでしょうか。3年連続出場です。

SixTONES(2年連続2回目/第71回/2020/24~27)
 2年連続出場。今回はもちろんSnow Manも一緒です。

Snow Man(初出場/第72回/2020/18~29)
 本来なら前回初出場でしたが、メンバーのコロナウイルス感染によって出られなくなったので涙を飲む形となりました。今年はジャニーズ事務所でもトップのCD売上を記録していてあらためての初出場、オフィシャルでも(初)の表記になっています。前回出られなかった分も含めた、渾身のステージを期待したいです。

布袋寅泰(初出場/第72回/1988/59)
 第57回(2006年)に妻・今井美樹「PRIDE」でギター演奏、同様に第69回(2018年)でも石川さゆり「天城越え」で出演。いずれは歌手としてのステージも紅白歌合戦で見たいと個人的には思っていましたが、ついに実現する形になりました。今年はパラリンピック開会式にも出演、そのパフォーマンスは大喝采を呼びました。歌声は勿論、極上のギターテクニックにも期待がかかります。

KAT-TUN(初出場/第72回/2006/35~38)
 ジャニーズWESTなにわ男子の名前が頻繁に取り上げられていましたが、フタを開けるとデビュー15周年を迎えた彼らの初出場でした。「Real Face」当時は6人組でしたが、現在は3人での活動になっています。
 ここ数年ジャニーズからはベテラン組の紅白初出場が恒例になっていますが、彼らもその流れに乗った形。逆に言うと、そのおかげでキスマイとヘイセイが不出場になっています。あとは2023年にデビュー20周年を迎えるNEWSが出れば一通り揃ったという形になりそうですが、どうなるでしょうか。ちなみに彼らの紅白出場は当然予想外ですが、初期70組予想では「もしかすると、あり?」と記述はしました。

平井 大(初出場/第72回/2008/30)
 ハワイのサウンドを取り入れた音楽に定評のあるシンガーソングライター。あまりテレビに出ている印象がないので知名度は高くないように思いましたが実績は凄く、Spotifyでは9曲が1000万再生・70曲以上が100万再生を達成。Youtubeでも1000万再生が5曲・大半のMVで100万再生突破。したがって本来なら一般知名度の低さがそもそも不可思議な状況で、紅白歌合戦に選出されること自体も十二分に納得できます。CM中心にタイアップもあるので、声を聴いたことがある人はおそらく多いのではないかと思われます。
 こちらも一応初期70組予想ではリストに入れましたが、予想外であったことは確か。それだけにどんなステージを見せてくれるのか、非常に楽しみです。

DISH//(初出場/第72回/2012/23~26)
 スターダストプロモーションのEBiDANから4人が選抜されて結成。早くからファン人気は高く、日本武道館単独公演も2015年に実現させています。2017年に発売されたシングル「僕たちがやりました」がドラマ主題歌でヒットしましたが、カップリングの「猫」はTHE FIRST TAKEでの歌唱をきっかけに大ロングセラーを記録。昨年は惜しくも出られませんでしたが、今年もずっとビルボード上位にランクイン。それが評価される形でついにようやく初出場となりました。

まふまふ(初出場/第72回/2012/??)
 2010年からニコ動で活動開始、同人系ミュージシャンの一人として2010年代中盤から人気を博しているアーティストです。現在の主戦場はやはりYoutubeで、歌ってみた動画も含めた相当数のMVが1000万再生を達成しています。アプリやアニメなどのタイアップも多く、2019年にはメットライフドーム公演を実現、今年は東京ドームで無料オンラインライブを開催しました(本来なら前年にワンマンライブ実現の予定でしたが)。
 したがってこちらも実績的には極めて妥当な選出ですが、やはり紅白歌合戦ともなるとイメージが違うので予想は難しかったです。「廻廻奇譚」が1億再生突破したEveまでは考えましたが…。ただいずれ同人系のアーティストが紅白歌合戦に登場する日はやってくるとここ数年思っていたので、その点で考えると大きな違和感はありません。とは言え個人的には普段あまり聴かないジャンルのアーティストなので、だからこそ楽しみな部分が大きいです。

主な不出場歌手(白組編)

五木ひろし
 早い段階で卒業を表明。今年は51年ぶりに五木さんがいない紅白歌合戦となります。

Mr.Children
 プロモーションすべき新作がないので、今年は出場無し。


 前回の紅白を最後にグループ活動休止なので、今回は不出場。

Hey! Say! JUMP
 正直残るだろうと思っていましたが、意外と4年連続であっさり落としました。

Kis-My-Ft2
 こちらも正直残るだろうと思っていましたが、意外と2年連続であっさり落としました。デビュー10周年だったのですが…。

Official髭男dism
 昨年や一昨年ほどでなくとも「Cry Baby」は大ヒット中だったので、やや解せない不選出です。ただ10年連続出場するタイプのアーティストでないことも確かなので、どこかのタイミングで手を引くことも考えられました。ただその時期は想像以上に早かったです。現在年をまたぐ形で全国ツアー中、年末はそちらに集中して紅白以外も含めた歌番組出演を断っている可能性もありそうです(少なくともFNS歌謡祭に出演する予定は現在ありません)。

瑛人
 「香水」以降ヒットが続かなかったので、仕方のないところ。

山崎育三郎
 9月に内定報道がありましたが、その後に方針が大きく変わった可能性も正直ありそうです。残念ながら発表されたリストに彼の名前はありませんでした。

優里
 「ドライフラワー」が今年1月から現在にかけて大ヒット中ですが、なぜか名前がありませんでした。YoutubeのMV公開が急にshort ver.になるなどプロモーションに少しばかりの疑問があったので、その辺りで何かあったのかもしれません。ちなみにスキャンダルは個人的に選出と無関係だと思います(他にも思い当たる方が結構選ばれているので)。
 白組歌手が現在紅組と比べて1組足りないので、後から発表になる可能性もあります。ただ夏の特番でスムーズな発表からほぼ全番組出演・年末もFNS歌謡祭の出演が発表済。そう考えると後から追加という可能性はやや低いような気がします。

なにわ男子
ジャニーズWEST
 今の勢いだとなにわ男子の初出場も十分あり得ると思いましたが、残念ながら不選出。ちなみに今年はジャニーズ枠が7から5、大きく減少しています。両組とも早いうちの紅白出場を実現させてほしい所ですが…。

STUTS
Creepy Nuts
 ヒップホップからも出場があると考えましたが、こちらは無し。ただ代わりに平井大やまふまふが選ばれているので、その点では予想を超えた結果だと思っています。

BTS
 特別枠で後から発表される可能性はまだ十分あります。他の番組同様、VTRになりそうな予感もかなりありますが…。

Bank Band
 特別枠で後から発表される可能性はまだ十分あります…と言っても宮本浩次もMISIAも正式な歌手として選出されているので、やや可能性下がった気はします。

back number
 「水平線」がビルボードでもカラオケでも最上位でロングセラー中ですが、なぜか一向に拾われません。バンド系もガチガチにやりそうなのはミレパとバンプくらいで、今年も極めて少ないです。ただ音響面など今年は例年以上に難しいことも確実なので、あえて拾わなかったのかもしれません。

藤井 風
 特別枠、もしくは現状紅組より1組足りない白組歌手で後から発表される可能性はまだ十分あります。むしろその可能性が最も高いアーティストと言って良いかもしれません。なお先日MISIAに楽曲提供もしています。

川崎鷹也
 「ドライフラワー」と被るから不選出と予想しましたが、どちらかと言うと「猫」と被る形でした。とは言え「魔法の絨毯」で残した数字を考えるとやや気の毒な印象もあります。

BE:FIRST
JO1
INI

 現在旋風を巻き起こしている新しいダンスグループは軒並み不選出。来年に期待。

Novelbright
 「ツキミソウ」もロングセラーですが、やはりバンド系は紅白に限らず今のテレビ番組だと出場のハードルが相当高いです。ロックフェスなど現場の数は他ジャンルより充実していますが(とは言え昨年と今年はそういうわけでもなく)。

Da-iCE
 紅白は残念でしたが、日本レコード大賞で優秀作品賞に選ばれています。こちらも来年に期待。

東京スカパラダイスオーケストラ
 演奏ゲストとして呼ばれる可能性はまだ十分あります。もしかするとオープニング音楽を高らかに演奏する、なんてこともあるかもしれません。

桑田佳祐
 特別枠で後から発表される可能性はまだ十分あります。ただその場合は、横浜アリーナからの中継となります。

特別出場歌手

松平 健(17年ぶり2回目/第55回/1980/68)
 特別企画として「マツケンサンバⅡ」の披露が決定しました。2004年に突如として巻き起こった社会現象ですが、なぜか今年オリンピックの開会式で待望論がネットで話題になっています。また昨年12月に公式MVもYoutubeにアップ、その後「マツケンのAWA踊り」「マツケンマハラジャ」もフル公開されました。なお本業では来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に平清盛役で出演が決定しています。

まとめ

 第一印象としては「他局では実現しない独自のラインナップ」を優先させたといった所でしょうか。各局で放送される年末歌番組は出演者が横並びになりがちで、そこからの打破を特に若手で目指したという印象が強いです。奇抜なようでしっかりデータも見ている、ただデータだけを重視しているというわけではないというメッセージが今回の選出からは強く伝わりました。一部歌手の落選に納得できない人も多くいそうですが、自分はテーマ決定から始まった全体的な攻めの姿勢をおおいに評価しています。少なくとも今までにない紅白歌合戦、今までにない音楽番組になりそうな予感のするラインナップで、楽しみな気持ちはより一層強くなりました。

 次回のエントリでは歌唱曲・曲順予想を書きますが、今回は全く聴いていないアーティストもいるので多少時間がかかると思います。できれば明日完成させたいですが、少し伸びる可能性もあります。

コメント

  1. 発表されましたね。
    自分も今回の人選は全体的にNHKなりに各指標を調べ、一定以上の人気・実力のある方々をバランスよく集めたんだろうなと
    感じられてこれはこれで良いと思いました。
    一方で、ビルボードジャパン重視で考えると髭男と優里さんがいないことには残念な
    気持ちにならざるを得ず批判されても
    仕方ないなとも思いました。
    また、ジャニーズ枠に関しても5枠に減らしたのは評価できる反面、キスマイを
    残留させる形で5枠にした方が曲の浸透度的に良かったのではないかと感じました。
    ただ、それでも今年のヒットシーンとかけ離れすぎている訳でもなく良いステージが
    期待できるメンバーが揃っているとは
    思うので楽しみです。

  2. 土日を挟む形での発表は無いと思っていましたが、まさかの金曜発表でした。
    早い時間に会見を行えば夕方の民放局のワイドショーには間に合うという考えなのかもしれません。

    ・白組
    DISH//とSnowManは予想通り。特にSnowManは去年の悲劇の再来にならないでほしいです。
    逆にKAT-TUNは意外でした。確かに15周年という節目でしたが、私はすっかり見落としていました。
    布袋寅泰に関してはパラリンピックでの演奏が評価された印象でしょう。特別企画での参加かなとは思ってましたが本選出は意外でした。
    平井大に関しては男性ソロは優里や藤井風が優先度高いとみて候補にすら入ってませんでした。反省。
    ましてやここでニコ動の歌い手出身であるまふまふを選出したのも全くの想定外。確かに再生数は殆どが1000万をゆうに越えてますし、ドームコンサートをしたという話題性はありましたが、紅白は流石に・・・と思ってました。反省。

    優里はドライフラワーの実績から考えれば選出はおかしくないと思ってました。やはりスキャンダルが響いたのでしょうか。そうは考えたくはないです、追加枠での選出を期待します。
    back numberに関しては新曲が結構なヒットにも関わらず未選出ということは端から紅白興味なしのなのかもしれません。
    藤井風やbank bandは後日追加枠の有力候補ですね。期待します。
    なにわ男子はせめてメジャーデビューがあと1か月早ければ・・・って感じですね。まぁ関ジャニのステージにゲスト出演はありそうですが。
    山崎育三郎に関しては飛ばしなのか、それともIMYでのミュージカル企画でもあるのか、微妙なところです。

    ・紅組
    Awesome City Clubはまぁ予想通り。数少ない今年を代表する歌ですし良いステージに期待します。
    ミレパ×Belleも見事に読みが当たった形ですね。常田さんは「紅白には出ない」とは明言していませんし。映画の話題性と楽曲の売れ行きの時点でウマ娘より断然可能性は高いと思ってました。
    上白石萌音は司会に選ばれなかった段階で審査員としての出演かなと考えてました。朝ドラの企画で歌唱するパターンだと思ってました。
    BiSHは一昨年の段階では有力候補に挙げていましたが、出演しなかったことと近年勢いが下がり気味だったことから候補から外していました。反省。

    Adoは追加枠だと思います。流石に今の勢いは無視できないですし。
    Aimerは流石に時期尚早でした。来年に期待。
    緑黄色社会は今年こそって感じでしたが・・・こちらも来年に期待。
    ウマ娘はアプリやアニメの売上は良かったですが、楽曲としてのセールスが弱く、何よりも一般知名度が期待できない萌え系深夜アニメ。
    アニメ系企画としても恐らくは「竜とそばかすの姫」「鬼滅の刃」が優先されるでしょうし、追加枠・企画ゲストの線も無いと思います。
    和田アキ子さんは紅組として出すよりは特別枠待遇での出演なのかもしれません。期待します。

    ・その他
    ヒゲダンの不出場はほんとうに残念。ツアーを優先しての辞退なんでしょう。また戻ってきてほしいです。
    YOASOBIもバンプもよく出てくれたって感じです。ミドリーズや朝ドラあり気なんでしょうが、とにかく楽しみです。
    ここで松平健さんが17年ぶりに戻ってきてくれるとは思いませんでした。マツケンサンバはとにかく盛り上がる曲ですし素晴らしいステージに期待します。

    例年通りならおそらく12月に入ってから追加の出演者や企画の出演者が加わるのかもしれません。
    また、審査員やウラトークの出演者も気になるばかりです。
    それまで楽しみに待つとします。

  3. 追記です。スポニチのみですが、”Official 髭男Dismは辞退した”との記事がありました。やはり、1/4の福岡公演までの移動を
    考えると厳しかったのですかね。
    来年以降の復活に期待しましょう。
    https://www.google.com/amp/s/www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/11/20/kiji/20211119s00041000688000c.html%3Famp%3D1

  4. 私の予想は大外れでした。
    結果的には、良い方向に外れてくれたので良かったという感じです。

    ・白組
    今年のNo.1ヒットである優里を選ばなかった事が想定外でした。
    間違いなくスキャンダルが響いたとみます。
    選ばれた後に、別の問題が続々と噴出しそうな感じもありますので。

    KAT-TUNは15周年を加味してもあまりにも選ぶのが遅すぎです。
    00年代のジャニーズ2枠という弊害が未だに足を引っ張っていますね。
    入れ替わりでHey! Say! JUMPとKis-My-Ft2を外すのは、やり過ぎです。

    平井大は想定すらしていませんでした。
    今年矢継ぎ早に配信シングルをリリースして、半数くらいはロングヒットしていました。
    来年以降に残しておくのかと思っていましたので。
    それ故にback numberは何故未だに選ばれなないのだろう。

    まふまふも想定外のひとりです。
    何時かはニコ動・歌ってみた界隈の歌手が出るとは思っていました。
    私はすとぷりを予想していましたが、こちらかという感じでした。
    一番のヒット曲は、After The Rain名義の「1・2・3」だと思いますが、ポケモン色が強すぎるので歌わなそうです。

    布袋寅泰は意外にも今まで選ぶタイミングが無かった感じでしたね。
    ソロとして大ヒットを連発していた93~96年でも、セールスレベル的にはボーダーラインより少し下で、他の人を優先させてましたから。

    藤井風は来年以降の目玉で残しておく戦略でしょうね。

    ・紅組
    BiSHはもう少し早く選んでいても…、という感じですね。
    勢いがある歌手としてトップバッターとして出場ですね。

    millennium parade×Belleは嬉しい誤算でした。
    中村佳穂単独でありかもと予想はしていましたが、元々のスタンスとは真逆すぎる曲ですし。
    millennium paradeと一緒でのステージとなると、今年大一番のステージとなりそうです。
    (年明けの紅白効果が一番現れそうな感じがします)

    Adoは追加枠として年末まで水面下で交渉が続くのかなと思います。

  5. 優里・Ado・Official髭男dism・藤井風・back numberと、今年を代表するアーティストが軒並み不出場だったのは非常に残念です。
    一方で昨年不出場だったDISH//や、millennium parade・平井大など若手アーティストの初出場、YOASOBIの連続出場は良かったです。

    ジャニーズ勢ではKAT-TUNが初出場した一方、JUMPとキスマイが落選。中堅組は今後の出場は厳しそうです。なにわ男子もシングルが70万枚売れているので残念ですが、来年に期待したいです。

    演歌枠は五木さんの枠がそのまま減少。紅組はベテランのみで新人が入る余地はなく、白組も純烈が最後の初出場になりそうです。

    後は布袋寅泰の初出場、宮本浩次・薬師丸ひろ子の復帰、鈴木雅之の連投とベテランの歌手が充実した印象があり、本番当日が待ち遠しいです。

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