今週のビルボードチャート~11/24(LiSA、マカロニえんぴつ、DISH//)


 なにわ男子「初心LOVE」が2週連続で首位獲得。その一方でCDセールスが13万枚止まりのNEWS「未来へ」が2位止まり。なにわ男子は2週目も7.5万枚の売上でこれだけだと1800pt差でしたが、他要素特に2000pt近く稼いだ動画指標が非常に大きかったです。NEWSは1ヶ月前に2分40秒の短縮ver.公開で160万止まり、その間ずっとランク圏外という状況でした。結果的には、2組の勢いの差がそのまま出た形と言って良さそうです。

 『鬼滅の刃 無限列車編』のオープニングテーマであるLiSA「明け星」は先行配信開始時から上位にランクインしていましたが、エンディングテーマ「白銀」も4位に初登場。この2曲は両A面シングルとして今週からCD発売が加算されていますが、このリリース形態だと「白銀」のフィジカル要素が一切ポイント加算されないのは辛いところです。ダウンロードは「白銀」が11月15日配信開始なので、こちらが「明け星」を上回っています。Youtubeも「明け星」が先週分、「白銀」が今週分から集計対象になっています。CDセールスは4.5万枚、ポイント数は5週目となるダウンロードを僅かに上回る程度です。やや気になるのはストリーミングの伸びが足りていないことで、「明け星」は同要素33位でしたが現在Spotifyのトップ50には入っていない状況です。劇場アニメ版を全7話でテレビ用にほぼ再編集した内容なので、「炎」以上のヒットは当然難しいわけですが…。

 6位はつばきファクトリー「涙のヒロイン降板劇」。CDセールス中心なのは今更なので良いのですが、せっかく早いうちから公開されているMVがポイントに活かされていないのは気になります(これもここ数年ずっと続く傾向ですが…)。ただラジオオンエア22位・ダウンロード30位などは地方の48系シングルを上回る順位で、決して低くはありません。

 優里「ベテルギウス」は5位にランクダウンもストリーミングは1位、「ドライフラワー」は相変わらずカラオケ1位です。そう考えると年末番組にあまり出ないのは謎ですが、逆に本人およびレーベル・事務所側が出演を抑える方向に舵を切っているのかもしれません。この2曲の間にも「インフィニティ」「飛行船」「シャッター」など多くのリリースがあってストリーミング再生数も多いですが(「シャッター」は今週も28位)、その割には同じように新曲を連発したYOASOBIと比べて盛り上がっていない印象もあります。

 マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」がストリーミング3位で総合13位、夜のひと笑い「ミライチズ」が同11位で総合26位。この2曲は年末年始にかけて注目曲になる雰囲気になってきました。また、CD発売のタイミングで23位に入ったDISH//「沈丁花」はマカえんのボーカル・はっとりの楽曲提供。レコ大の新人賞にもノミネートされましたが、この年末年始で攻勢を強めそうな雰囲気です。

3位 LiSA「明け星」 4位 LiSA「白銀」



 「明け星」「白銀」は双方とも梶浦由記の楽曲提供。セクシーなファッションとダイナミックな演奏が耳に入りますが、メロディーは梶浦節がよく出ています。エレキギターの割合を下げて弦楽器が強調されると、そのままKalafinaの持ち歌になりそうな内容だと思いました。「紅蓮華」「炎」だけでなく、それ以外の過去の持ち歌にもないカッコ良さを新たに見せていることは素直に感服です。「白銀」は「明け星」の重さを曲調的に少なくしながら、結果的に良い意味で重さを残したようなロックナンバー。どちらも『鬼滅の刃』抜きに聴いても力が入った作品で、来年以降の活動にも期待させる楽曲です。

13位 マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」


 昨年発表の「恋人ごっこ」がYoutube3000万再生を記録していますが、この曲ももしかするとそれくらいの大ヒットになるかもしれません。「なんでもないよ」というタイトルを前面に引き出したラブソングは、歌詞の具体性とキャッチーな聴き心地が両立している楽曲に仕上がっています。TikTokでの再生も多くなっていて、あとは3分40秒・2コーラスの単純な構成も最近のヒットの鉄則にのっとった内容のように感じました。
 ベストヒット歌謡祭でこの曲はパフォーマンスした時は、ボーカル・はっとりさんの声の響きが大変印象的でした。楽曲の良さだけでなく、Official髭男dismのように生で聴いた人がより魅了されてファンになるタイプのアーティストかもしれません。来年はおそらく春~夏のロックフェスが2年前までの規模でないとしても復活はするはずなので、そこでどこまで伸びを見せるのかも大きな注目になりそうです。

23位 DISH//「沈丁花」


 この曲はまずイントロ無し歌い出しの歌詞がすごく良いです。紅白出場が決まったこのタイミングで聴くと、ついファンに向けて歌う感謝のメッセージにも思ってしまいます。メロディーの使い方に、表現は良くないですが妙な温かさの存在が、はっとりさんが作る曲の特徴ではないかと感じました。

 DISH//の「猫」はTHE FIRST TAKEが先行しているのでどうしても北村匠海のイメージばかりになってしまいますが、本来のグループはバンドサウンド。声質や爽やかさの質は異なりますが、編成は少し前までのTOKIOに近い存在ではないかと思います。これ以前のDISH//の曲をしっかり聴いていないので比較は出来ないですが、MVで見る限り北村さんの歌い方がすごく丁寧に聴こえます。何と言いますか、今のDISH//が出すタイミングとしてはドンピシャの楽曲ですね。この曲に気持ちが救われたというリスナーは、ファンでなくとも今後多く現れるのではないでしょうか。

 

 

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