【今週の総合ソング・チャート“JAPAN HOT100”】
1位 BE:FIRST
2位 KinKi Kids
3位 SEKAI NO OWARI
4位 Official髭男dism
5位 22/7
6位 Tani Yuuki
7位 Ado
8位 Mrs. GREEN APPLE
9位 Saucy Dog
10位 TWICEhttps://t.co/QKb8CmfLg2 pic.twitter.com/kKZt9rmqZa— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) August 3, 2022
今週の初登場曲&注目曲
・1位 BE:FIRST「Scream」
→アルバム『BE:1』先行配信、ダウンロード1位・ストリーミング2位(キャンペーン有)・動画再生1位・ラジオ2位
・2位 KinKi Kids「Amazing Love」
→CD発売初週・セールス1位(16.9万枚)・ラジオ10位
・5位 22/7「曇り空の向こうは晴れている」
→CD発売初週・セールス2位(8.0万枚)
・11位 ヨルシカ「左右盲」
→ダウンロード2位・ラジオ3位
・13位 OWV「Time Jackerz」
→CD発売初週・セールス3位(4.6万枚)
・24位 東京スカパラダイスオーケストラ「Free Free Free feat. 幾田りら」
→ラジオ1位・CD発売初週(セールス23位)
・26位 櫻坂46「摩擦係数」
→先行配信・ストリーミング17位(キャンペーン有)
・56位 ピノキオピー「神っぽいな」
→動画再生4位・昨年9月配信・7/24にAdoが「歌ってみた」投稿
・80位 氷川きよし「甲州路」
→CD発売初週・セールス6位・ラジオ61位
・88位 sumika「Glitter」
→CD発売初週・セールス13位・ラジオ18位
・90位 RADWIMPS「人間ごっこ」
→7/22配信開始
大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。
・8位 Mrs.GREEN APPLE「ダンスホール」
→最高位更新・動画再生22位→15位
・10位 TWICE「Celebrate」
→最高位更新
今週のピックアップ曲
BE:FIRST「Scream」
”最高が何なのか証明しよう”、繰り返されるサビ冒頭の歌詞がこの曲のキャッチフレーズになっています。男性ダンスグループだから出せる野性味をこれでもかというくらいにアピールした楽曲のように感じました。デビュー2年目・ある程度のグループ認知度が高まったからこそ表現できる楽曲という印象もあります。リードボーカルやセンターといった類も無く際立ったキャッチーさも抑え目、それ故にグループ全体の魅力をより押し出した楽曲と言えるのではないでしょうか。
KinKi Kids「Amazing Love」
CDデビュー25周年記念曲、メンバー2人の共作詞で作曲は「硝子の少年」を手掛けた山下達郎が担当します。デビュー期は「Kissからはじまるミステリー」「ジェットコースター・ロマンス」「Happy Happy Greeting」と複数曲提供していましたが、今作は実に24年ぶりということです。
歌詞の一つひとつに、これまでに関わった全ての方々への祝福と感謝の気持ちが読み取れます。これが歌声になると更に伝わってくるものがあり、聴く側としてもこみ上げる物があります。ファンはもちろんですが、今のアラフォーアラフィフ世代にとってKinKi Kidsは当たり前のように馴染みのある存在でした。「硝子の少年」「全部だきしめて」辺りの時期しか聴いていなくても、久々に耳にすると感じる部分の多い曲のような気がします。MVもありますが、出来ればYouTube Original Live版を見ることをまずはお薦めしたいです。
22/7「曇り空の向こうは晴れている」
アニメーションver.を見るか、dance video ver.を見るか。どちらも良いと思いますが、現段階の再生数は実写のダンスビデオの方が上になっています。楽曲は淡いイメージの光景がしっくりくる往年の乃木坂的ナンバー、ただ歌声にクセのあるメンバーが多いのでそこが違いとなりアクセントになっているような印象です。2番のAメロがセリフで構成されているのも耳に残ります。
ヨルシカ「左右盲」
3週前に当サイトでも書いた「ブレーメン」に続く新作です。今作は、アニメーションMV史上に残る動きの少なさが印象に残る映像になっています。全体的に美しい歌声と表現で聴かせる曲ですが、恋愛模様をこれだけ芸術的に書ける作品は、滅多にないような気がしました。
東京スカパラダイスオーケストラ「Free Free Free feat. 幾田りら」
スカパラ恒例のゲストボーカルシリーズ、今回は以前から外部との共演も多い幾田りらが登場。満を持して、という言葉もしっくりくるほどですが、楽曲の完成度もやはり高いです。世情もうまく盛り込んだ歌詞がやはり印象的ですが(特に2番サビ)、間奏やアウトロで幾田さんがトランペットを吹いたりラストサビで宙吊りするシーンには驚きました。その点では楽曲だけでなく、MVも見ものです。
櫻坂46「摩擦係数」
先日再生数ランキング記事を更新、この曲が収録されるアルバム『As you know?』についても別個で記事を作る予定です。楽曲は「五月雨よ」と同様最年少の山崎天がセンター、欅坂46の流れを汲むような大人への反抗をテーマにしたような雰囲気の曲です。ただ「月曜日の朝、スカートを切られた」「エキセントリック」ほど重くはありません。ダンスはカッコ良くイメージ的にもOKですが、ここ最近のテレビ番組の活躍を見ていますと、一度とびっきり明るい曲を歌う彼女たちも見たいと思う今日この頃です。
sumika「Glitter」
アニメ『カッコウの許嫁』OPテーマです。「Lovers」「ファンファーレ」の完成度や再生数を考えると、もっと国民的バンドになっていても不思議ではないはずなのですが…。今作もsumikaらしい明るさとグルーヴィーさがうまく表現されている、彼らの良さが出た作品です。徹底的に単純化しているようにも聴こえるサビがユニークですが、ミセスの「ダンスホール」みたいに映像はもっと踊りに特化しても面白いかもしれません。
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