歴代紅白歌合戦歌唱曲・演奏時間&構成表(第58回・2007年その4)

演奏時間&構成表 4(第58回・2007年)

 演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。

曲順楽曲アーティスト演奏時間
構成
フル再生時間
構成
46(白22)
白後半7
帰ろかな北島三郎2分54秒
2コーラス
3分29秒
3コーラス
47(紅22)
紅後半7
珍島物語~絆~天童よしみ3分52秒
2コーラス
4分48秒
2コーラス半
48(白23)
白後半8
コブクロ4分22秒
1コーラス+サビ
6分4秒
2コーラス+サビ
49(紅23)
紅後半8
LIFE中島美嘉3分8秒
2コーラス半+サビ
4分5秒
2コーラス半+サビ2
50(紅24)
紅後半9
ハナミズキ一青 窈3分16秒
2コーラス+サビ
5分23秒
3コーラス
51(白24)
白後半9
千の風になって秋川雅史4分34秒
3コーラス+サビ2
4分31秒
3コーラス+サビ
52(紅25)
紅後半10
ア・イ・シ・テ・ルのサイン
~わたしたちの未来予想図~
紅白ヴァージョン
DREAMS
COME TRUE
5分13秒
2曲
未来予想図II1分15秒
サビ
7分20秒
2コーラス
ア・イ・シ・テ・ルのサイン
~わたしたちの未来予想図~
3分58秒
冒頭+1コーラス半
5分39秒
冒頭+2コーラス半
53(白25)
白後半10
弾丸ファイター 紅白SPSMAP5分5秒
2曲
Dear WOMAN0分59秒
サビ
4分49秒
2コーラス+サビ
弾丸ファイター3分49秒
2コーラス+サビ
3分54秒
2コーラス+サビ

各ステージ・補足

 これまで常にトリかトリ前で歌われていた北島三郎「帰ろかな」ですが、この年は後半の中盤に組まれました。紅組白組全歌手が後ろで一緒に歌う演出、合唱団はいつも通り多数参加。構成は1番と3番の2コーラス+最後の歌詞繰り返し、「七つの子」が入るお馴染みのアレンジでした。

 天童よしみは「珍島物語」に”絆”というサブタイトルが入るステージ、アカペラで1番サビ頭を歌ってから本来の歌い出しに移行する構成です。ピアノ中心の前半アレンジも、原曲と異なっていました。第48回以来の歌唱ですが当時は1コーラス半、ただ今回はしっかり2コーラス。アウトロもスケール大きな演奏にバージョンアップ、演奏時間も含めてほぼトリに近い雰囲気の内容です。

 コブクロはこの年を代表する名曲、日本レコード大賞も受賞した「蕾」を歌唱。間奏たっぷりの1コーラス半、演奏時間もしっかり長めに取られています。曲紹介として台本無しで1分近く語る、笑福亭鶴瓶の話芸も見事でした。

 中島美嘉もこの年のヒット曲、「LIFE」を歌唱。元々が短い曲ということもあって、3回繰り返すラストサビ1回目以外はフルコーラスでした。

 一青窈はここ4年で3回目の「ハナミズキ」ですが、この年は自身の母校・慶應義塾大のアカペラシンガーズ・手話サークルが参加。過去2回とはひと味違う内容でした。演奏はイントロ短縮ですがラストサビは2回とも歌唱、最後の歌詞はマイクオフで手話を交える形になっています。

 秋川雅史は前回の紅白をきっかけに大反響、2007年に一番多く枚数を売り上げたCDシングルとなりました。前回の4分10秒よりもさらに長い演奏時間でもちろんフルコーラス、それどころかラストサビの歌唱回数が原曲より1回増えています。弦楽器をフル活用した演奏も原曲以上に壮大でした。

 DREAMS COME TRUEは「ア・イ・シ・テ・ルのサイン~わたしたちの未来予想図~」を基調としたステージ、「未来予想図II」のサビから本来の曲に移行する流れがとにかく綺麗でした。新曲は1コーラス半でアウトロ長め、贅沢なステージであることは相変わらずです。

 SMAPは12月にリリースされたばかりの「弾丸ファイター」でこれが唯一のシングル曲、もう少しで危うくまた新曲無しで辞退になるところでした。冒頭は前回のショーコーナーで歌った「Dear WOMAN」間奏~1番サビ、リミックス音源を経て「弾丸ファイター」完全フルコーラス。フルコーラスの上にもう1曲加わる所が、当時のSMAPの凄さでした。

 

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