この企画も68回目になりました。これだけ書いているとジャニーズ事務所のアイドルを取り上げる機会も自然と出てきますが、まだ書いていないグループがいます。SMAPです。中居さんの司会ぶりは過去に何度も取り上げていますが…。

 とは言え、名場面は2003年の大トリを筆頭に多数あります。先日SMAPのファンの皆さんにそのくだりの名言を多くリツイート・いいねして頂きました。ですがそれはあまりにも重要度高い案件なので、まだ後に取っておきます。

 というわけで、今回はちょっとマニアックなシーン、1998年中居さんが司会した年に発生した序盤のやり取りについて振り返ってみましょう。

 

・心強い?SMAPファンの声援

 1990年代後半の紅白、とりわけ1998年は名ステージが極めて多い当たり年ですが、台本におけるお笑いセンスには少々問題がありました。有り体に言うと、サムかったのです。1999年~2004年辺りは特にそれが顕著でしたが、この年近辺から当時の若者からしたらオヤジギャグとしか思えない、そんなやり取りがそこかしこに散在していました。

 今回取り上げた場面は、白組3番手のTUBEが舞台でスタンバイ中に起こったやり取り。前年もそうでしたが、この年は白組司会の中居さんを他メンバー総出で盛り立てる場面が数度ありました。「去年も中居さんの司会で勝てて嬉しかったですね」と話すキムタクはあえて?若干の棒読み、なぜか中居さんにうちわを仰いでメイク直しをするやり取り。小道具と動きに関しては、台本ではなく本人の発案の可能性もありそうです。紫地に白い星のようなデザインをした団扇は当時のファングッズの可能性もありますが、生憎これに関しては詳しくないので私には分かりません。

 ゴローさん、草彅さんの一言の後に香取さんが大声で「ワールドカップに行くぞー!」と張り上げます。おそらく会場には静寂らしき物が出来上がる予定で、中居さんはそれを見越したツッコミを用意していたものと思われます。ところがファンの方々は、何があっても基本的には反応するものです。会話の内容はともかく、行くぞー!と言われたらファンも自然と歓声を挙げざるを得ません。その時の中居さんの表情は、一瞬困惑しているようにも見えます。もしかするとその歓声も計算していたかもしれませんが…。その歓声に対してややぎこちなさそうに反応して、これまたやや棒読みで「違うだろー」とツッコむ中居さん。その姿は、女性ファン目線で考えると”すごくかわいい”光景でした(異論あるかもですが)。

 

・1998年紅白歌合戦のSMAP

 例年紅白のSMAPファンは数も歓声も多く、応援に力が入っていることがテレビの画面を通じても伝わってきますが、この年のSMAPは特別でした。2003年も特別でしたが、もしかすると1人1人の熱はこの年の方が上回っていたかもしれません。

 この年の代表曲は「夜空ノムコウ」。「SHAKE」「俺たちに明日はある」など既に大ヒット曲は多く存在していましたが、それをはるかに超える次元のヒットを記録しました。「世界に一つだけの花」が出てくるまで、SMAPと言えばまずこの曲が最初に挙がる位の大ヒット。オリコン計上でミリオンセラーを初めて記録、そして紅白で初めてトリ2つ前という最終盤の曲順に抜擢。これはSMAPのみならず、ジャニーズおよびアイドルグループとして史上初めての快挙でした。

 楽曲の評価が高まったこともありますが、1996年10月に開始されたバラエティ番組『SMAP×SMAP』の大人気も躍進に大きく貢献しています。それ以前から『夢がMORI MORI』『愛ラブSMAP!』などレギュラー番組での活躍は注目されていましたが、やはりファン以外に大きく広まったきっかけはスマスマだと思います。キムタクの古畑拓三郎、ゴローさんのサンキューゴローはこの年の紅白にも逆輸入されました。また、各メンバーそれぞれ歌以外で個別の出番を設けたのもこの年の紅白が初です。ただ草彅さんと香取さんは竹とんぼ占い(草彅さんが香取さんより竹とんぼを遠く飛ばしてしまって台本通りにいかなかったオチ)のセット出演で、個別の出番は次年以降になりました。

 

・まとめ

 SMAP絡みでTwitterに登録している名言は山のようにあるので、今後も記事にする機会は決して少なくないと思います。世代交代の目的もあったはずなので解散は仕方ない面もありますが、それでもやはりもう少しうまいやり方にして欲しかったとは今でも思います。とは言え5人、いや森さんも含めた6人の絆は深いようで、いつかまた何らかの形で勢揃いする姿を早くみたいですね。例えばそれが紅白だとしたら、第69回(2018年)のサザンオールスターズ並みあるいはそれ以上の出来事になりそうです。