今週のビルボードチャート～10/11（Ado、あいみょん、Mr.Children他）

2023.10.11

今週の初登場曲＆注目曲

・5位　NMB48「渚サイコー！」
　→CD発売初週・セールス1位（26.2万枚）

・14位　tuki.「晩餐歌」
　→9/29（金）配信開始　ストリーミング17位　ダウンロード5位

・19位　Ado「クラクラ」
　→10/4（水）配信開始　ダウンロード3位　ラジオ30位

・20位　BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE「All I Ever Wanted feat. GULF KANAWUT」
　→CD発売初週・セールス2位（3.4万枚）

・25位　しぐれうい「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」
　→2022/5/25発売アルバム『まだ雨はやまない』収録　動画再生2位

・43位　あいみょん「ノット・オーケー」
　→10/3（火）配信開始　ラジオ1位　ダウンロード8位

・55位　milet「Anytime Anywhere」
　→9/29（金）配信開始　ラジオ8位　ダウンロード11位

・64位　Vaundy「ZERO」
　→9/29（金）配信開始　ラジオ4位

・69位　Mr.Children「Fifty’s map ～おとなの地図」
　→10/3（火）配信開始　ラジオ12位　ダウンロード25位

　大幅ランクアップなど、注目のチャートアクションを見せたのは以下の曲です。

・1位　Ado「唱」（先週1位）
　→9/6（水）配信開始　ストリーミング・動画再生1位　ダウンロード2位　ラジオ7位

・2位　YOASOBI「勇者」（先週9位）
　→9/6（水）配信開始　ストリーミング・動画再生4位　ダウンロード1位　ラジオ5位

・7位　Jung Kook「3D (feat. Jack Harlow)」（先週17位）
　→9/29（金）配信開始　ストリーミング12位　ダウンロード9位　動画再生8位

・17位　超特急「Lesson II」（先週87位）
　→9/29（金）配信開始　ストリーミング9位

今週のピックアップ曲

NMB48「渚サイコー！ 」

　タイトルが示す通り、渋谷凪咲の卒業シングルとなった今作。全盛期の山本彩や渡辺美優紀も大人気でしたが、昨今のバラエティ番組での活躍ぶりは歴代の48グループ史上に残る物でした。いわゆる4846系の卒業シングルはおおよその歌詞が共通していてこの曲もそうですが、メロディアスでバンド系の音が目立つのはこれまでと異なる個性。かつては嵐、近年は乃木坂46で代表曲が目立つ作曲家・youth case視点で考えても重要な曲になるかもしれません。

Ado「クラクラ」


　続けざまの新曲は『SPY×FAMILY』OPテーマ。非常に強力なタイアップで、また大ヒットしそうな雰囲気です。楽曲はポップで明るいながら、どこか切なさもあるメロディーが秀逸。ボーカリスト・Adoの器用さもあらためて感じさせる作品に仕上がっています。アニメの尺が1分半と仮定してフルは3分、余計な部分が含まれない潔さも好感度高いです。

あいみょん「ノット・オーケー」


　少しボカした雰囲気のサウンドはシンプルなあいみょんらしさ、特にタイアップが無いからこその素直なメロディーが聴く人の耳を癒します。無理矢理？色々な格好にさせられるMVも何度も繰り返して見たくなる面白さ、非常に優秀な作品です。ファン度と満足度が比例しそうなタイプの楽曲ですが、案外これが一番再生数稼げる作品になりそうな予感もします。

Mr.Children「Fifty’s map ～おとなの地図」

　J-POPのMV史に燦然と輝く超名作「くるみ」から20年。これを再利用した映像に乗せられた楽曲もまた、新たな歌詞によく合う映像だったりして…。桜井さんをはじめとするメンバーもいまやみな50代。その域に達したからこそあらためて…という曲であるのは言うまでもありませんが、「くるみ」をリアルタイムで見たからこそ感じるラストショットの素晴らしさ。10代20代でミスチルの虜になった人は、おそらくそのまま60代70代になっても彼らの新曲に心動かされることになるでしょう。リアルタイム・J-POPバンドの偉大さをあらためて感じさせる傑作です。

 

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