【今週の総合ソング・チャート“JAPAN Hot100”】
1位 Number_i
2位 Ado
3位 YOASOBI
4位 Mrs. GREEN APPLE
5位 Kis-My-Ft2
6位 tuki.
7位 King Gnu
8位 Vaundy
9位 緑黄色社会
10位 YOASOBIhttps://t.co/QKb8CmfLg2 pic.twitter.com/Qt18Rm1GLI— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) January 10, 2024
12/27の初登場曲
・2位 桑田佳祐&松任谷由実「Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023」
→CDセールス4位 ラジオ1位 ダウンロード7位
・4位 ≠ME「アンチコンフィチュール」
→CDセールス1位
・5位 HKT48「バケツを被れ!」
→CDセールス2位
・28位 NEXZ「Miracle」
→動画再生2位 ダウンロード13位
・32位 PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS「想像以上」
→ストリーミング18位
・37位 PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS「CHOPPY CHOPPY」
→ストリーミング22位
・47位 THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「SOLDIER LOVE」
→ストリーミング27位
・75位 PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS「FLY UP SO HIGH」
→ストリーミング48位
・84位 JIMIN「Closer Than This」
→ダウンロード1位
・85位 SUPER☆GiRLS「Heart Diamond」
→CDセールス5位
・97位 なとり「Sleepwalk」
→ラジオ6位
・98位 生田絵梨花「ウィッシュ~この願い~」
→ディズニー映画『ウィッシュ』日本語版テーマソング
1/3の初登場曲
・3位 星野 源「光の跡」
→CDセールス2位 ラジオ1位 ダウンロード5位
・4位 KinKi Kids「シュレーディンガー」
→CDセールス1位 ラジオ7位
・33位 YOASOBI「HEART BEAT」
→ダウンロード3位 ラジオ45位
・92位 櫻坂46「君がサヨナラ言えたって…」
→ストリーミング80位
1/10の初登場曲
・1位 Number_i「GOAT」
→ダウンロード1位 動画再生1位 ストリーミング15位 ラジオ1位
・5位 Kis-My-Ft2「HEARTBREAKER」
→CDセールス1位
・31位 ヨルシカ「晴る」
→ダウンロード4位 ラジオ8位
・65位 [Alexandros]「todayyyyy」
→ラジオ7位 ダウンロード24位
2023年の紅白&年末歌番組効果
12/25~12/31が1/3付の集計、1/1~1/7が1/10付の集計です。紅白歌合戦を含めた年末番組効果ですが、今回は紅白・レコ大出演アーティストごとに表でまとめる形としました。
アーティスト | 紅白歌唱曲 | 1/10 順位 | 1/3 順位 | 12/27 順位 | 他ランクイン曲 (順位は1/10付のみ掲載) |
Ado | 唱 | 2 | 1 | 1 | 新時代(35) クラクラ(57) 私は最強(69) |
YOASOBI | アイドル | 3 | 2 | 3 | 勇者(10) 夜に駆ける(41) 群青(48) HEART BEAT(50) 祝福(53) 怪物(63) |
キタニタツヤ | 青のすみか | 11 | 15 | 18 | |
Mrs. GREEN APPLE | ダンスホール | 12 | 18 | 31 | ケセラセラ(4) Magic (18) Soranji (25) 青と夏(34) インフェルノ(36) 点描の唄 feat.井上苑子(47) 僕のこと(55) 私は最強(64) ANTENNA (76) ブルーアンビエンス feat. asmi (83) StaRt (86) |
10-FEET | 第ゼロ感 | 13 | 21 | 38 | |
新しい学校のリーダーズ | オトナブルー | 20 | 32 | 58 | |
NewJeans | OMG ETA Ditto | 32 51 22 | 60 – 46 | – – 80 | Super Shy (61) Hype Boy (94) |
あいみょん | 愛の花 | 27 | 79 | マリーゴールド(44) | |
MAN WITH A MISSION × milet | 絆ノ奇跡 | 39 | 58 | 95 | |
福山雅治 | 想望 | 43 | 47 | 53 | |
ano | ちゅ、多様性。 | 60 | 90 | ||
LE SSERAFIM | UNFORGIVEN feat. Nile Rodgers | 71 | – | – | Perfect Night (17) ANTIFRAGILE (98) |
MISIA | 愛をありがとう 傷だらけの王者 アイノカタチ | – – 72 | – – – | – – – | |
生田絵梨花 | ウィッシュ~この願い~ | 97 | 98 | ||
緑黄色社会 | キャラクター | 花になって(9) | |||
Official髭男dism | Chessboard | SOULSOUP (14) Subtitle (16) ミックスナッツ(46) Pretender (62) TATTOO (78) 115万キロのフィルム(87) | |||
星野 源 | 生命体 | 光の跡(23) | |||
NiziU | Make you happy | HEARTRIS (95) | |||
BE:FIRST | Boom Boom Back | Mainstream (100) | |||
imase | NIGHT DANCER | 82 | 83 |
12/27付の時点で紅白歌唱曲は発表されていますが、クリスマスソングのランクインが多いため順位の反映はほぼ1/3付となっています。今年は1/10付がまるまる1/1から、これがそのまま紅白効果に表れている状況です。
King & Princeから脱退した3人で結成されたNumber_iが1位を獲得したため、AdoとYOASOBIは順位こそ下げていますがポイントはそれぞれ406, 995増加。総合ポイントの上昇量もやはりYOASOBIがトップクラスを記録しています。
ビルボードの紅白効果がもっとも顕在化したのはNewJeansでしょうか。「Ditto」の上昇ポイント数は僅かですが「アイドル」より高いです。100位圏外だった「ETA」も51位まで上昇。圏外からのランクインだと大トリのラストで歌ったMISIA「アイノカタチ」が72位に再ランクイン、根強い人気が発表から5年経っても健在であることを証明する動きになっています。
アーティストで底上げが目立ったのはやはりMrs. GREEN APPLEでしょうか。レコ大受賞の「ケセラセラ」も紅白歌唱の「ダンスホール」も、それ以外も軒並み順位がアップしています。特に「StaRt」はライブ定番曲とは言え2015年発表の曲ですがこのタイミングでHot100に初登場、もっとも年明けCDTVスペシャルで歌ったのでその効果もありそうです。
ただ全体的に見ると、前回のVaundy「怪獣の花唄」みたいな勢力図が変わるチャートアクションは無し。今回放送後の動画で反応の多かった「アイドル」「唱」は現在進行形で上位に入ってる曲だったので、その点チャート的な派手さは今回やや少ないと考えて良さそうな雰囲気です。
今週のピックアップ曲
Number_i「GOAT」
満を持して新年元旦配信、やはり取り上げないわけにはいかないでしょう。平野紫耀・神宮寺勇太・岸優太の3人でTOBEからデビューしたグループ。YouTube再生回数約1週間で2000万、Spotifyでも間もなく300万。根強い人気が数字ではっきり表れています。
楽曲は前々回の紅白で歌った「ichiban」路線をさらに突き詰めた内容、全パートほぼラップでメロディーがありません。知らない人が見たらKing & Princeのメンバーだったことが全く分からない、そう思えるナンバーに仕上がっています。確かにこの路線、BTSを筆頭とするK-POPとも国内で台頭している男性ダンスグループとも少し違います。この曲が流行ることで日本のヒット曲の傾向が変わる可能性もありそうな雰囲気ですが、果たしてどうなるでしょうか。
星野 源「光の跡」
音こそ源さんらしさ全開ですが、往年のJ-POPらしい雰囲気がメロディーから感じられる新曲「光の跡」。『SPY×FAMILY』エンディングテーマというタイアップですが、作品のエンディングという観点で考えても人生をテーマにした曲ということを考えても実にしっくり来るナンバーです。こういう世相だからこそ沁みる、そんな曲でもあるような気がします。”言葉の説得力”、これがもっともしっくりくるナンバーではないでしょうか。
YOASOBI「HEART BEAT」
YOASOBIとしては大変珍しい5分半の長尺ナンバー。珍しいと言うより、そもそも5分を超えることが初めてのようです。メロディーはAyaseさんらしい傾向がよく表れていますが、バラードの曲調もYOASOBIとしてはやや珍しめ。ただこれだけ随所にコーラスが入るバラードは、YOASOBI以外でもあまり聴いたことないような気がします。MVでは最後にエンドロールが流れますが、全参加者の名前がクレジットされているコーラスの人数が凄いことになっていました。NHKの18祭テーマソング、1000人を超えるコーラスは収録に参加した皆さんのようです。
積極的なSNS配信やパフォーマンスを見ると、YOASOBIは2人だけでなく応援していくれる人支持する人全ての協力によってより大きな存在になっていることが、他のアーティスト以上によく分かります。
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