白14(全体29):星野 源(10年連続10回目)
・2003年デビュー、2010年ソロデビュー 第66回(2015年)初出場
・1981年1月28日生 埼玉県川口市出身
・楽曲:「ばらばら」(2010/6/23 アルバム『ばかのうた』収録)
詞曲:星野 源
・歌唱前テロップ:ギター弾き語りで届ける
・歌唱中テロップ:ギター弾き語りで届ける
・演奏時間:4分18秒
弾き語りということで久々にホールで歌うことも期待できましたが、今回もスタジオからパフォーマンス。その前の中継トークもすっかり恒例になっています。視聴者のメッセージを朗読、それを受けて「ありがとうございます、嬉しいです頑張ります」の一言のみ。楽しみですねと話す伊藤さんや有吉さんのコメントが、どこか空虚に聞こえます。
15秒近い静寂を経て演奏スタート、そのまま弾き語りでフルコーラス演奏となりました。1番の”本物はあなた わたしは偽物”、ここを”わたしも本物”に変えています。テンポは2010年アルバム収録の原曲より遅め。当時もSNSは既に登場していましたが、それに伴う問題は今ほど顕著にはなっていませんでした。
本来NHKスタッフたっての希望で「地獄でなぜ悪い」を選曲したところ、思わぬ外野の声で変更を余儀なくされたという経緯がありますが、これを選曲したことに源さんの源さんたる所以をあらためて感じた次第。怒っているというよりは失望している、と言うよりそんな現状でも明るいメッセージを伝えるのではなく”そのまま どこかにいこう”とあえて歌うことに意義を見出していたのかもしれません。オーディエンスのいない、僅かなスタッフのみが目の前にいるスタジオを選んだのも、考えれば納得のいく話です。いずれにしてもこのステージについてXにおける見解は本当に何でもありという状況で、文字通り「ばらばら」。おそらく源さんはこうなることも見据えていたはずで、それを見越してのパフォーマンスだったように私は感じました。
「皆さん…、良いお年を」、これだけ笑顔のない年末の定形挨拶もメディアでは初めて見たような気がします。いずれにしても今回の紅白歌合戦、源さんにとってはそれこそ「地獄でなぜ悪い」が出た頃の長期活動休止期間のように、今後の音楽活動において大きなターニングポイントになるような気がしてなりません。
ウラトーク
コカドさん帰還。「凄すぎた、見た?耳に入ってくる音の感じも全然違うし、凄いよ紅白!!」と大絶賛。Vaundyのステージも見られたようで、そこで転換の凄さも目撃したそう。「絶対見た方がええで!」ということで中岡さんに向けて最後のじゃんけんタイム。「負けてあげてや」とも言いますが、無情にも中岡さん3連敗。「ジャンケン最強!強すぎる。何なん?これは」とツッコむコカドさん、中岡さんにとっては源さんのステージが「なんか慰めのソングに聴こえてくる…」状況に。その後も暫しテンションだだ下がり、「悔しい…」と呟いています。「初めのももさんの入りとかビックリしたわ。ゾクゾクっとした」「俺の方がしてた」、最後の良いお年をは「こちらこそー」と返していました。
HAPPY NEW YEAR!
あけましておめでとうございます🐍今年はアルバムリリース&ツアーと盛り沢山の1年!
たくさん皆さんと一緒に素敵な時間を過ごせますように。
2025年も星野源をよろしくお願いいたします!#星野源 #2025年 #HappyNewYear pic.twitter.com/kG21cEa2c6— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) December 31, 2024
紅14(全体30):Superfly(3年連続8回目)
・2007年デビュー 第66回(2015年)初出場
・1984年2月25日生 愛媛県今治市出身
・楽曲:「Beautiful」(2015/5/12 配信先行シングル)…2年ぶり3回目
詞:越智志帆 曲:越智志帆 蔦谷好位置
・歌唱前テロップ:圧倒的な歌唱力で代表曲を
・歌唱中テロップ:自分らしく生きる”あなた”へ
・演奏時間:3分9秒
前回歌唱した第73回(2022年)はスタジオからの歌唱でしたが、今回はホールでの生歌唱。演奏も迫力満点で、見る前から完全に保証はされていますが見た後もやはりと思わせるような素晴らしいアクトでした。
ただ照明は明るすぎて白飛びする箇所あり、カメラクレーンに被る場面もあり。星空を模したCG映像も美しかったですが、演出については再考する余地もあるかなと感じた次第です。あとは紅白でこの曲を歌うのも3回目、次回以降も出演する場合そろそろ歌唱曲の固定化を防ぐ選曲も考えた方が良いような気もしています。新曲がヒットすればそれに越したことありませんが、そうでないとしても紅白で歌って欲しい曲は多々あるので…。
ウラトーク
中岡さんがこの曲の良さを力説、サビに至っては一緒に歌っています。本当に生で見たかったという気持ちが伝わってくる喋りでした。
🎍本年もどうぞよろしくお願いいたします🎍
Superfly 2025 カバーイヤー開幕!!
春にはカバーアルバムをリリース
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— Superfly_Official (@Superfly_staff) January 1, 2025
紅15(全体31):TWICE(2年ぶり5回目)
・2015年結成、デビュー 第68回(2017年)初出場
・25歳~29歳・9人組
・タイトル:「「TT ~Feel Special」スーパーメドレー」
楽曲1:「TT -Japanese ver.-」(2017/6/28 アルバム『#TWICE』収録)…5年ぶり3回目
詞1:Sam Lewis, Shoko Fujibayashi
曲1:Black eyed pilseung
楽曲2:「Feel Special -Japanese ver.-」(2020/9/16 アルバム『#TWICE3』収録)
詞2:J.Y. Park“The Asiansoul”, Natsumi Watanabe
曲2:J.Y. Park“The Asiansoul”, Ollipop, Hayley Aitken
・歌唱前テロップ:「TT ~Feel Special」スーパーメドレー
・歌唱中テロップ1:世界的大ヒットを記録した代表曲
・歌唱中テロップ2:”あなた”がいるから特別になる
・演奏時間:3分6秒
間もなくデビュー10周年を迎えるTWICEには、彼女たちに憧れる方々が大集合。EUNCHAE (LE SSERAFIM)、森田ひかる(櫻坂46)、山﨑天(櫻坂46)、KEIKO (ME:I)、KOKONA (ME:I)、MINJU (ILLIT)、IROHA (ILLIT)といった錚々たる面々です。ILLITのメンバーは9人と同じ白い衣装なので、半ばグループに混じっているような状況になっています。
コメントを求められたEUNCHAEにとってはデビュー前から憧れていた存在。「今こうして同じ舞台に立つことが出来て本当に嬉しいです」と、K-POPアーティスト同士でありながら日本語で話しています。お返しはMOMOが担当、嬉しいとともにステージも頑張りますと話しています。スタンバイ後は森田ひかるが「たくさん目に焼き付けたいと思います」とコメント。一瞬間が出来ましたが何とか担当の伊藤さんが繋げて、KOKONAを中心に7人で曲紹介。ベテランアーティストでは珍しくないですがダンスグループでこういった形の歌前トークは過去にあまり無かったので、かなり新鮮な光景でした。
「TT」は初出場の第68回、その後第70回のメドレーでも披露されました。日本でもっとも知られている曲という位置づけですが、過去2回のような流行的な消費ではなく時を経てあらためての再パフォーマンスで見るこの曲はまた格別。後ろのCG映像もアーティストイメージ以上でも以下でもないあくまで彩りを添えるのみの内容、風格さえも感じますがその後の「Feel Special」もまた素晴らしいステージ。アカペラで歌うジヒョはグループのリーダー、そこには長きにわたって日韓のポップスを背負う自信と覚悟が声・表情に表れていました。こちらはもう少し長く見たかった所ですが、今回ばかりは2曲やることに意義があるという面もあります。
気がつけば多くの後輩に憧れられる存在になったTWICEは、現在も日韓両国果てはそれ以外の国でも大人気のアーティストになっています。ルセラは既にそうですが、いずれ櫻坂46やME:Iも日本だけでなく韓国でも大ヒットして、それ以外の国でも多々ライブを行うグループに成長するのかもしれません。K-POPが日本で大ヒットするケースは多いですが、その逆がもう少しあっても本来ならば不思議でないはずで…。
ウラトーク
ゲストになんと椎名林檎とももが登場。林檎さんはなんとコカドさんに弊社の生地をプレゼント、サプライズなのでロッチの2人は完全にテンパっております。
25年前に大阪から上京する時の深夜バスでずっと林檎さんの曲を聴いていたと直接伝えるコカドさん、彼女とは同い年。プレゼントした生地はお札柄、グッズで用意する機会が多いからお裾分けしたのだとか。
紅白の舞台は「リラックスしちゃって、いつも通り」「楽しく歌えました」と話すももさん。2人の歌声の相性の良さは、彼女自身がそう思うほど。「貫禄がすごくて、この大舞台でも全然物怖じしない」「ほんと逆に緊張しちゃって」と林檎さんも驚くほどの精神力です。降ってきたお札は「思わず拾って帰ってきちゃいました」とももさん、この演出や衣装については林檎さんによると「ああいう感じでツアー回ってたのでそのまま」「景気の回復っていうツアーだったもんですから」。
カニの季節に合わせて福井から始めたと話すツアー、ちなみに中岡さんが一番好きな食べ物もカニ。「いろんなグルメ番組撮ったカメラマンに、中岡くんが蟹の身とるの芸能界でたぶん一番上手いと言われました」ほどの好物、「ご一緒したいです」「そういうのNHKじゃないかな、テレ東かな。放送局のお金で行く場合」と林檎さんノリノリです。
TWICEのジヒョは、「ヴェルサーチェ」2024年秋冬コレクションのドレスを身に纏ってオープニングに登場。#FS衣装情報 #NHK紅白@nhk_kouhaku https://t.co/0sqmDvrviK pic.twitter.com/cuBEfV8X1B
— FASHIONSNAP (@fashionsnap) December 31, 2024
白15(全体32):Number_i(初出場)
・2023年結成、2024年デビュー
・27~29歳・3人組
・楽曲:「GOAT」(2024/1/1 配信シングル)
詞:Pecori SHUN MONJOE
曲:SHUN MONJOE Pecori
・歌唱前テロップ:”史上最高”を意味する「GOAT」
・歌唱中テロップ:衝撃のデビュー曲
・演奏時間:2分36秒
神宮寺さん、岸さん、平野さんそれぞれコメントが用意されている歌前トークを経て歌に入ります。少し岸さんのコメントが上手くなく、変な間が生まれる瞬間もありました。そして審査員の横浜流星は伊藤さんの「(ステージ)のどこに注目されますか?」の質問に「どこ?」と返す天然っぷり。と言いつつも一応は全てと答え、悔いなくやり切って欲しいとメッセージは残します。
キンプリ5人体制ラスト紅白の「ichiban」が既にヒップホップ色満載のステージでしたが、この「GOAT」は更にその路線を進化させたような内容。タイトル連呼部分以外は全てラップパート、そこに激しい振付が加わっています。大人数のダンサーも加わって迫力満点、本当に気がつけばステージが終了していたという状況でした。フルコーラスが2分37秒なのでカットは無し、個々のメンバー的には6回目の出場ですがそれらしいキャリアを十二分に活かした内容。2025年以降も、再び紅白歌合戦に欠かせない存在になることは間違い無さそうです。
ウラトーク
紅白が終わってからの過ごし方の話、林檎さんの場合は「(楽屋で)声が聞こえてくる」「そこまで盛り上がれないですね、皆さん慌ただしくて」。もっと居て色々話を聞きたいところですが、残念ながらここで退席。なおNumber_iのことも林檎さんは好きなのだそうです。
Thank you #NHK紅白 Kohaku Utagassen !#最GOAT2024
“GOAT” (Official Music Video) 🎥https://t.co/Tp5pMKw3VP
Listen to “No.Ⅰ (Deluxe)”🎧https://t.co/i7MFxnPBpN
Purchase “No.Ⅰ”💿
🛒https://t.co/eW00RCkWr5#Number_WiNTER pic.twitter.com/LJqd2xk4Wo— Number_i_staff (@number_i_staff) December 31, 2024
特別1(全体33):B’z(初出演)
・1988年デビュー
・60~63歳・2人組 岡山県・大阪府出身
・楽曲1:「イルミネーション」(2024/10/7 配信シングル)
・楽曲2:「LOVE PHANTOM」(1995/10/11 CDシングル)
・楽曲3:「ultra soul」(2001/3/14 CDシングル)
詞:稲葉浩志 曲:松本孝弘
・歌唱前テロップ:「おむすび」主題歌「イルミネーション」
・歌唱中テロップ:紅白初登場
・演奏時間:7分54秒
「B’z ついに紅白に登場」のテロップ、多大なる実績・功績が映像で紹介されます(ナレーション:有吉弘行)。同時に主題歌を手がけた連続テレビ小説『おむすび』も紹介されました。もちろんヒロインの橋本さんもパフォーマンスを楽しみにしているという中で、会場の裏から「結~」の声。共演者の佐野勇斗・仲里依紗・麻生久美子・北村有起哉が登場、全くのサプライズで橋本さんとんでもない驚きの表情を見せます。
母親役の麻生さんも父親役の北村さんも娘の司会を大絶賛、とは言えお父さんは「12時までには帰って来なさいね」と役に忠実なコメントを用意しています。もちろん曲紹介は橋本さんが担当。「私自身も私が演じる結ちゃんも本当に挫けそうな時に何度もこの楽曲に救われてきました。困難に立ち向かうあなたに届きますように。B’zで、「イルミネーション」」。
正直最初に『おむすび』のオープニングを見た時はB’zらしくない曲だと感じましたが、スタジオから鳴らされる音と画面を見るとそれは紛れもなくB’zの音。事前収録と思われるのは惜しいところですが、そもそも35年近く大ヒットを続けているのに紅白歌合戦に呼べなかった国民的アーティスト。まだこの時点では、出てくれるだけでも大変有り難いという気持ちになったものです。
「イルミネーション」の演奏はもちろんフルコーラス、これが終了した時点で司会者もおそらく観客も大満足、余韻に浸るムードになっていますが、画面の2人はスタジオのセットから階段を降り始めます。その時おそらく会場では大画面スクリーンが舞台袖もしくは天井に移動、裏でバンドメンバーや楽器がスタンバイされていることに会場からどよめきが少しずつあがり始めます。
やがて始まる弦楽器の音、奏でられる旋律は紛れもなくあの曲のもの。その瞬間、とんでもない歓声があちこちから挙がり始めます。上手側から松本さんが登場して右手を挙げ、あの有名な英語のアナウンスが流れ始めると稲葉さんが颯爽と登場。1995年の大ヒット曲「LOVE PHANTOM」の演奏が始まります。
炎の演出がバリバリに入りますが、1番冒頭は明らかにマイクの調子が良くありません。そのただならぬ雰囲気に、音声の方々も飲まれてしまったのでしょうか。もっとも稲葉さんの声はこの状態でも完全にオフにならずちゃんと聴こえる状況、実際は隣のマイクが声を拾っていたとか…。CD売上などの実績はもちろん日本で他に類を見ないものですが彼らのライブはもっと伝説級、ボーカリストとしての稲葉さんのレジェンドがまた一つ加わる形になりました。
サビ+1コーラス、それだけでも終わってもバリバリに成立しているのですが、さらにドラムの音をきっかけに国民的アンセム「ultra soul」の演奏が始まります。観客席は自然と総立ち、時折映る司会者4名もテンションが上がりきっております。会場中で”ハイ!”のコールがここまで合っているのは、おそらくこれまでの紅白歌合戦史上無いことです。橋本さん大感激、伊藤さん大笑い、有吉さんもテンション最大フルマックスの進行。「良いお年を」とメッセージを残す稲葉さんは最高に絵になっています。直後に鈴木アナもマイクトラブルの件を謝罪していますが、直後に喜びのポーズを取るくらいに魅了され切っている状態です。
確かに私はB’zの出演が決まった時にこの光景を期待していましたが、本当に見せられるともう圧巻感動テンション爆上がり。B’zの前にB’z無し、B’zの後にB’z無し。ここまで観客とステージが一体になった光景は、今後の紅白ではまずお目にかからないように思います。紅白歌合戦の歴史においてもB’zのアーティスト史においてもJ-POP史上で考えても、間違いなく何十年後も後世に語られる伝説のステージでした。
ウラトーク
赤木アナ曰くB’zもリハを締め出された系のステージだそう。『おむすび』は中岡さんが全話欠かさず見ているようです。「ホールからの曲もあるというふうには聴いているので」とは、赤木アナが曲紹介の時にチラッと話していました。スタジオでのパフォーマンスを堪能するコカドの2人、中岡さんはここでも少しですが口ずさんでいます。テレビの副音声ではややボソボソ喋る中岡さんの声が、稲葉さんの歌声に完全に負けていました。
当然こちらでもスタジオの時点で余韻に浸っていますが、ホールに来るという演出はスタッフからも「マジ?マジ?」の声が一斉に挙がっていたようです。「小杉さん見てる?」「いや、ブラマヨの小杉さんメチャクチャ好きやけど」。ちなみにB’zの2人が隠れていた場所はウラトークエリアのすぐ近く、サプライズよりそれに対して2人が驚いていました。たださすがに「ultra soul」の演奏開始にはさらに大声をあげて驚いています。
「ultra soul」はコントで使わせてもらった曲で、「謝らなあかんわ」と思わず話す中岡さん。例の場面ではこちらでも自動的に”ヘイ!”の掛け声が挙がっていました。マイクトラブルはウラトークのメンバー気づかず、それだけこちらでも熱狂していたということです。
【B’z PARTY】
あけましておめでとうございます。
今年も、松本さん、稲葉さんから、B’z PARTY会員の皆さまへ、NEW YEARメッセージをいただきました!ぜひご覧ください!本年もご声援よろしくお願いいたします!https://t.co/GE1jImNE8V pic.twitter.com/wo2kATRdUA
— B’z (@Bz_Official) December 31, 2024
白16(全体34):藤井 風(2年ぶり3回目)
・2010年活動開始、2019年メジャーデビュー 第72回(2021年)初出場
・1997年6月14日生 岡山県浅口郡里庄町出身
・楽曲:「満ちてゆく」(2024/3/14 配信シングル)
詞・曲:藤井 風
Gt:DURAN Ba:小林修己 Dr:佐治宣英 Key:Yaffle
・歌唱前テロップ:NYから生中継で届ける
・歌唱中テロップ:NYの街から生中継
・演奏時間:5分9秒
こんなとんでもないステージの後に歌うのは本来ならば災難以外何者でもありませんが、確かに稲葉さんと同じ岡山県出身で、3年前に伝説を残した彼ならばいけそうな感じはします。一旦2024年の活躍とニューヨークとの縁をまとめた映像を挟んで曲紹介、この生中継も事前報道では知らされていないサプライズでした(さすがに台本には反映されているようですが)。もっとも司会陣は特に伊藤さんが興奮収まっていない様子で台本の喋りが超早口、そこで「呼吸が早くなっていますね」と指摘して冷静に笑顔で進行する橋本さんは早くも切り替え終了。彼女の心臓は一体どうなっているのでしょうか、不思議でなりません。
屋内の机に座った状態で歌う風さん、アルバムのページをめくっています。歌いながら立ち上がり、マフラーを巻き大きなバッグを持ちますが、バッグは置いていくようです。倉庫から外に出て街の子どもと交流しながら歌う姿はMVのようですが、LIVEと書いているので紛れもなく生歌唱。この文字が無かったらまたNHKホールにワープしそうで、気が気ではありません。バンドメンバーは風さんが歩くルートの脇で演奏、ギターは他のメンバーと離れた場所で音を奏でています。はっきり言うと、イヤモニが無ければ絶対に成立しない演出でもあります。
エレベーターらしき乗り物でたどり着いた建物の屋上では、ニューヨークの街並を一望できる風景が目に入ります。時差14時間、午前8時過ぎの現地はこれから大晦日が始まろうとしています。それにしても本来なら何回も何回も撮り直しを重ねて作られるであろうパフォーマンスを、今回は失敗の許されない生歌唱一発撮り。本人はもちろん、スタッフ全員の度胸も常人離れしています。肝が座っているという慣用句では、到底片付けられないレベルです。
仰向けになり、薔薇の花が捧げる最後の演出。もう芸能というより芸術、アートの領域に入っていました。パフォーマンス終了後に司会者との中継もあり、そちらは一瞬戸惑いますが何とか起き上がってくれてやり取り開始。「みんなに幸せになってくれたらそれが一番いいんで、宜しくお願いします!」、2025年がこういう年になって欲しいと願う風さんにまたファンも視聴者も感服させられたのではないでしょうか。
ウラトーク
興奮冷めやらぬ中、ゲストにDa-iCEの4人が登場。花村さんはけん玉参加のため席を外しています。先ほどまで裏にいたようで、「マジかよ」とザワザワした声の持ち主は彼らでした。「こういうの教えておいて欲しいっすよね~」と思わず口走る場面も。
#ウラトークでパフォーマンスの感想が多数送られています。「思ったより、やっぱり楽曲が楽しめる楽曲なので」、案外メンバーは緊張していなかったそう。冒頭リモコンを持つ手が震えていた件は「みたいですね」「あんま記憶が無くて」。緊張していたのはオープニング、錚々たる方を目の当たりにして「実在するんだ」「僕らはGLAYさんの横に」。グループ名はGLAYさんの楽曲の中の歌詞から取っていたので感慨深く、ただ「そこがピークで」の一言にはさすがにコカドさんがツッコミを入れていました。
一緒に見ていたこっちのけんとは片足立ちを心配していたと報告しますが、幸い誰も失敗しなかったようで。メンバーはしっかり寝られた人も3時間しか寝てない人もいて様々。突撃取材については一緒に写真撮ったと中岡さんが自慢、ただDa-iCE側にとっては「割とバタバタした時にいらっしゃった」。スタッフに中岡さんが来ることは伝わってなかったので、現場は少しピリピリしていたのだとか…。ステージ上はあっという間、他のアーティストとの会話はやはりけんとさんが多かった模様。「となりのけんと」「こっちのDa-iCE」状態だったようです。
Happy new year!!
2025年もよろしくお願いいたします🌞Photo by Tomoyuki Kawakami pic.twitter.com/S6xvctAhwg
— Fujii Kaze Staff (@fujiikazestaff) December 31, 2024
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