2016年最後の夜。2017年が皆さんにとって夢が叶う、そんな素晴らしい一年になるよう、願いを込めたスーパーヒットメドレーを嵐が贈ります。第67回NHK紅白歌合戦、歌い納めです。「嵐×紅白 スペシャルメドレー」です。どうぞ。(第67回・有村架純)
— 平成の紅白名言集 (@kouhakumeigen2) May 15, 2021
2016年・第67回NHK紅白歌合戦。この年の紅白はシン・ゴジラやタモリ&マツコ・デラックスの寸劇映像が随時挿入されるという歴代屈指のカオスな回でした。そんな中で司会を務めたのが、白組が嵐の相葉雅紀さんで紅組が有村架純さん。司会初体験の有村さんを相葉さんが支える予定のところ、当の相葉さんにミスが連発して思い通りにいかない状態。視聴者審査で白組有利も最終審査で勝敗が覆り、相葉さんにとっては何とも気の毒な結果に終わったことが印象深いです。
この年の紅白歌合戦で大トリを務めたのは、嵐でした。第60回以降12回連続出場で白組トリは2年前の第65回に経験していますが、大トリはこの時が初めて。第21回の美空ひばり以来となる司会の大トリ、個人的には曲紹介にも注目していましたが、結果は有村さんが全く違和感のない形で5人を送り出す曲紹介となりました。
ステージは「A・RA・SHI」「Happiness」「One Love」の3曲メドレー。大団円のステージ演出と相葉さんの涙が印象的な内容でした。詳しくはまたそのうち紅白ブログからこちらへ本編レビュー再録を予定していますので、その時に見てください。
下に、過去に出場歌手・司会を務めた方の曲紹介の表を作ってみました。様々なパターンがありますが、多くは司会経験が豊富な人が紹介するケースが多いです。対戦相手の司会が務める機会は少なくないですが、当時の司会経験や大トリ兼任というレア度を考えると、やはり有村さんに任せたスタッフはかなり度胸があると考えて良さそうです。もっともこの年の総合司会は音楽番組の経験がほとんどない武田真一アナ、そうなると有村さんを選ぶ選択肢が一番良いということでしょうか。文章はここまでで、以下は表のみとなります。あまり過去こういった表を作る人もいなかったはずなので、是非ゆっくり見てください。
・歴代司会者のステージの曲紹介
該当回 | 該当司会者 | 肩書 | 歌唱曲 | 曲紹介担当 | 肩書 | 備考 |
第14回(1963年) | 江利チエミ | 紅組司会 | 踊り明かそう | 宮田輝 | 白組司会 | 史上初の歌手兼任司会 |
第19回(1968年) | 坂本九 | 白組司会 | 世界の国からこんにちは | 宮田輝 | 総合司会 | 白組歌手総出のステージ |
第19回(1968年) | 水前寺清子 | 紅組司会 | 男でよいしょ | 宮田輝 | 総合司会 | 紅組歌手総出のステージ |
第20回(1969年) | 伊東ゆかり | 紅組司会 | 宿命の祈り | 宮田輝、水前寺清子 | 総合司会、紅組歌手 | |
第20回(1969年) | 坂本九 | 白組司会 | 見上げてごらん夜の星を | 宮田輝、伊東ゆかり | 総合司会、紅組司会 | |
第21回(1970年) | 美空ひばり | 紅組司会 | 人生将棋 | 宮田輝 | 白組司会 | 司会兼大トリは昭和だと唯一 |
第22回(1971年) | 水前寺清子 | 紅組司会 | ああ男なら男なら | 佐良直美 | 紅組歌手 | 紅組歌手総出のステージ |
第23回(1972年) | 佐良直美 | 紅組司会 | オー・シャンゼリゼ | 佐良直美 | 紅組司会 | 白組歌手とのやり取りからそのまま歌い出す |
第24回(1973年) | 水前寺清子 | 紅組司会 | いっぽんどっこの唄 | 佐良直美 | 紅組歌手 | |
第25回(1974年) | 佐良直美 | 紅組司会 | 花のフェスティバル | 水前寺清子 | 紅組歌手 | 紅組歌手総出のステージ |
第26回(1975年) | 佐良直美 | 紅組司会 | オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ | 水前寺清子 | 紅組歌手 | 紅組歌手総出のステージ |
第27回(1976年) | 佐良直美 | 紅組司会 | ひとり旅 | 浅茅陽子、仁科明子 | 紅組応援団長 | |
第28回(1977年) | 佐良直美 | 紅組司会 | ラヴ・ミー・テンダ~ハウンドドッグ | 山川静夫 | 白組司会 | 前ステージ(菅原洋一)から2曲続けての曲紹介 |
第30回(1979年) | 水前寺清子 | 紅組司会 | 涙を抱いた渡り鳥 | ジュディ・オング、金田たつえ、小林幸子 | 紅組歌手 | 紅組歌手総出のステージ、初出場の3人が曲紹介 |
第36回(1985年) | 森昌子 | 紅組司会 | 愛傷歌 | 水前寺清子 | 紅組歌手 | 紅組トリ |
第37回(1986年) | 斉藤由貴 | 紅組司会 | 悲しみよこんにちは | 目加田頼子 | 紅組司会 | アナウンサーとの司会2人体制 歴代連続テレビ小説主演経験者の藤田弓子・浅茅陽子・沢口靖子が応援 |
第37回(1986年) | 加山雄三 | 白組司会 | 今は別れの時 フェアウェル | 千田正穂 | 白組司会 | アナウンサーとの司会2人体制 |
第38回(1987年) | 加山雄三 | 白組司会 | 海、その愛 | 渡辺謙、三浦友和、西郷輝彦 | ゲスト | 同年放送の大河ドラマ『独眼竜政宗』出演者 |
第38回(1987年) | 和田アキ子 | 紅組司会 | 抱擁 | 加山雄三 | 白組司会 | 紅組トリ |
第39回(1988年) | 和田アキ子 | 紅組司会 | だってしょうがないじゃない | 小林幸子、佐藤しのぶ、瀬川瑛子 | 紅組歌手 | |
第39回(1988年) | 加山雄三 | 白組司会 | マイ・ウェイ | 五木ひろし、森進一 | 白組歌手 | |
第40回(1989年) | 武田鉄矢 | 白組司会 | 声援 | 谷村新司、堀内孝雄 | 白組歌手 | 第2部トップバッター |
第41回(1990年) | 西田敏行 | 白組司会 | もしもピアノが弾けたなら | 三田佳子 | 紅組司会 | |
第48回(1997年) | 中居正広 | 白組司会 | ダイナマイトセロリ!(SMAP) | 中居正広 | 白組司会 | グループ歌手が司会を務める初の例、第2部トップバッターで自ら曲紹介 |
第49回(1998年) | 中居正広 | 白組司会 | 夜空ノムコウ(SMAP) | 久保純子 | 紅組司会 | |
第57回(2006年) | 中居正広 | 白組司会 | ありがとう(SMAP) | 三宅民夫 | 総合司会 | |
第58回(2007年) | 中居正広 | 紅組司会 | 弾丸ファイター 紅白SP(SMAP) | 笑福亭鶴瓶 | 白組司会 | 紅組司会が白組歌手として登場した例はこの時が唯一 |
第59回(2008年) | 中居正広 | 白組司会 | この瞬間、きっと夢じゃない 紅白SP(SMAP) | 仲間由紀恵 | 紅組司会 | |
第60回(2009年) | 中居正広 | 白組司会 | そっと きゅっと~世界に一つだけの花(SMAP) | 阿部渉 | 総合司会 | |
第61回(2010年) | 嵐 | 白組司会 | 2010紅白オリジナルメドレー | 中居正広(SMAP) | 白組歌手 | 史上初のグループ司会 |
第62回(2011年) | 嵐 | 白組司会 | 2011紅白オリジナルメドレー | 井上真央、北島三郎 | 紅組司会、白組歌手 | |
第63回(2012年) | 嵐 | 白組司会 | New Year’s Eve Medley 2012 | 堀北真希、綾瀬はるか | 紅組司会、ゲスト審査員 | |
第64回(2013年) | 嵐 | 白組司会 | New Year’s Eve Medley 2013 | 綾瀬はるか、滝川クリステル | 紅組司会、ゲスト審査員 | |
第65回(2014年) | 嵐 | 白組司会 | 2014 Thanks Medley | 岡田准一、井ノ原快彦(V6) | 白組歌手 | 白組トリ V6はこの年初出場 |
第66回(2015年) | 井ノ原快彦 | 白組司会 | ザッツ!V6メドレー(V6) | 有働由美子、近藤真彦 | 総合司会、白組歌手 | |
第67回(2016年) | 相葉雅紀 | 白組司会 | 嵐×紅白スペシャルメドレー(嵐) | 有村架純 | 紅組司会 | 大トリ 曲紹介前にメンバーが1人ずつメッセージ |
第68回(2017年) | 二宮和也 | 白組司会 | 嵐×紅白スペシャルメドレー(嵐) | 内村光良 | 総合司会 | |
第69回(2018年) | 櫻井翔 | 白組司会 | 嵐×紅白スペシャルメドレー(嵐) | 内村光良、嵐 | 総合司会、白組歌手 | 大トリ 内村の紹介後、映像を挟んで嵐のメンバーが1人ずつメッセージ |
第70回(2019年) | 櫻井翔 | 白組司会 | 嵐×紅白スペシャルメドレー(嵐) | 内村光良 | 総合司会 | 大トリ |
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