第76回(2025年)NHK紅白歌合戦~その2~

白3(全体5):King & Prince(3年ぶり6回目)

・2015年結成、2018年デビュー 第69回(2018年)初出場
・26歳・2人組 東京都/神奈川県出身
・楽曲:「What We Got ~奇跡はきみと~」(2025/5/23 配信シングル)
  訳詞:King & Prince
  曲:Andy Dodd / Klara Elias / Alma Goodman / Tony Ferrari
・歌唱前テロップ:パフォーマンスのテーマは’友情’
・歌唱中テロップ:友情を歌う ミッキーのテーマソング
・演奏時間:2分5秒

 キンプリ2人の横にはミッキーマウスミニーマウスが準備万端。3年ぶりの紅白について永瀬さんが喋った後、「ここに来られて嬉しいよ」「とってもワクワクしてるの」とミッキーとミニー。ディズニーもいまや完全に紅白歌合戦をレギュラー番組としていますが、台本にセリフが用意されたのは初めてのことです。

 ミッキーマウス、ミニーマウスの他に風船を持った正装の男女ダンサーが無数。背景も109がミッキーのロゴになっていて、夢の世界を細部まで再現しています。中盤からは司会者席を経て最後は客席内に移動、そこから次の曲紹介まで行う2人。とても爽やかな空間を作り上げていました。

ウラトーク

 自身の出番には手応えあったようですが、「でも有吉さんが、いつもやったらもっと絡んでくれんねん。余裕ないわ」。本当なら5分くらい絡みたかったとまで話していますが、さすがにこれにはユースケさんも「放送事故なんで」と呆れ気味。

 ステージにいるキンプリに向かって手を振る津田さん。林田アナはミニーの瞬きにフォーカスを当てます。後ろの背景がミッキーマウスになっていることも発見。ノリが良い、かわいらしい、平和と軽く感想を述べた後、早くも次の出番がいつかと待ちわびる津田さん。目の前を通るミッキーたちに手を振るウラトーク席、声を上げながら楽しんでいます。

 

紅3(全体6):ILLIT(2年連続2回目)

・2024年結成・デビュー 第75回(2024年)初出場
・17歳~21歳・5人組 韓国/福岡県/東京都出身
・楽曲:「Almond Chocolate」(2025/2/14 配信シングル)
  詞曲:Pdogg / Nakajin / Takahashi Shiho / GHSTLOOP
・歌唱前テロップ:今年日本デビュー 5人組ガールグループ
・歌唱中テロップ:グループ初の日本オリジナル曲
・演奏時間:2分7秒

 前回は全編韓国語のダンスナンバーでしたが、今回は日本オリジナルのメロディアスなナンバー。したがってステージの雰囲気は全く異なります。ただ白を基調とした衣装は2年連続、前回と共通しています。

 日本的な感覚だとかなり懐かしい雰囲気ですが、K-POPという観点から見ると新しくもある不思議な曲です。このジャンルはダンスだけでなく歌も鍛えられているのでこちらも言うこと無し、声も含めた5人の美しさに思わず見惚れてしまうステージでした。

ウラトーク

 グループの概要について林田アナが説明、津田さんはこのグループについて詳しいと自称。「どんなところがお好きですか?」「かわいいところ!」…とは言え「なんかまた一気にちょっと雰囲気変わった」という感想が出る辺り全く知らないわけではなさそうです。西澤(=ユースケ)は流行の歌は知らないものの歌える曲は歌うと津田さんが注目ポイントとして挙げています。ネットからの声、「ウラトークを聴いてるから歌が聴こえへんって夫が怒ってます」。これには2人もクレーム、ただこの曲に関してはユースケさんより津田さんの方が歌ってます。

 

紅4(全体7):天童よしみ(29年連続30回目)

・1970年デビュー 第44回(1993年)初出場
・1954年9月26日生 大阪府八尾市出身
・タイトル:「あんたの花道 ~ミャクミャクダンスSP~」
・楽曲:「あんたの花道」(2002/1/23 CDシングル)…2年連続6回目
  詞:木下龍太郎 曲:安藤実親
  振付:SACO MAKITA
・歌唱前/歌唱中テロップ:FRUITS ZIPPER CANDY TUNEも参戦!
・演奏時間:2分14秒

 大阪関西万博と、そこで活躍するミャクミャクのダンスが映像で紹介されます(ナレーション:津田健次郎)。ミッキーミニーに続いて、ミャクミャクもセリフが用意されてしっかり喋っています。この後に登場する&TEAMもここで紹介、今田さんとKさんが世界陸上で共演したことを有吉さんが話題にしています。

 舞台下手側にCANDY TUNE、上手側にFRUITS ZIPPERをしたがえて一緒にダンスするミャクミャク。その後ろから登場する天童さんは銀色のミラーボールみたいな衣装、小さなミャクミャクを乗せた髪飾りもこさえてインパクト十分。歌の間に妙な声が聴こえますが、これはミャクミャクの掛け声。合いの手を入れるマスコットキャラクターは、もしかするとふなっしー以来かもしれません。ただあの時はあくまで非公式、今はいよいよマスコットキャラクターも喋るのが当たり前の時代になりつつあるのでしょうか…。

 今回の主役はやはり踊るミャクミャク、間奏は編曲を変えて完全に彼のオンステージでした。もっともその間あまり映ってはいませんが天童さんもなかなかの動きでダンス披露、前後のILLIT&TEAMにも負けないステージに十分なっていたのではないかと感じます。

 

ウラトーク

 津田さんは万博にプライベートで1回・ロケで2回来訪。イタリア館が印象に残ったとのことです。一方ユースケさんは「あえて行きませんでした」「行ったら虜になりすぎて、そのことばっかり考えてまいそうやったんで」

 ここでまず最初のゲスト、郷ひろみが登場。津田さんをゴイゴイスー呼ばわりしています。オープニングステージをやたら称賛する2人、ステージに目を向けてミャクミャクのダンスは「僕よりキレてますよ」。激しいダンスを大絶賛、郷さんはミャクミャク以上に天童さんを凄いと話しています。

 

白4(全体8):&TEAM(初出場)

・2022年結成、デビュー
・19歳~28歳・9人組 日本/韓国/台湾出身
・楽曲:「FIREWORK」(2023/6/14 EP『First Howling : WE』収録曲)
  詞曲:FRANTS / “hitman” bang (FRANTS / syudou / Jacob Aaron (THE HUB) / Andy Love (THG) /Soma Genda / Alex Karlsson / “hitman” bang / Ohashi Chippoke / THE HUB 88 / Melanie Fontana / Lindgren
・歌唱前テロップ:息のあったシンクロダンスに注目
・歌唱中テロップ:今年 日韓でミリオンヒット
・演奏時間:2分9秒

 ビックリするくらいキレがあってスピーディーな振付、メロディアスな楽曲にも非常に合っています。激しいダンスステージはここ数年の紅白でも多くなっていますが、これだけシャープさを感じさせるステージもあまり無かったような気がします。後ろの映像とも非常にマッチしていて、良い内容でした。

ウラトーク

 踊りの凄さを絶賛するウラトーク席、「僕だったら階段見ながら降りますからね」「名前言うの忘れてましたね」から声で分かるとの話、そこから「たとえゴイゴイスーと言っても分かりますか?」との話へ展開。津田さんの母親が郷さんの大ファン、テレビの番組で津田さんの家に来たこともあるようですが…。当の郷さんは明らかに忘れていたご様子で、2人ともツッコミの嵐でした。

 というわけで、郷さんここでゴイゴイスーを早口で5連発。終わってみれば階段を降りた所しかまともに歌を聴いていない結果となりました。ちなみにこのウラトークでゴイゴイスーを言った数は、津田さんよりも郷さんの方が多かったみたいです。

 

紅5(全体9):LiSA(4年ぶり4回目)

・2010年デビュー、2011年ソロデビュー 第70回(2019年)初出場
・1987年6月24日生 岐阜県関市出身
・楽曲:「残酷な夜に輝け」(2025/7/19 先行配信)
  詞・曲:梶浦由記
・歌唱前テロップ:劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 主題歌
・歌唱中テロップ:「鬼滅の刃」SP映像とコラボ
・演奏時間:2分29秒

 ステージ脇にはまずM!LKの5人が登場。「じいちゃんばあちゃん見てる?」を、1個言いたかったこととして挙げる佐野勇斗。流行語大賞にビジュイイじゃんがノミネートされたことを受けて、「それでは披露して頂きましょう。今日我々のこの感じはいかがでしょうか?」「(5人揃って)イイじゃ~ん!!」。今回は台本担当が交代したのでしょうか、どうもセンスが足りていません。「さあそれではパフォーマンスにまいりましょう…まずはLiSAさんです、こちらをご覧ください」、ここから『鬼滅の刃』紹介映像が流れた後司会者による曲紹介を経て彼女のステージ開始。歌唱順通りなら先に映像を紹介してからM!LKとのトークになるはずで、段取りがおかしいです。指示間違いなのか元の台本がそうなのかは分からないですが、後者だと結構根本的な問題ではないかと感じます。

 大画面の『鬼滅の刃』映像をバックに歌う彼女も、令和の紅白ではよく見られる光景になりました。ただここまでの8組が盛り上げあるいはダンス系、ソロの歌声が会場中に響き渡るステージは余計に迫力を感じます。大熱唱のステージでした。髪をピンクに、衣装を白いドレスにした紅白仕様の姿も印象的です。

ウラトーク

 「長袖をください」を自ら名ゼリフと語る津田さん。ですのでM!LKはライバルのようです。

 紅白のステージは特別と話す郷さん、出場回数38回は全紅白の半分。「同い年くらいやと思ってました」など、ユースケさんの喋りが若干適当です。特別なことは何もしていない、「ゴイゴイスーと言ってるくらいですよ」と津田さんまた郷さんにセリフを取られてます。

 『鬼滅の刃』は津田さんも郷さんも見てるとのことですが、ユースケさんはまた「僕はあえて見てないです」という具合。最新作も見た郷さんは、ステージを見て映画のことを思い出すとも話していました。映像も歌声もベタ褒めしています。

 

白5(全体10):M!LK(初出場)

・2014年結成、2015年デビュー
・23歳~27歳・5人組
・楽曲:「イイじゃん」(2025/2/17 配信シングル)
  詞曲:Kanata Okajima / Hayato Yamamoto
・歌唱前テロップ:大胆な急展開のサビに注目!
・歌唱中テロップ:今年の流行語大賞にノミネート
・演奏時間:1分58秒

 審査員席前からパフォーマンススタート、「み!るきーず、ここまで連れて来てくれてありがとう!2025年、すごく楽しかったです!2026年、日本中の皆さん世界中の皆さん!幸せになっても、イイじゃん!」。佐野さんがファンに感謝を伝えつつ、最後にオチもつけて間奏を完璧に埋めるセリフをバッチリ決めております。歌は1分12秒くらいまでは生歌の興奮が伝わる熱唱を5人とも見せていましたが、以降はほぼ「イイじゃん」一本槍でした。初出場なので約2分のパフォーマンスは仕方ない面もありますが、やはりもう少し長く見たいというのが偽らざる本音です。

 

ウラトーク

 郷さんはここで退席、挨拶などの声がそのまま入っています。

 流行語ライバルのステージに対抗を燃やす津田さん、イイじゃんパートに入ってからペンライトが折れそうなばかりの嫉妬を燃やします。「おまえらには負けたで!」「言われたい、言われたい…」。ビジュいいじゃんとは家族にしか言われたことないユースケさんですが、まあでも当の本人は「オカンと嫁だけで十分やろ」ということで。もっとも津田さんは嫉妬だけでなく、「格好いいよね堂々としていて」としっかり称賛もしていました。

 

紅6(全体11):乃木坂46(11年連続11回目)

・2012年結成、デビュー 第66回(2015年)初出場
・14歳~30歳・38人組
・楽曲:「Same numbers」(2025/7/1 先行配信シングル)
  詞:秋元 康 曲:川浦正大
・歌唱中テロップ:目指せ200万ポイント 【決定ボタン】で参加
・演奏時間:2分29秒

 今回の彼女たちは視聴者参加型企画。パフォーマンス中にメンバーが数字を出していき、リモコンの1~9の数字を押して回答するというルールを、メンバーを代表して賀喜遥香が一生懸命に説明します。視聴者の獲得ポイントが200万ポイントを達成すれば、最後にスペシャル演出が発生するとのこと。決定ボタンで参加になりますがそうなるとチャンネルロック、その場合はdボタンでロックが解除されると鈴木アナが注意点を説明。なんだかちょっと今回は、前年までの参加型企画と比べると少しややこしいです。

 ウラトークでもガッツリ数字を探している流れになったので、順番はそちらの方に記載します。踊りを見てもらえるという点では良い企画だったと思いますが…。決定ボタンを押さずに数字を押した視聴者も結構な数いたようで、リアルタイム視聴率計測のデータによるとその部分だけ視聴率がガタ落ちするという事象が発生しました。そういう意味では成功とは言えない企画だったかもしれません。なおポイントは228万でノルマ達成、ラストサビで白い花びら状の紙吹雪が大量に舞うステージになりました。

 なんだかよく分からない部分もあった企画でしたが、ゲスト審査員の三宅香帆(文芸評論家・新書大賞2025受賞)は彼女たちのファン。この曲の「偶然なんてない、必然だけを信じる」の歌詞で全てを肯定する楽曲とステージを正当に絶賛するコメントを残しています。

ウラトーク

 今回のステージ企画をこちらでも説明。ウラトーク席にはリモコンが無いので、自分たちで数字を探して視聴者に教えようという流れに。ウラトーク席の方々、ここではすっかり優良な視聴者と化しています。

 鏡で5が登場、額縁に6と1が登場、スカートに4と2が出てきてアンダーメンバーのカードに7。映像の時計に3、そして上からのフォーメーションで9、最後に手のポーズで8。それらの事象を、過剰に興奮しながら視聴者に伝えるダイアンの2人でした。スペシャル演出タイムも特にボケる場面無し、「ずっと花が吹き出てますよまだ」と見れば分かる情報を話す林田アナに「知ってますよ」「気づいてますよ」「何やと思ってるんですか僕らのこと」とツッコミを入れた所が唯一の特筆事項です。

 

白6(全体12):純烈(8年連続8回目)

・2010年デビュー 第69回(2018年)初出場
・39歳~50歳・3人組
・楽曲:「いい湯だな(ビバノン・ロック)」(1966 デューク・エイセス)…54年ぶり3回目
  詞:永 六輔 曲:いずみたく
  ステージング:EBATO
・歌唱前テロップ:草津から生パフォーマンス!
・歌唱中テロップ:年の瀬の草津温泉から生中継
・演奏時間:2分31秒

 チャイムが鳴り、中継がつながります。その主は足湯に浸かるタイムマシーン3号の2人、群馬県・草津温泉からの中継です。さらに群馬県宣伝部長のぐんまちゃんと、草津温泉観光大使のゆもみちゃんも登場。ここからパフォーマンスするのは純烈の3人、有吉さんから「やっぱり」の声が挙がっております。ついでに綾瀬さんは関さんが隣町・中之条町出身で故郷に錦を飾ることが出来て大満足という裏話も披露しています。この後に登場するNumber_iとも歌前トーク、「同い年ってこんなに落ち着いてるんだというくらい、尊敬しますね」と今田さんを褒め称える平野さんでした。

 ハ・ビバノンノンのコーラスを周りの野次馬に任せるオープニング、まさしく観客と一体になったステージです。歌っている間に館内の施設へ移動、そのまま「草津節」に乗せて草津温泉名物の湯もみショーが始まります。「チャンチキおけさ」を三波春夫が歌った時に間奏で「佐渡おけさ」を挿入したことが昭和の紅白でありましたが、民謡を挟み込む構成はそれ以来でしょうか。もちろん、湯もみショーが生の紅白で行われるのは初めてです。

 その間に純烈は、全員集合風の衣装に変えてます。「さあ草津のみんなも、全国のみんなも8時回ったよ~!」と宣言するリーダー酒井さんは言うまでもなくドリフリスペクト。いつの間にかタイムマシーン3号の2人も湯もみに加わり、大変賑やかなステージとなりました。演奏の終わり方もほぼドリフの大爆笑そのもの、最後に煙でメンバーが全然見えなくなる所も良いオチになっています。

 ただ「八木節」や「伊香保の湯」のテロップが出ている中で「草津」と変えて歌うのは、元のテロップで取り上げられる場所に対して少し失礼な気もします(草津と歌うことは何も問題ないどころか正しい選択です)。そこはあらかじめ打ち合わせで事前にテロップを「草津」に変えることは出来なかったのでしょうか。あとは特にツッコミ入れる部分もないのに司会者用のワイプが用意されているのも、自分としては意味が分からず気になる部分になりました。

ウラトーク

 ゲストに鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)村川緋杏(CANDY TUNE)が登場。中継が繋がりましたが、タイムの2人には「あまり絡み無いからなぁ」「なんか同期らしい」と嘯いてます。純烈の3人とはロケで一緒になったことがあって、みんな優しいとのこと。

 ステージを見て楽しそうな雰囲気を堪能する4人でした。良い意味で茶の間感満載です。いつの間に着替えている純烈の3人に、ゲスト2人が驚いていました。

 

白7(全体13):Number_i(2年連続2回目)

・2023年結成、2024年デビュー
・28~30歳・3人組
・楽曲:「GOD_i」(2025/1/27 配信シングル)
  詞:Pecori / Number_i
  曲:MONJOE / SHUN/ Number_i
・歌唱前テロップ:紅白だけのスペシャル演出に注目
・歌唱中テロップ:紅白だけのスペシャル演出
・演奏時間:2分23秒

 賑やかな中継の後に始まるクールなダンスステージ、落差が激しいです。もっともこの落差こそ今の紅白ならではという気もします。ダンサー多数登場で照明バリバリ、LEDの映像やセットも力が入っています。平野さんは途中でサングラスを外しますが、岸さんは最後までサングラスをかけてのアクトでした。総じて彼ららしい持ち味がよく出た、カッコ良いステージだったのではないでしょうか。

 

ウラトーク

 「ここ特等席ですね」「ずっとここで見てるんですか?良いお仕事だなぁ~」。ステージを見て「こんなにも空気変わる?」「さすが紅白」。歌の途中に津田さんへコメントの指示があったそうで、「これ一言でどうやって受けたらいいねん」と言いつつも「やっぱり心に響く歌声です」ととりあえず用意して周囲に確認。ウラトーク席はただの打ち合わせの場所と化しています。


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