第60回NHK紅白歌合戦曲順発表+あらためて出場歌手講評

 今年の紅白歌合戦の曲順も発表されました。この記事ではその曲順について書くのですが、せっかくの機会なのであらためてそれぞれのアーティストについて、曲順の講評や当日楽しみにしている点など、私の思う部分を書いていきたいと思います。もしよければ紅白歌合戦当日のしおり代わりに活用してもらって頂ければこちらとしても嬉しいですが。

 各歌手の記事について、オフィシャルページにある出場歌手のメッセージをこちらのブログにも載せることにしました。これは本番だけでなく、後々に今年の紅白を振り返る上でも重要な資料になると感じたことが理由です。オフィシャルページは紅白歌合戦の放送後次の紅白に向けてという意図のもと、内容が全て消去されます。出場の際に、各歌手がこういう気持ちで本番に臨んでいたのかなということがわかれば、当日だけでなく後追いで見る人にとっても楽しめるような気がするので…。
 なおメッセージは斜体文字で掲載するとともに、著作権は全てNHKが享有しています。もし掲載に問題があるなどの報告が公式にありましたら当該部分は削除する予定です。その点あらかじめご了承ください。

またリハーサル記事に関してはネタバレが多数あるという関係上ブログにアップする予定がないので、よほど大きなニュースがない限りこの記事で今年の更新は止めるつもりです。

 ちなみにこの文章は昨年分の冒頭をそのままコピペした内容です。

 

~前半~ 紅組1:浜崎あゆみ「Rule」

「今年も出演させて頂き、ありがとうございます。最高のパフォーマンスをお見せできるよう頑張ります。」

 昨年に引き続き2年連続トップバッター。もしかすると今後この位置が定位置になるのでしょうか?曲調とPVの内容を考えると相当派手な幕開けになると思われますので、そのパフォーマンスには期待したいです。

 

白組1:EXILE「Someday」

「2009年の締めくくりとして、皆様の期待に応えられるよう、精一杯パフォーマンスさせていただきますので、楽しみにしていて下さい!」

 5回目の出場ですが14人体制では今回が初出場、志願のトップバッターです。紅組大トリが少ないのと同様に白組先攻も少なく、21世紀以降では第56回(2005年)の「北酒場」のみ。番組の勢いや格を考えると個人的にはこちらを先攻にしてほしかった、という思いはあります。14人ならではの熱いパフォーマンスを期待しましょう。

 

紅組2:AKB48「RIVERサプライズ! 紅白Remix」

「2回目の紅白歌合戦に出場させていただける事になり本当に本当に嬉しいです!応援してくださる全ての皆さんに感謝し、一生懸命頑張ります!」

 今年の紅組は出だしが非常に派手です。現在の正式メンバーは42人、研究生を含めると70人のメンバー、いわゆる物量作戦です。勢いに任せる、というと言葉は悪いですがその勢いは半端ない物があります。2年前はあまり持ち時間がなかったですが今回は2曲も歌えます。じっくり、というには少し違うかもしれませんが彼女たちのステージを堪能してほしいです。秋元康作詞・井上ヨシマサ作曲の楽曲にも要注目。

 

白組2:flumpool「星に願いを」

「昔よく祖母と見ていた番組に出演できることは、とても光栄に思っています。この感謝の気持ちが一人でも多くの方に届くように精一杯歌います」

 アミューズの先輩ポルノグラフィティが9年前に初出場した時と同じ曲順(もっともその年は白組先攻でしたが)。楽曲的にはもう少し後半の方がいいような気もしますが、キャリアを考えるとまあ妥当な曲順になるのでしょうか。ただステージパフォーマンスはもう既に立派な物があります。若い人はともかく中年以上にはまだ馴染みのないバンドかもしれませんが、是非耳を傾けて、テレビで見て知って頂きたい、そう思います。

 

白組3:NYC boys「紅白60回記念NYCスペシャル」

「このような素晴らしい歌番組に出させて頂ける事をとても嬉しく思います。1年を60回目の紅白で、しっかりと締めくくり、良い状態で、僕たちが来年につなげられるように頑張りたいと思います。」

 昭和の名曲を含めたメドレーになるということです。基本的にMUSIC STATION、あるいはジュニアのコンサートで歌う過去の曲はマッチや少年隊など同事務所の先輩の曲になりますので、その辺りのナンバーが含まれることになるのでしょう。メンバーは全員10代中盤、特に2人はまだ現役中学生。フレッシュなステージを期待したいですね。

 

紅組3:いきものがかり「YELL」

「一歩一歩進んできた濃密な、この一年の最後に、このような歴史ある番組に出演させて頂けるのは本当に光栄で、有難いことだと思っています。来年は、目標だった全県ツアー。全県の皆さんへ心を込めて歌を届けます!」

 NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲である「YELL」を中学生の合唱をバックに歌います。そういう意味では中学生対決とも言えますが、やはり出演時間が早過ぎるような…。紅組は非常に楽しみなステージが3組続きます。

 

紅組4:伍代夏子「忍ぶ雨」

「歌手生活25周年を、紅白で締めくくる事ができて幸せ!演歌っていいですヨ。」

白組4:北山たけし「剣山」

「2009年そして節目の紅白歌合戦60回に出場する事に感謝しています。感謝の気持ちを乗せて力いっぱいに歌います。」

 このセクションはNHKBSで放送されている「きみまろフルコース ごきげん歌謡笑劇団」プロデュースといった趣で、綾小路きみまろが曲紹介を担当することになりそうです。「忍ぶ雨」のバックに早乙女太一、「剣山」のバックに橘大五郎大川良太郎という企画も既に決定しています。両ステージともに「和」「華やかさ」「美しさ」を感じさせる内容になるでしょう。もっともこのご両人、ここ数年本人よりバックの方が気になるステージばかりのような気がするのですが…。

 

紅組5:GIRL NEXT DOOR「infinity」

「2年も続けて紅白歌合戦に出れるなんて、本当に本当に嬉しすぎです!!!2009年は年女だったので、最高の締めくくりになりそうで、すごく楽しみです☆皆さんと盛り上がって2009年終わりたいです!!!」

 年女と最高の締めくくりに関連性があるとは思えないですが、とにかく2年連続出場です。ダンサブルなステージを期待。

 

白組5:ジェロ「海雪」

「2年連続で出場できて、とても嬉しいです!!今年1年の成長を見せられるように頑張ります。」

 この組み合わせだとイントロとアウトロのブレイクダンスが見れそうな感じがしますね。その部分もそうですが歌唱にも期待したいところです。

 

紅組6:水樹奈々「深愛」

「紅白デジタル応援隊を務めさせていただいています水樹奈々です。今年のテーマは「歌の力∞無限大」。歌の持つ力をみなさんに届けられるように精一杯がんばります!!」

 個人的には非常に楽しみなステージです。曲を聴いたことない人、彼女を知らない人にもその圧倒的な歌唱力を知ってほしいですね。

 

白組6:FUNKY MONKEY BABYS「ヒーロー」

「夢のまた夢だった憧れのステージ・紅白歌合戦!最高の一年を締めくくれるように、最幸のライブをお届けします!!!」

 父親をテーマにした楽曲。心に染み入る熱いパフォーマンスを期待したいです。あとDJケミカルの動きにも注目したいですね。ちなみにDJプレイをしないのは仕様なので、知らない人は誤解しないように。

 

紅組7:中村美律子「河内おとこ節」

「一年の歌いおさめが このステージでできる事を誇りに思い 紅組勝利の為に 力いっぱい歌います。」

 前半の主みたいな存在ですね。今年は特別な演出が発表されているわけではないのですが、どうなるのでしょうか。また変な衣装を着るのかもしれません。

 

白組7:ポルノグラフィティ「アニマロッサ」

「今年も出演できて嬉しく思います。他の豪華で素晴らしい出演者の方々に、負けないよう一生懸命頑張ります!」

 「リンク」以来彼らも3年連続でこの辺りの歌唱位置に落ち着いています。いつも通りの格好良いパフォーマンスを期待。

 

紅組8:天童よしみ「花筏-Hanaikada-」

「歌は元気の源です。歌はいつの時も、誰にも勇気と希望を与えてくれます。私も歌に支えられここまで来ました。本当に「歌の力は無限大」です。私は、そう信じています。皆様の心に届くように精一杯歌わせて戴きます。来年が良き年でありますように。」

 初出場の第44回(1993年)以来16年ぶりとなる前半での歌唱。別にFUNKY MONKEY BABYSと対決するわけでもなく、例年になく扱いが中途半端です。ステージはいつも通り期待して良いとは思いますが。

 

白組8:美川憲一「さそり座の女2009」

「今年も出演させて頂き大変嬉しく思っています。今回も派手に行かせてもらうわよ!歌手生活45周年 来年は新しい美川を御見せいたします。」

 IKKOはるな愛に続いて今年はオードリー春日がこの企画に参戦。4年連続通算7回目になるのですが、今回はどういう編曲になっているのでしょうか、気になります。そして来年の新しい美川は何なのか、というより来年も出場できるのか、そちらも気になります。

 

紅組9:坂本冬美「また君に恋してる」

「チャレンジの年としてやってきたこの一年、60回目を迎えた記念の紅白歌合戦で締めくくります!!」

 ちょっとこの出場順は個人的には早過ぎるという印象。ただステージは今までと違うテイストになるはずなのでかなり期待できます。もしかすると着物ではなく紅白で初めて洋装で歌うことになるかもしれません。

 

白組9:細川たかし「望郷じょんから」

「一年の締めくくり、来年芸道35周年を迎えます。視聴者のみなさまに楽しんでいただけます様、“熱唱”させていただきます。」

 3年ぶりの紅白復帰。この曲はまさに細川たかしの真骨頂と言える曲なので期待したいですが、これまたこの時間帯だと早過ぎる印象もあり。

 

紅組10:大塚 愛「Is」

「今年で6回目となりますが、何回でても、まだ慣れません(笑)でも、年をしめくくる大きなイベントに出られるというありがたさを、しっかり胸に持ち、楽しくいきたいと思います。」

 昨年に続き前半トリ前の出場順。前後の曲のインパクトが強いので、ここは彼女らしい存在感を見せてほしいです。

 

白組10:レミオロメン「粉雪」

「多くの人に長く愛されている番組に参加出来る事を光栄に思います。大晦日の日に、レミオロメンらしい温かい音楽を届けたいです。」

 白組は雪が似合う曲が続きます。初出場ですが本来なら3~4回出場していてもおかしくない人たち。細川たかしとは全く違うテイストで歌い上げてくれるでしょう。多分バックの雪は紙ではないと思うのですが。

 

紅組11:川中美幸「ふたり酒」

「私の歌声で、皆さまの心をやさしく、暖かく包む事ができたら最高です。ぜひ、私の歌に耳を傾けて下さいネ!!」

 3年前は全体のトリ、今年は前半のトリ。ほとんどの紅組常連演歌歌手が経験している歌唱位置ですが彼女にとっては今回が初。初出場の時は石川さゆりと小林幸子がバックで応援してましたが、今回はそんな演出もあるんでしょうか。一番想像できるのは紅組出場歌手がバックで手拍子、というパターンですが。

 

白組11:森 進一「花と蝶」

「皆さまへの感謝の気持ちを胸に精一杯心を込めて唄わせて頂きます。応援宜しくお願いします!」

 前半のトリはお互いの紅白初出場の時に歌われた曲の対決になりました。森進一の前半トリは通算5回目。楽曲は41年ぶりの紅白での歌唱になります。もしかするとバックで当時の映像が流れるかもしれません。

 第1部は紅白各11組と予想よりやや多めになりました。あまり台本を詰め込まず、出来る限りゆったりと、でもテンポの良い、そんな進行を望みたいです(難しいとは思いますが)。

 

~後半~

白組1:遊助「ひまわり」

「感謝の気持ちからはじまった「遊助」なのでその気持ちをすべてステージ上で出したいと思います。」

 後半の幕開けは彼のステージ。彼ららしい温かい内容のステージを期待したいです。

 

紅組1:aiko「あの子の夢」

「aikoです!今年も、もう終わりますね。年の終わりと始まりを、笑いながら過ごしましょう!紅白見てて下さいね。」

 連続テレビ小説『ウェルかめ』出演者の応援を受けてのステージになります。8回目の出場ですが、後半トップは今回が初。

 

白組2:徳永英明「壊れかけのRadio」

「2009年、本気で歌い納めします。宜しく御願いいたします!」

 もう少し遅い時間でないと個人的にはしっくり来ないのですが…。3年前の初出場の時の歌唱は鮮烈でした。今回もそれくらいのレベルのステージは期待できます。

 

紅組2:平原綾香「ミオ・アモーレ」

「今年はクラシックのカバーにチャレンジしてきました。来年も皆さんと共に“新世界”を目指してがんばります。」

 クラシックを歌で表現するのはもはや彼女の十八番。彼女でしか表現できないステージが期待できそうです。

 

白組3:TOKIO「太陽と砂漠のバラ」

「紅白60回のメモリアルに参加出来る喜びと感謝の想いを胸に、僕達なりの「歌の力」を皆さんにお届け出来ればと思っております。」

 「宙船」以来続く定位置。今年も城島リーダーのあの写真は拝めるんでしょうか。

 

紅組3:秋元順子「愛のままで…」

「2回目の出演ですが、昨年の感動を胸に世界中に愛が届くよう心を込めて歌います。応援宜しくお願い致します。」

 昨年は前半の中盤でしたが今年は後半で、なんとTOKIOとの対決。一段と説得力を増した、感動のステージが展開されることでしょう。

 

紅組4:Perfume「ワンルーム・ディスコ」

「2年連続で出場できるなんて、夢にも思いませんでした!非常に光栄です。ありがとうございます。噛みしめながら歌います!」

 2年連続で後半でのパフォーマンスになりました。今年も期待できそうです。

 

白組4:東方神起「Stand by U」

「今年も紅白歌合戦に出演できて本当に嬉しいです。たくさんのアーティストさんに負けないように、心を込めて歌います!」

 紅組がテクノ・ダンスなら白組は美しいハーモニーのバラード。どちらも音楽性・アイドル性ともに兼ね備えたアーティスト、注目の対決です。

 

紅組5:水森かおり「安芸の宮島」

「来年はデビュー15周年なので、最高の歌い納めをして充実した2010年を過ごせるように頑張ります!応援して下さいネ。」

 3年ぶりの後半での歌唱。女性演歌ではトップを誇るセールス、より充実したステージを期待したいです。

 

白組5:五木ひろし「凍て鶴」

「一人一人の全力で歌う一曲一曲を楽しんで聞いて下さい。そして応援して下さい。」

 出演時間は違いますが、2年連続同じ曲でかつ同じ曲順(昨年も後半5番手)というのは非常に珍しいパターンです。三木たかしを絡めた演出テーマも似たような内容になりそう。本当にいいんでしょうか。

 

紅組6:木村カエラ「Butterfly」

「親友の結婚祝いのプレゼントとしておくったこの曲が、作った時にはまさかこんなにたくさんの方に聞いていただけるとは思ってもいませんでした。なので紅白では一生懸命、みなさんに届くよう歌いたいと思います。頑張ります。」

 こちらも本来なら既に何回か紅白に出場しても良い存在。そういえばブレイク前のPerfumeに目を付けたのが彼女であることは既によく知られている話。紅白ではこの2組のカラミにも期待したいですね。お互い曲紹介、なんてこともありそう。

 

白組6:アリス「チャンピオン」

「今年28年ぶりの全国ツアーを支えて下さったすべての人達に、そして支え続けてくれているスタッフや裏方達に心から感謝の一年でした。3人合わせて180歳を超えたアリスが歌っていることで、元気を思い出して下さる人が、一人でも多く見て下さる事を楽しみにしています。歌の力を信じて楽しみながら歌います!!」

 平均年齢は60歳を超えました。過去2回はメドレーでしたが今回は「チャンピオン」をじっくり歌い、演奏します。非常に楽しみなステージ。

 

紅組7:中島美嘉「流れ星」

「今年も出場させていただけることを、とても光栄に思います。心を込めて、精いっぱい歌わせていただきますので宜しくお願い致します。」

 ここ数年と比べるとちょっとだけ出番は早め。今年も聴かせてくれそうです。

 

白組7:ゆず「逢いたい」

「三回目の出場が決まって、大変光栄です。今年は、精力的に活動してきましたが、その最後に歌える場所が紅白であることがとても嬉しいです。」

 5年ぶりの紅白出場。こちらも美しいハーモニーでバラードを聴かせてくれそうです。

 

紅組8:アンジェラ・アキ「手紙~拝啓、十五の君へ~」

「今年も紅白歌合戦に出演させて頂ける事を心から光栄に思っています。会場に集まって下さった皆さんやテレビの前の皆さんと一つになって繋がれる歌を歌えるように頑張ります!」

 バラードが続きます。2年連続の歌唱ですが、昨年とどう違いを見せてくれるかにも期待。

 

白組8:布施 明「MY WAY」

「もう少し。ほんの一歩、歌と自分が“生長”できればと来年に期待しているのですが・・・。何しろ歌謡曲と言うジャンルが消えないように努力したい。」

 9年ぶりに後半の歌唱になります。圧倒的な歌唱力で聴かせてくれるステージになるでしょう。

 

紅組9:小林幸子「万葉恋歌 あぁ、君待つと」

「第60回という記念すべき年に、選んで頂いたことに、感謝です。今年も歌い納め、精一杯頑張ります。」

 今年も豪華な衣装・装置を期待したいです。退場時のやりとりにも注目?

 

白組9:福山雅治「はつ恋」

「16年ぶりに出演という事が驚きです。そんなに時間が経ったんだと感じました。出演が決まっておめでとうと言われるのは“大河”と“紅白”の時ぐらいです。改めて重みと期待度を感じ、全力で頑張れたらと思います。」

 よりにもよってなぜ小林幸子の後なんだ、という気もしないではないですが、とにもかくにも16年ぶりの紅白。非常に期待したいステージです。

 

紅組10:倖田來未「2009紅白KODA SPECIAL」

「第60回という節目に出演できてとても嬉しいです!2009年最後のステージ、楽しんで頑張ります!」

 「Lick me」「It’s all Love!」で、やはりmisonoとの競演になる模様です。2人の息のあったかけ合いに注目。

 

白組10:嵐「嵐×紅白スペシャルメドレー」

「紅白歌合戦が60周年、そして嵐が10周年を迎えるこの記念すべき年に出演させて頂けることを大変光栄に思っております!」

 おそらく最も紅白が見られる時間帯になるのがこの辺りになると思います。今年の紅白歌合戦の目玉企画と言っても過言ではないでしょう。それにしてもこの曲順はもう東京ドームに行かずにエンディングまでいること前提ですね。もしかしたらステージ以外でもSMAPより嵐が目立つ展開になるのかもしれないですが、この辺りは本番にならないとわかりません。

 

白組11:コブクロ「STAY」

「今年も紅白を、2009年のしめくくりとし、全力で唄いきって、2010年への良いスタートとしたいです。楽しみにしています。」

 昨年は羞恥心&アラジン、今年は嵐に続く形の曲順。今回も聴かせるステージになるでしょう。

 

紅組11:和田アキ子「もう一度ふたりで歌いたい」

「視聴者の皆さんの心に届く様、精魂込めて歌いたいと思います。和田アキ子の歌で皆さんの辛い事や悲しい事を少しでもふき飛ばせたらなと思います。」

 声量は若干衰えども歌にかける思いは昔以上の物があります。この曲は特に歌詞が良いので、若い人にも是非聴いてほしいステージです。

 

白組12:氷川きよし「ときめきのルンバ」

「デビュー10周年の紅白!皆さまに届くよう心を込めて歌わせていただきます。応援をよろしくお願い致します。」

 是非会場の客と出場歌手全員で「愛してルンバ!」と合いの手を入れてほしいです。それ以上は何も言うことはありません。

 

紅組12:石川さゆり「津軽海峡冬景色」

「第60回紅白歌合戦!!と云う事は…還暦です。還暦と云えば赤!!そうです。今年は紅組の年です。皆で元気に歌います!応援して下さい!」

 何とも言えないメッセージですが(汗)これまでの歌合戦同様、今回も素晴らしい歌唱を演出してくれることでしょう。

 

紅組13:絢香「みんな空の下」

「感謝の気持ち、“ありがとう”を歌で伝えたいと思います。」

 おそらくNHKホールにいる人、そしてテレビで見ている人の全員が聴き入るステージになるのではないかと思います。活動休止前最後のステージ、噛みしめて歌うことになるでしょう。

 

白組13:SMAP「そっときゅっと~世界に一つだけの花」

「今年も、自分なりに“全力”でやって来たつもりです。来年も、自分が関わる事全てに”全力”で臨みたいと思います。」

 曲順は全く問題ないですが、これまでと比べるとやや印象度の薄いステージになる可能性もあります。ジャニーズ事務所の先輩、ひいては平成の紅白歌合戦を支え続けた彼ら、その存在感を十分に示したステージを期待したいところですが。

 

紅組14:DREAMS COME TRUE「その先へ~紅白スペシャルバージョン~」

「60回目の記念すべき紅白で、「ドリ」できて幸せです。ドリの「歌の力∞無限大」を感じてください。いっしょに跳ぼうぜっ!!」

 デビュー20周年、「ついに」と言うべきでしょうか「ようやく」と言うべきでしょうか、初めての紅組トリを務めることになりました。グループでの紅組トリは初、紅組トリに男性がいるのも初、そして仮に他の曲を歌う場合メドレーでのトリも初(「赤とんぼ~どこかへ帰ろう」は一応一体になっているとみなします)。とにかく大トリが派手なので、それに対抗できるのはもうドリカムしかいないでしょう。おそらく物凄いスケールの、それこそ第57回(2006年)を超えるような内容になるのではないかと思います。個人的には今回の紅白で最も期待したいステージ。

 

白組14:北島三郎「まつり」

「今年も皆さん色々な思いがあったと思いますが紅白歌合戦を見て新しい一年を迎えて下さい。」

 紅白歌合戦恒例、紅白歌合戦らしいと取るか、それともマンネリ、またサブちゃんの「まつり」で大トリ?と取るか。捉え方は様々だと思います。ですが最後にふさわしいステージを必ず見せてくれているということはもう疑いようのないところ。年齢的に考えるとおそらく今回が最後のトリになるのではないかと思います。今回のサブちゃんの大トリ、例年以上にしっかり目に焼き付けたいところですね。

 

 企画がどこに入るかはまだ未定ですが、新たにマイケル・ジャクソンスペシャルステージが決定しました。振り付けは彼のステージをこれまで多く創り上げたトラヴィス・ペイン氏ということで、大昔の訳詩で歌うビートルズメドレーみたいな内容ではなく、相当本格的な物になりそうな気配です。こちらも楽しみ。

 ただ第60回ということもあるのか、ちょっと例年以上に企画が多過ぎる感もあり。これでも第50回(1999年)や第51回(2000年)より少ないとは思いますが、そちらがメインになり過ぎないようにはしてほしいところであります。

 曲順はトップ・トリは事前の報道通りで、そういう意味では面白味がありませんでしたがドリカムのトリはやはり楽しみ。後半の中盤辺りはどう考えても白組有利ですがラスト各2組はむしろ紅組の方が新鮮で豪華という印象もあり。本番まであと4日、今年も素晴らしい内容の紅白を見せてほしいと思います。

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