第64回(2013年)NHK紅白歌合戦ゲスト出演者+企画発表

 23日・24日に出場歌手以外のゲスト出演者と企画が一気に決まったのでそれについて触れていきます。

・白組司会・嵐 特別企画『歌がここにある~ニッポンの嵐「ふるさと」~』

 これは第61回(2010年)、嵐のメンバーが白組司会になってからの恒例企画で今回が4回目。今年は「ふるさと」がNHK合唱コンクール課題曲になりましたが、それに初めて参加した沖縄県・南大東島の小学生を訪ねて現地の子どもたちとふれあいを持った、という内容を紹介するようです。形は変われど、内容としてはほぼ例年通りといったところでしょうか。

 

・連続テレビ小説「あまちゃん」”特別編”を紅白の中で生放送!!

 ドラマ放映時からずっと紅白での再現が期待されていた「あまちゃん」ですが、遂に正式発表されました。主演・天野アキ役で紅白PR大使にもなっている能年玲奈はもちろん、番組内で結成されたユニット「潮騒のメモリーズ」の相方で大親友の足立ユイ役の橋本愛、アキの母親・天野春子役の小泉今日子、そして大女優・鈴鹿ひろ美役の薬師丸ひろ子の出演が決定しました。能年玲奈と橋本愛はもちろん紅白初出演、薬師丸ひろ子は第56回(2005年)ゲスト審査員と第58回(2007年)東京タワーからの中継ゲストで紅白出演はありますが歌手としての出場経験はなし、ドラマ同様今回ステージで歌うかどうかも注目されます。そして小泉今日子は当然誰もが知っているトップアイドルで第35回(1984年)~第39回(1988年)に連続出場、第40回(1989年)で落選以降はオファーがあっても辞退を続けていましたが今回ついに25年ぶりの紅白出場、生での「潮騒のメモリー」歌唱もおおいに期待されます。現状考えうる限りの「潮騒のメモリー」の歌い手が総出演になりましたが果たして本番はどうなるのでしょうか。音楽はもちろん大友良英、そして脚本も今回のために宮藤官九郎が書き下ろし。紅白のためにドラマ脚本が書き下ろされるのは第36回(1985年)、『澪つくし』のジェームス三木以来実に28年ぶりのこと。非常に楽しみです。

 その他ゲスト出演者も決まりました。まずはゲスト審査員から書いていきます。

宮本信子(俳優)
 連続テレビ小説『あまちゃん』で主人公の祖母・天野夏役を好演。日本を代表する映画女優としておなじみ。紅白歌合戦は初の出演。

杉良太郎(俳優)
 時代劇でおなじみの杉様。今年は外務省から日・ASEAN特別大使を委嘱されました。今回の出場歌手でもある伍代夏子の夫でもあります。
 身内が審査員として出演するのは、かつて森進一の妻であった大原麗子以来でしょうか。ちなみに「すきま風」で歌手としてもおなじみですが、歌手としての紅白出場はこれまでに一回もなし。応援ゲストとしては第18回(1967年)に出場しているので実に46年ぶりの紅白ということになります。

風吹ジュン(俳優)
 大河ドラマ『八重の桜』で主人公の母親・山本佐久役を好演。70年代はアイドルとしてデビューしましたがその時はあまり売れず、その後女優として継続的に活躍を続けています。紅白には初出演。

片岡愛之助(歌舞伎俳優)
 NHKドラマ『ガラスの家』出演、そして今年は『半沢直樹』の黒崎駿一役でも話題になりました。片岡でおなじみの松嶋屋の屋号からのゲスト審査員は当代の片岡仁左衛門以来16年ぶり。

岡田准一(タレント)
 来年から放送される大河ドラマ『軍師官兵衛』の主役・黒田官兵衛役でV6のメンバーとしてもおなじみ。ジャニーズ事務所からのゲスト審査員は同じく大河ドラマ主演を務めた滝沢秀明以来9年ぶり。

滝川クリステル(フリーアナウンサー)
 東京五輪招致スピーチでの「お・も・て・な・し」が一躍話題になって時の人に。『ニュースJAPAN』『Mr.サンデー』などフジテレビのキャスターのイメージが強い人です。フリーアナウンサーがゲスト審査員を務めるのは紅白史上初。

杏(俳優)
 現在放送中の連続テレビ小説『ごちそうさん』のヒロイン・西門め以子役。父親はご存じ渡辺謙、親子二代でのゲスト審査員出演になりました。

阿川佐和子(作家・エッセイスト)
 紅白での審査員は第53回(2002年)以来11年ぶり2回目。今年は小説『正義のセ』を発表、また昨年以来『聞く力-心をひらく35のヒント』がロングセラーを記録、大きな話題になっています。

宮藤官九郎(脚本家)
 NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の脚本家。紅白には第56回(2005年)のグループ魂のギタリストとして出演経験あり。なおグループ魂からは皆川猿時村杉蝉之介も『あまちゃん』に出演してそれぞれ個性的な演技を見せていました。

田中将大(プロ野球選手)
 東北楽天ゴールデンイーグルスの大エース。今年はシーズン24勝0敗という記録を残して球団創立以来初のパリーグ優勝・日本一に大きく貢献。第61回(2010年)の応援ゲストに第62回(2011年)ゲスト審査員と、近年では歌手以外で紅白に顔を見せる機会が非常に多い一人。

 最後に、以下の方々のゲスト出演が決定しています。

林修(予備校講師)
 「今でしょ!」で流行語大賞にもなった東進ハイスクールの講師。ウラトークチャンネルに登場するようです。そういえばNHKプロ野球でも副音声で熱い野球理論を展開していました。楽しみです。

壇蜜(タレント)
 セクシーとかエロティシズムとかそういう単語のイメージが強い彼女ですが、さすがに今回はそれをやってもらうわけではありません。日本舞踊の師範として美しい踊りを見せてくれるそうです。

東出昌大(俳優)
 『ごちそうさん』のヒロインの夫・西門悠太郎役。もちろん主題歌を歌うゆずの応援での登場になります。ちなみにこの人は『あまちゃん』にも出演していました。

くまモン、なめこ他人気キャラクター
 今年はこういうキャラクターが多く話題になりましたね。ところでふなっしーは出ないのでしょうか。

鉄拳(タレント)
 この人も『あまちゃん』でお馴染みでした。ただ一応今回は本職である「こんな紅白はイヤだ!」というネタを披露するそうです。

大久保佳代子(タレント)
 この人もひそかに『あまちゃん』出演者。適当に一ネタやってウラトークに参加する、という流れでしょうか。

コロッケ(タレント)
 例年通り。今年で12回目の紅白になるそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました