・ゲスト審査員紹介

 最初に紹介されたのは羽生結弦。NHK杯を世界最高得点で優勝という紹介、紫の袴姿が決まっています。次の堺雅人の紹介では、主演として演じる大河ドラマ『真田丸』の映像が画面右下に流れます。そのドラマからは着物姿の長澤まさみ、蝶ネクタイが目立つ大泉洋が続く形。大泉さんは手を振ったりウインクしたり両手を広げたりピースしたりでコミカルに。彼は『まれ』で父親役を演じましたが、その娘かつヒロイン、和服姿の土屋太鳳が続きます。
 三宅宏実は首元の露出が目立つ、ゴールドを基調とした派手な服装。その横の上橋菜穂子は黒を基調にややフォーマル。その一方で普段カジュアルに決める所ジョージは銀色の背広に白時に黒縞模様のネクタイ、ビシっと決めてます。女優陣に着物が目立つ中で有村架純は黒いドレス、そして作家かつ芸人である又吉直樹は純文学的な和服で決めてきました。後ろからのぞき込んでいるのはアシスタント、ではなくピースの相方・綾部祐二。ちなみに隣りには同居人もいたそうです。
 ちなみに紹介した有働由美子の服装は黒いドレスで、背中を思いっきり露出させています。さすがにとにかく明るい安村には負けますが(勝ったら大問題ですが)、こちらもかなりの大胆さ。リハーサルではちゃっかりネタにされていました。

 

(ウラトーク)
 安村さんが退場する途中にウラトーク席があるのでバナナマンが呼び止めます。「安心してください、履いてましたよ」とコメント、後で来てと呼びかけます。「良かった、履いてたんだ~。安心した」「確認したら履いてたけどちょっと出てた」「安心してくださいちょっと出てます」
 土屋さんは天然ボケであるとバナナマンが紹介。
 三宅選手はレスリング選手と久保田アナ紹介しますが、すぐにウエイトリフティングと訂正。
 久保田アナは現在所さんとも一緒に番組やっていて、バナナマンの2人は凄いと話してます。
 ちょうど綾部さんが映ったところで、バナナマンは次の乃木坂46メンバーがステージに立っていることに注目。以降はそちらの話題に移ります。

 

(解説)
・久保田アナは当時所さんと『所さん!大変ですよ』を担当。それ以前には『ブラタモリ』や『突撃!アッとホーム』を担当していて、バラエティタレントとの共演も多いです。初任地の静岡から2008年に異動後はずっと東京アナウンス室所属、近年は出産育児のため休業期間が長くなっていますが、NHKのエースとして現在も活躍しています。

・前回の審査員は紅白司会経験者が4人という異例の多さでしたが、この年は後に2人(有村架純・大泉洋)が紅白司会を担当する形になります。このケースは今のところ中村勘九郎西田敏行が審査員を務めた第40回(1989年)以来2回目。

乃木坂46(初出場/第66回/2012/16~24)
「君の名は希望」(2013/秋元 康/杉山勝彦/初)

 舞台上に並ぶ両司会と乃木坂46のメンバー、今回は総勢37名全員が勢揃い。同時にウラトークチャンネルの様子もワイプで映ります。彼女たちとは縁の深いバナナマンの2人はやはり応援モード。
 キャプテンである桜井玲香「いつか必ず出たいという大きな目標を掲げた紅白だったので、一年間通してこうしてメンバー全員で立てるのでとても嬉しいですが、緊張してます」、そして記者会見で涙を流した生駒里奈「一つのグループとして誕生した私たちが、今日このステージに立てるということは本当に素晴らしいことだと思っているので、日々の感謝の気持ちを込めてパフォーマンスを見せたいなと思います。頑張ります」会場からの歓声も大きく、それにイノッチも反応します。
 この曲のセンターは生駒里奈。前列で彼女の両サイドを固めるのは生田絵梨花星野みなみ。余裕があればイントロのピアノ演奏を生田さんが担当するところだったと思うのですが、残念ながらそれは実現せず。48系列と比べても美少女揃いという評価が各所からありますが、確かに彼女たちはどのメンバーも瞳がすごく美しいです。ハイライトかと思うくらいに演奏がカットされたのはやや残念でしたが、良いステージだったことは間違いありません。数年後はAKB48と演奏時間・出演時間ともに逆転してほしいと思います。これからの楽曲は当然として、これまでの楽曲でも紅白で見たいと思わせるナンバーが多々あるので…。(2分4秒)

 

(ウラトーク)
 カメラに向かって「乃木坂ちゃんでーす」と連呼する2人。自己紹介のポーズも披露しています。「乃木坂46です」「違います、おふたりは違います」、日村さんはドサクサに紛れて「だっちゅーの」とボケてます。デビュー前からずっと一緒に番組をやっているバナナマンの2人は、やはり感慨深いものがあるようです。
 乃木坂のカラーは紫。サイリウムが紫になっていることも触れています。「来年は紫がいいらしいですよ」と話していますが、本当なのでしょうか。さらに卒業を発表した永島聖羅についても触れます。
 時折歌詞にツッコミを入れつつもしみじみ話すバナナマンの2人、ラストサビは一緒に歌います。もちろん歌い終わった後はステージに向かって全力でエール、「完璧だったね」とコメント。

 

(解説)
・乃木坂46のCDデビューは2012年2月22日ですが、バナナマンがMCを務める『乃木坂って、どこ?』がテレビ東京で放送開始されたのは2011年10月。2015年以降は『乃木坂工事中』にリニューアルして現在も番組継続、絶大な関係性を築いています。「公式お兄ちゃん」とまで呼ばれている2人ですが、乃木坂46の活躍に彼らが非常に大きく関わっているのは言うまでもありません。

・「君の名は希望」は2013年3月にリリースされた5枚目のシングル。デビューシングル「ぐるぐるカーテン」からこの曲まで、5作連続センターを務めたのが生駒里奈でした。この頃になると表題曲は白石麻衣西野七瀬のセンターが多くなっていますが、作品ごとに知名度を上げていった活動初期はやはり生駒さんのイメージが個人的にも強かったです。

・当時は1期生と2期生のみが所属。また、最初は2期生が研究生扱いでしたが、2015年2月をもってその制度は廃止。3期生以降はグループ加入当初から正規メンバーとして扱われます。

・既に卒業を発表していた永島聖羅と、翌年春のシングル「ハルジオンが咲く頃」のセンターで卒業した深川麻衣の紅白出場はこの回のみとなります。双方とも女優として現在も活躍、深川さんは2021年の大河ドラマ『青天を衝け』で和宮役を演じています。

・この日の細かいフォーメーションは紅白名言集解説で既に記事化しているので、そちらを参照してください。ちなみに乃木坂のメンバーを私がほぼ全員顔と名前が一致するようになったのは、3年くらい前の話です。

三山ひろし(初出場/第66回/2009/35)
「お岩木山」(2015/千葉幸雄/中村典正/初)

 白と青を基調にした紋付袴の和装で登場。ビシっと決まっています。のど自慢をきっかけにデビュー、歌手になりたいという夢を叶えてくれた祖母が客席に来ているということで、香取慎吾がインタビュー。「本人がちょっと後ずさりするような感じでしたのでね、背中を押したんです」「頑張ってください」微笑む祖母に、三山さんは少し眼の奥に涙を見せています。
 ビタミンボイスと呼ばれる通りの美しい声で大熱唱。声もさることながら、笑顔を見せる表情も大変に良いです。孫の晴れ姿を見るお祖母さんは、歌が進むにつれてハンカチで拭う涙が大きくなります。家族の繋がりをこうやって見せてくれる番組が紅白歌合戦であることを、あらためて感じさせる名ステージでした。ただ歌に合わせて自然に入る手拍子は温かいこと間違いないのですが、曲調的に必要かどうかと言われるとやや微妙な印象もあります。これは紅白だけでなく、昨今のライブでも共通している問題です。
 なお得意のけん玉パフォーマンスは今回見られませんでした。その分ウラトーク席で存分に披露していたようですが、これに関しては後ほど。(2分24秒)

 

(ウラトーク)
 開口一番三山さんを「けん玉さん」呼ばわりする設楽さん。紅白宣伝期間ですっかり仲良くなったからこそ呼べる仲になっているようです。お祖母ちゃんが映ると「お隣が黒板五郎さん?」とボケていますが、ほぼ間違いなくお祖父様ではないかと久保田アナがフォロー。
 エピソードを知ったからこそ見ている方にも気持ちが入ると言いつつ、終始けん玉の披露を期待しているバナナマンの2人。ですので結局けん玉がなかったのにはちょっとガッカリ気味でした。

 

(解説)
・『NHKのど自慢』に出場したのは、2004年2月の土佐清水市大会。「白雲の城」を歌ってグランプリに輝きました。2009年に「人恋酒場」でデビュー。7年目での紅白初出場ですが、実はデビュー曲の時点でCD売上10万枚のヒットを記録しています。

・三山さんの歌の師匠は作曲家の中村典正北島三郎鳥羽一郎など日本クラウン所属の歌手への提供が多く、「仁義」「男の港」などをヒットさせています。平成期には山口ひろしの別名で藤あや子に「こころ酒」「むらさき雨情」などを提供、三山さんの芸名もそのペンネームが由来となっています。

・三山さんがけん玉をアピールし始めたのは2013年頃、コンサートの余興が始まりだったようです。この年日本けん玉協会の三段を取得、紅白歌合戦でも翌年以降のステージで大々的にこの特技をアピールする形となります。

・その1で触れ忘れたのでここで書きますが、この回ステージ直前テロップの一言紹介が完全に無くなります。ただデータ放送は個人的に今のところチェック出来ていません。この一言紹介が無かったのは2年間だけで、翌年はしっかり復活します。その代わりに?白い鳩のアニメーションが追加されていました。

E-girls(3年連続3回目/第64回/2011/18~28)
「Dance Dance Dance」(2015/Lauren Kaori/DWB, Nanna Larsen/初)

 総勢19名、平均年齢20.5歳。ここでの曲紹介は綾瀬・井ノ原両組司会ではなく総合司会の有働アナが担当。ネイティヴを意識している英語の発音が耳に残ります。相変わらず他の出場歌手と比べて扱いは良くないですが、個別で曲紹介があるだけ全然マシという印象もあります。
 EとGの巨大なパネルを4枚ずつ使う演出が目をひきます。このパネルがちょっと目立ち過ぎてるので、ダンスよりそちらに目がいってしまう人も多かったのではないかと想像します。演出の意図は十分理解できますが、玄人的な見方をすると若干蛇足だったような気もします。
 ただステージ上のパフォーマンスはダンス・歌ともに相当高レベル。19人のメンバーの動きはピッタリ揃っていて、歌もメロディーが良くて聴きどころも豊富。1コーラスが短いこともあって、演奏時間の割にかなり内容の濃いステージでした。こういうプロフェッショナルを感じさせる女性ダンスグループは、紅白だとまさにPerfumeか彼女たちという状況なので、次回も素直に楽しみにしたいです。(1分59秒)

 

(ウラトーク)
 E-girls登場で、一気に空気がガラッと変わることに感心するバナナマンの2人。
 この時点でもう7曲目。「紅白って全部で10曲くらい?」「なんでだw ラ・ママの新人コント大会じゃねえんだぞ」「ラ・ママとか言うんないよw 誰も知らねえだろ。俺らが一番最初デビューの時にやってたライブね、渡辺正行さんが司会の。今もやってますけど」
 ステージ上のダンスに感心したりE-girlsのEとは何なのかを推察するうちに最初のゲスト、三山ひろしが登場します。

 

(解説)
・このステージの曲紹介を担当したのは総合司会の有働由美子アナ。紅組歌手を紅組司会が紹介しない場面はこれまでにもいくつかありましたが、双方の司会が全く登場せず総合司会1人のみ曲紹介を担当した例は他にありません。

・ステージに立ったメンバーは19名ですが、この曲の選抜メンバーは元来14名だったようです。シングルごとに選抜制を取っていたのはこの曲までで、次の「Merry Merry Xmas」以降は全メンバー参加という形になりました。

・この時期のE-girlsは下部組織が結成されていて、高校生以上がRabbits、中学生以下がBunniesと命名されていました。19名に含まれていないパネルを持ったメンバーは、おそらくこのグループの一員だったと思われます。

・画面右上にあるLIVE!表示は、このステージから赤と白の模様が消えた銀色の文字のみになりました。ただし曲紹介の場面ではその模様が残る形になります。

・ウラトークで触れていたE-girlsの”E”は、やはりEXILEに由来しているのだそうです。ちなみにラ・ママ新人コント大会は渡辺正行主催で1986年から開催。バナナマンだけでなく爆笑問題やウッチャンナンチャンなどが世に出るきっかけとなった、関東お笑い界で極めて重要な位置を占めている大会です。

SEKAI NO OWARI(2年連続2回目/第65回/2010/29~30)
「プレゼント」(2015/Saori/Nakajin/初)
合唱:町田市立鶴川第二中学校・調布市立第五中学校・調布市立第七中学校

 Nコン課題曲ということで、これまでと同様中学生とメンバーが触れ合う映像が作られます。ただ映像の使用は短く、全体的にはその後のトークがメインでした。作詞したSaoriは中学生だった頃の自分に贈るとしたらどんな言葉がいいかという気持ちで書いたとコメントします。作曲したNakajinは、自分たちが中学で歌った合唱曲は大人になっても憶えているので、今歌っている人にとってもそういう曲になって欲しいと話していました。イノッチは綾瀬さんと中学生の頃の悩みについて軽くやり取り、準備が整った後にそのまま曲紹介。全く無駄のないナチュラルな進行でした。とてもマジメな場面ですが、ピエロの面を被ったDJ LOVEが真面目に立って話を聞いている姿はやや何とも言えない部分もあります。ここにかけた時間は映像含めておよそ2分ほど。
 セカオワのライブは他のアーティストには見られない演出がリピーターを多く集めていますが、このステージは至ってノーマルな内容です。決してトランシーバーを使うこともなく、凝った照明演出をすることもなく、途中から合唱が加わった程度でしょうか。そういう意味ではすごくセカオワらしくないステージという印象もありました。合唱団で登場した中学生は155名、ラストサビ前のCメロでメンバーのアップを映す15秒間で入場します。限られた時間ですがこれだけの大人数入れることを考えると、合唱以上に入場の練習も相当繰り返し行われたことが想像できます。(2分23秒)

 

(ウラトーク)
 ステージ上でこらえた涙をここで流す三山さん。おばあちゃんとはこの日まだ話していないよう。話を聴いているうちに、なぜか久保田アナももらい泣き。ここまで育ててくれた中村典正先生にこの場を借りて感謝、自身にとっての親父は彼のことを指しているそうです。
 いいムードになったところで、「けん玉なんでやらなかったの?」と尋ねます。三山さんによると、出す隙間がなかったのこと。ちなみにけん玉協会からは赤と白の特注のけん玉を作っていただいて、この場にも持参したようです。
 なお合唱している中学生は、日村さんが食堂でバッタリ会ったそうで、なんでこんなにいるんだろう?と思ったようです。

 

(解説)
・Nコン中学校の部課題曲が紅白で歌われるのは4年ぶり。その間の楽曲、YUI「fight」とゆず「友~旅立ちの時~」は同年の紅白で別の曲を選曲、EXILE ATSUSHI「桜の季節」はEXILEの出場がメインのため歌われない形でした。

・合唱で登場した町田市立鶴川第二中学校はこの年のNコンで金賞受賞、調布市立第五中学校・第七中学校が合同で優良賞を受賞しています。鶴川二中の合唱部は全国トップクラスでこの年は前年に続く2連覇、それ以降も2018年まで毎年上位に入賞しています。

・この年は7月に日産スタジアムで単独公演、2日間で約14万人を動員しました。シングルは「ANTI-HERO」「SOS/プレゼント」の2枚をリリース、「プレゼント」以外は実写映画版『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』のタイアップがつきました。この曲はNコン課題曲、鉄拳のイラストで構成されたMVも話題になっています。

坂本冬美(13年連続27回目/第39回/1987/48)
「祝い酒」(1988/たかたかし/猪俣公章/9年ぶり3回目)
振付:濱田”Peco”美和子 踊り:ジョビィキッズ

 1月10日(日)に放送スタートする大河ドラマ『真田丸』の映像が流れます。堺雅人長澤まさみ大泉洋がステージに立ちます。堺「本格大河でありながら家族の物語」長澤「影で支えられるように頑張りたいと思います」大泉「私がやったことがないくらい堅い役でございまして」「(最終的に兄弟で敵味方になる堺とは)本当に仲良くて兄弟のような気持ちでいるもんですから、出来れば同じ方にいって戦いたい」とそれぞれコメント。やはり喋る時間は大泉さんが一番長い様子です。
 『真田丸』の門出を歌で応援したいという曲紹介のもと「祝い酒」。そんな選曲理由でいいのでしょうか。和服姿の鈴木梨央寺田心を中心に、同じく着物姿・袴姿の子どもたちが一緒に踊ります。かわいいですね。冬美さんの歌のうまさはいつも通りですが、イントロとアウトロは過去になくカットされていました。したがって相当あっさりした印象で、例年と比べて扱いがかなり悪いです。もっと酷い出場歌手も他にいるとはいえ、先のことを考えるとちょっと気になりますね。心配です。(2分15秒)

 

(ウラトーク)
 トーク中は音がうるさいのでけん玉は禁止の模様。試しに少しやってもらうと、やはり相当大きな音が聴こえます。真田丸の宣伝、「けん玉丸ならやってもよかったのに」「けんだ丸でいいでしょ」、訳の分からないトークになっています。
 席にはペンライトが用意されてます。「けん玉もいいですけどもし良かったらペンライトも…」「次が坂本冬美さんのすごく元気が出る曲なので、是非けん玉でリズムをとっていただいて久保田アナのネタフリがききまくってます。三山さんは快諾しますが、さすがにバナナマンの2人もツッコミまくり。いつか舞台上でけん玉をやってほしいというトーク、「その次の年に駒をやって、その次は凧揚げて」、趣旨が完全に変わっています。
 歌に入って本当にけん玉OKの指示が出ました。というわけでリアルにけん玉でリズムを取る三山ひろし。歌の最中ずっとやっていて大技まで披露、「何しに来たんだ」というツッコミまで入ります。たださすがに2番途中からはペンライトに持ち替えたようでした。

 

(解説)
・『真田丸』は真田一族をテーマにした大河ドラマで、『新選組!』以来12年ぶりとなる三谷幸喜脚本作品。視聴率・作品の評判ともに上々で、翌年の紅白でもしっかり取り上げられています。主演を務めた堺雅人は、その『新選組!』の山南敬助役で大きく知名度を上げました。『リーガル・ハイ』の古美門研介や『半沢直樹』など、2010年代のドラマ史には欠かせない俳優になっています。

長澤まさみは2004年の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で脚光を浴び、翌年の紅白に18歳の若さでゲスト審査員に選ばれました。紅白出演はその時以来10年ぶりです2回目です。大河ドラマ出演は『真田丸』で3回目ですが、いずれも架空人物を演じてます。ちなみに2009年に出演した『天地人』の初音役は、真田の忍びです。

鈴木梨央は当時10歳、寺田心は当時7歳。鈴木梨央はこの年『あさが来た』のヒロイン・あさの幼少期を演じています。寺田心はTOTO『ネオレスト』のCMが話題になり、ドラマだけでなくCMやバラエティなどの出演も一気に増えた年でした。ちなみに2人とも事務所はジョビィキッズに所属、後ろで踊るメンバーも同じ事務所の仲間です。第62回(2011年)に出演した芦田愛菜や井上琳水もこの事務所所属でした。

德永英明(10年連続10回目/第57回/1986/54)
「時代」(1975/中島みゆき/中島みゆき/4年ぶり2回目)

 話題になった『NHKスペシャル・カラーでよみがえる東京』の映像をバックに熱唱。歌われる楽曲も「時代」なので、とてもよくマッチしています。ただ德永さんは今回その映像の前で歌っていたので、真っ白な衣装が時々映像と同化しそうな状況になっていました。そこが今回の演出における若干の難点でしょうか。もっとも黒だと余計に酷いことになりそうで、衣装との相性という点では若干難しい演出なのかもしれません。なお歌はいつも通りの聴かせる内容でした。(2分21秒)

 

(ウラトーク)
 ステージに始まる前に、三山さんが席を離れます。「三山ひろし、来年も一生懸命頑張ります、よろしくお願いします!」と力強く宣言。
 静かな雰囲気になり「ここは騒げないな」「ここはけん玉NGですね」。設楽さんは生の歌声を聴きたいからイヤホンを外すことがあるようですが、意外とイヤホンをつけた方がよく聴こえるという話もありました。
 「今年の紅白歌合戦も良かったねぇ」「終わりじゃねぇんだ」「紅白で仕事納めができるってのはね、こんなに嬉しい、歌やってる人間にとっての憧れの舞台だから」「てめぇいつ歌やったんだ、てめぇは一生コメディアンやっとけ」。設楽さんと日村さんの漫才が冴え渡ってます。

 

(解説)
・『NHKスペシャル』で話題になった『カラーでよみがえる東京-不死鳥都市の100年-』は2014年10月19日に放送。この映像はDVD化されて、公式に発売もされています。

・「時代」は第62回以来4年ぶり2回目の歌唱。同じ歌手がカバー曲を2度紅白で歌った例は、他に天童よしみ「川の流れのように」の例があります。それ以外でも洋楽スタンダードナンバーや童謡などで散見されますが、J-POPに関しては今の所これ以外にありません。

・德永さんは第57回以降10年連続出場でしたが、今のところこの年が最後の紅白となっています。カバーアルバム『VOCALIST』シリーズもこの年の6作目がラスト、翌年のベスト発売でそのプロジェクトを終えています。「時代」をカバーしたのは2005年なので、紅白歌合戦に出場した期間はほぼそのまま『VOCALIST』シリーズに力を入れた期間と合致します。