第71回(2020年)NHK紅白歌合戦出場歌手予想(改訂版)

 ここ何年かは出場可能性の高い順に各組TOP50を列挙するという形で予想して、9月にアップした予想もそれで書きましたが、少し限界が出始めているので、今回は確実・有力・微妙・可能性ありと4ブロックに分けてそれぞれ書いていきます。確実+有力+微妙/受諾するかどうか?の合計で各22組、微妙/ボーダーラインは可能性高そうな順番で表記していますが、それ以外は紅組白組ともアイウエオ順で書いてます。

 前回の出場者数は紅白各21組、特別出演がビートたけし、松任谷由実、竹内まりや、YOSHIKI feat.KISS、ジャニーズJr.とディズニーの企画でした。その前が各22組プラスサザン・北島兄弟・アニメにキッズショーという具合。15分放送時間が短くなっていることを考えると特別出演含めて今回は全部で44ステージ程度、VTRなど曲紹介を削れば各24組くらいでも問題ありませんが、現状慌ただしい演出にしないことはまず間違いないはずなので(というよりそれを希望しますが)、単純に企画を減らして各21~22組出場、というイメージで考えています。企画をやるとしたら筒美京平追悼と、『エール』で取り扱われた楽曲のメドレーでしょうか。個人的にはこの2つあれば十分足りるような気がしています。リモートも駆使した全員合唱など、他にも考えられますが…。

(出場確実)
いきものがかり、石川さゆり、坂本冬美、椎名林檎(東京事変)、乃木坂46、Perfume、日向坂46、水森かおり、LiSA、Little Glee Monster
嵐、五木ひろし、瑛人、Official髭男dism、関ジャニ∞、King & Prince、純烈、氷川きよし、星野源、ゆず

 ここはもう長くなるので1組ずつは書きません。キャリアやNHK番組出演、今年の楽曲のCD売上やYoutube再生回数や今回の紅白のテーマなど総合的に考えた限り、ここに挙げた方々は間違いなく出場すると思っています。
 時々嵐が特別枠になるのではないか?という意見も見受けられますが、私は反対です。解散ならまだしも、あくまで活動休止で第71回で復帰する可能性も残っていて、5人全員がメディアから見られるわけではなく個人ではまだまだ活躍します。第64回の北島三郎くらいまでいけばともかく、現段階では大トリまででしょう。そもそも今回司会に選んでいない時点で、NHKホールで歌うかどうかも分からない部分も出てきましたが、それに関してはジャニーズに関する話題の部分で書きます。

 

(出場有力)
aiko、島津亜矢、JUJU、鈴木愛理、天童よしみ、NiziU、Foorin、松田聖子、松任谷由実、MISIA
GReeeeN、郷ひろみ、三代目J SOUL BROTHERS、鈴木雅之、菅田将暉、福山雅治、三浦大知、三山ひろし、山内惠介

 aikoは今年も順調に活動、Youtubeの再生回数の伸びも悪くない印象ですが、確実よりは若干落ちるかなという意味でこちらに。
 島津亜矢はオリジナルがヒットしていないのがネック。とは言え菅原洋一~由紀さおり・安田祥子~德永英明の系譜に入っている印象で、NHK以外でもそういった使われた方が定着していることを考えると続投の可能性が高いと思います。
 JUJUは紅白歌合戦に限って断るイメージですが、三浦春馬と番組を持っていたことと夏のライブ・エール出演を考えると、今回は受諾すると予想します。
 天童よしみは66歳という年齢が微妙ですが、前回のステージを見る限りではまだ問題ないと予想。
 NiziUは今年のムーブメントとして外せない一組ですが、TWICEと事務所が同じなのが難しいところ。2組とも選ばれるのが理想ですが、現状では1組のみになる可能性がやや高いと考えました。
 Foorinは夏のライブ・エールでも「パプリカ」を歌っていて3年連続の可能性も高いと考えますが、さすがにその時期を過ぎてからストリーミングやビルボードのチャートから目立たなくなりました。そこをどう考えるか悩みどころ。
 松田聖子は大晦日日本武道館でカウントダウン開催が決まりました。とは言え今回は場合によっては半分くらい中継になる可能性もあり、無観客のNHKホールで歌うメリットは例年より高くありません。40周年で話題になった一年ということを考えると、基本的には中継で出場と考えて良いのではないでしょうか。
 松任谷由実は夏のライブ・エールで「やさしさに包まれたなら」を歌っています。基本的に特別な回に関して言うとここ最近は出演を受諾している印象があります。今回も受諾する可能性は高いように思います。
 MISIAは前回紅組トリ。今年の曲があまり目立っていないので有力にはしましたが、夏のライブ・エールには出演。出場の可能性は高いはずです。
 鈴木愛理鈴木雅之はデュエットで出場する可能性が高いと判断しました。MVだけでなくTHE FIRST TAKEの再生数も非常に多いです。

 山内惠介三山ひろしは出場を重ねるたびに微妙な扱いになっている印象もあるのですが、現状まだCDセールスは低くなっていないので連続出場と考えます。
 三浦大知はパフォーマンスを考えると連続出場で問題ないのですが、ダンスメインのアーティストは新しい勢力も多く伸びていて、意外とYoutube再生回数が多くないのも気になっています。とは言えまだ確実寄りではあるのですが…。
 福山雅治は音楽活動をしていないのが気になっていましたが、12月に新しいアルバムがリリースされます。ツアーは延期になりましたが、それでも中継出演になる可能性は十分あります。ただNHKホールで27年ぶりに歌う可能性もあります。
 菅田将暉は俳優他のコラボレーション中心なのが気になりますが、今月『STAND BY ME ドラえもん2』の主題歌がリリースされます。おそらくヒットするはずなので、辞退でもしない限り連続出場ではないでしょうか。
 LDHは前回同様1組、昨年欠席した三代目J SOUL BROTHERSが復帰すると予想しました。ただGENERATIONS続投の可能性もなくはないので、確実とまでは言いません。
 郷ひろみは65歳という年齢が気になりますが、筒美京平追悼とSONGS出演ということを考えて、まだ連続出場すると予想しました。
 GReeeeNは『エール』主題歌担当、夏のライブ・エールにも出演したことを考えると紅白出場も受諾してくれると予想しています。

(微妙・受諾するかどうか?)
あいみょん、YOASOBI
King Gnu、BTS、米津玄師

 この5組は今年のムーブメントを考えると外したくないですが、正直辞退の可能性も低くないと思ってます。あいみょんは前回のことがあります。YOASOBIはテレビでのパフォーマンスがありません。King Gnuはインタビューで辞退を示唆する発言がありました。BTSは完全に海外メインなので、出すとすると白組歌手ではなく特別枠の方が相応しい気がします。そして米津玄師は、「Lemon」で出場した分より受諾する可能性が低いと考えるのが適当でしょう。でもやはり、挙げた5組は出場して欲しいと個人的には強く願っています。

(微妙・ボーダーライン?)
Superfly、丘みどり、TWICE、櫻坂46、AKB48、今井美樹、上沼恵美子、上白石萌音、milet、BiSH、AAA、E-girls、市川由紀乃、薬師丸ひろ子、森七菜、平原綾香、新妻聖子、高橋真梨子
宮本浩次、DISH//、Snow Man、SixTONES、DA PUMP、JO1、EXILE、V6、山崎育三郎、GENERATIONS、Kis-My-Ft2、Hey! Say! JUMP、森山直太朗、SEVENTEEN、YOSHIKI、秦基博、福田こうへい、TUBE、真田ナオキ、細川たかし

 Superflyは1月のアルバム以降配信リリース1曲のみでやや目立っていない印象があり、歌唱力高いソロシンガーでJUJUを選ぶ場合外れる可能性があると考えました。とは言え非常に高い歌唱力、個人的には連続出場を願いたいと思ってます。
 宮本浩次はSONGSに2回出演するなど、NHKの出演が非常に多いです。ただ今年の曲だと「ハレルヤ」が300万再生なので、Youtubeだけで考えると及第点と言ったところ。微妙、とはしましたが受諾するかどうか?の3組全員が引き受けるとは思えないので、そう考えると可能性はかなり高いと考えてもらって良いです。
 丘みどりはNHK出演が多いとは言え、想像以上にセールスが伸びていない印象が強いです。前回のステージの扱いも酷いもので、そう考えると可能性はどうでしょうか…。かなり微妙だと思っていますが、ボーダーライン上には確実にいます。
 DISH//は何と言ってもTHE FIRST TAKEにおける「猫」の再生回数、それを起点としたストリーミングでのヒット。芸人他がYoutubeでカバーするようになれば、これはもう浸透したと言って良い証。懸念点はやはりジャニーズやライジングなど、他の事務所との兼ね合いになります。あとはベテラン勢を押しのけてどうしても…とまでいくかどうかでしょうか。その点で考えると個人的には有力一歩手前くらいまでかな、と考えていますが。
 そのジャニーズ、前回同様5枠と仮定した場合は勢いのある新人、Snow ManSixTONESが選ばれると予想します。どちらか片方のみということは無いと思います。ただジャニーズは毎年東京ドームのカウントダウンライブが恒例で、今年開催はまだ決定していませんが、観客を入れるかどうか別としても嵐を司会に選ばなかったことが非常に気になっています。今回移動には例年と違ってかなりリスクがあるので、場合によってはジャニーズが全員中継出演になることも考えられます。とは言えやはり嵐、関ジャニ∞、キンプリは外せないと思います。少なくとも3枠は確定であとは流動的、新人2組を選ばないとしたら前回出場したHey! Say! JUMPKis-My-Ft2よりも、デビュー25周年で好感度も高いV6が選ばれて4組になると思うのですがどうでしょうか。前回の選曲を考えると、ヘイセイやキスマイが選ばれるとしたらそれは筒美京平メドレーを、第44回の少年隊「服部良一メドレー」みたいな感じで歌う形ではないかと思います。

 TWICEはNiziUの所で書いた通りです。
 DA PUMPはそこまで人気急落した印象はなく、落選となればやや厳しいと思うのですが、有力と判断した面々にDISH//やジャニーズ2組との比較になると…。
 JO1はPRODUCE 101 JAPANの合格者で結成されたグループ。デビュー曲の再生回数も1000万超えで多いです。ただDISH//やDA PUMPと比較すると、キャリアを含めて考えた優先度は少し落ちるでしょうか。
 AKB48も結成15周年とは言えここ2年のステージでネタ切れ感があり、Youtubeでも今年の曲の再生回数が伸びていません。LINEリサーチで調査レポートもありましたが、この結果を見ると正直…。むしろ12月の新曲で再始動する欅坂46改め櫻坂46の方が若干可能性高いのではないかとまで思っています。とは言え色々未知数な部分もあるので、こちらも4年連続出場となると少し難しい印象があります。もっとも秋元系アイドル枠を4から2に一気に減らすとしたら思い切り過ぎるので、結局フタを開ければどちらかは選ばれそうな気もしますが…。
 EXILEはATSUSHIが11月2日限りで卒業、大晦日に一夜限り復帰となればその限りではないですが、そうでないとしたら…。前回事情があったとは言えLDH枠を1つに収めということを考えると、三代目のみになると思います。前回出場のGENERATIONSは三代目を超えているとは言い難いので、厳しいでしょうか…。
 SEVENTEENも若い人には人気で、当然Youtube再生回数もかなり多いですが…。NiziUとTWICEどちらかもしくは双方が出るとして、もう1組出るかどうかという部分が正直大きいような気がします。

 今井美樹は夏のライブ・エールに出演しましたが、「PRIDE」も「PIECE OF MY WISH」も過去の紅白で歌っていることを考えると、少し微妙な気がします。これは平原綾香にも言えます。どうしても絶対、他の候補を押しのけて出場させるには少し弱いような気がします。ベテランだと他にSONGS常連の髙橋真梨子復帰も考えられるところ。
 前回リストに入れるのを忘れていましたが、「時のしおり」がロングヒットしている上沼恵美子も可能性あり。丘みどりもしくは天童よしみと入れ替えて出場させても良く、間違いなく話題にもなりますが、正直申し上げると好感度がネック。あと実際のところヒットしていると言っても全世代に浸透している印象がないので、その点も大変微妙です。ただ複数曲がYoutube1000万回再生しているmiletや、楽器を持たないアイドルとして注目されているBiSHも逆の意味でまだ広く浸透していない印象はあるので、この辺りは難しいところ。
 今年限りで活動休止、解散を迎えるAAAE-girlsも候補ですが、一旦落選したグループをあらためて再出場させるには…あるいは出場中の扱いを考えるとやや難しいという印象です。
 女優だとNHKと関係性が強い上白石萌音、もしくは今年話題になった森七菜もいますが、二十数組に入れる程では…というのが正直なところ。

 連続テレビ小説『エール』からは薬師丸ひろ子森山直太朗山崎育三郎の再出場もしくは初出場の可能性があります。他にも可能性ありの所で何人か名前を挙げていますが、可能性があるとしたらこの3人のうち1人くらいかな、と思ってます。また山崎育三郎に対しては新妻聖子も挙げてみましたが、久々にミュージカルから1組ずつ選ぶ可能性もあるように思います。過去の紅白で今回参考にするとしたら近年ではなく1987年~1989年辺りだと思っているのですが、当時の多ジャンルの波が今回押し寄せる可能性も僅かながらあるように感じています。
 次の連続テレビ小説の主題歌を担当する秦基博の可能性もありますが、ヒットという面ではまだ不確定要素があります。次回の方が可能性高いのではないでしょうか。
 ライブ・エールにも出演したYOSHIKIは、白組歌手としてよりも別枠の方が可能性あるでしょうか。卒業宣言したとは言え、「イヨマンテの夜」をカバーした細川たかしも一応要注意。ひと昔前なら間違いなく選ばれているであろう実力者である福田こうへい市川由紀乃、うたコンの出演が意外と多くて、CDセールスが好調な演歌の真田ナオキも可能性低いですが要注意。SONGSだと季節は違いますがTUBEも他よりは可能性あるかもしれません。とりあえずはまあ、こんなところでしょうか。

(可能性あり)
AI、IZ*ONE、絢香、安斉かれん、家入レオ、岩佐美咲、岩崎宏美、Uru、香西かおり、柴咲コウ、竹内まりや、田村芽実、津吹みゆ、DREAMS COME TRUE、浜崎あゆみ、広瀬香美、ポルカドットスティングレイ、豆柴の大群、水樹奈々、杜このみ、yama、ヨルシカ、由紀さおり、緑黄色社会
石丸幹二、井上芳雄、岡崎体育、柿澤勇人、北山たけし、KinKi Kids、久保田利伸、Creepy Nuts、ゴールデンボンバー、サカナクション、さだまさし、佐野元春、ジャニーズWEST、城田 優、Sexy Zone、Da-iCE、竹島 宏、辰巳ゆうと、Twenty★Twenty、中澤卓也、長渕 剛、西川貴教、Novelbright、back number、ヒカキン&セイキン、フィッシャーズ、古川雄大、ヤバいTシャツ屋さん、横浜銀蝿40th、RADWIMPS、彩青、wacci、WANIMA

 とりあえず色々列挙しました。SONGS絡み、エール絡み、ミュージカル絡み、テレビに出ていないけど話題になっているアーティスト、その他もろもろ。なんだかんだで各50組ずつ以上書いてますが、それでもこのリスト外から1組くらい選ばれてもおかしくないのが出場歌手予想の難しいところ。

 曲目や曲順に関しては、また出場歌手が決まってからあらためて予想として書いていきます。ただこれだけ書いといてなんですが、今回の紅白で重要な要素は出場歌手よりもむしろ演出・見せ方。場合によっては曲間の方が番組の出来不出来に関わるかもしれません。今年は間違いなく在宅率が例年より高くなるので、視聴率もその分上がると思われます。したがってあまりに酷い内容だと、翌年以降の数字に直結します。私個人としては単なる紅白歌合戦好きとして、一応映像で残ってる紅白歌合戦を可能な限り全て見たとは言え、一視聴者としての立場から書くことしか出来ないですが…。

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