第71回(2020年)NHK紅白歌合戦~その7~

紅15(全体33):YOASOBI(初出場)

・2019年結成、デビュー
・20~26歳・2人組 東京都、山口県出身
・楽曲:「夜に駆ける」(2019/12/15 配信)
  詞・曲:Ayase
・歌唱前テロップ:テレビ初歌唱!

・歌唱中テロップ:2020年を代表する大ヒット!

・演奏時間:4分35秒

 紹介映像がVTRで流れます。ストリーミング累計3億・年間総合ソングチャート1位の実績が、THE FIRST TAKEの動画とともに紹介されます。埼玉のとある場所からパフォーマンスしてもらうとの紹介で、建物の外観が映ります。公式のアナウンスはありませんでしたが、埼玉県東所沢にある角川武蔵野ミュージアムのようです(私は情報が出てくるまで分からなかったですが)。この建物は2020年8月にオープンしたばかりで、ステージの舞台となっているのは建物内の本棚劇場。中には3万冊の本が並び、本棚にはプロジェクションマッピングが行われているそうです。いずれにしても、小説をテーマに曲を書くYOASOBIにはうってつけの場所です。イントロが始まり本人たちが登場する前の時点で、私はもう凄いと圧倒されてしまいました。

 THE FIRST TAKEでのパフォーマンスはYouTubeで見ていますが、ikuraさんの第一声はそれとはまた違う形でグッと掴まれました。綺麗な歌声は声質も優れていますが、声の出し方も間違いなく確か。高い音もしっかり出せていて平歌も安定していて、早口パートを聴いていても分かる通りリズム感も抜群。正直、尋常ではないくらいに歌唱力は高いと感じました。

 ステージには2人だけでなく、サポートのメンバーも加わって総勢6人。楽曲のクオリティーが高いこともありますが、見ていてものすごく気持ち良さそうに演奏していた印象があります。テレビ初歌唱だから余計にそう感じた面もあるかもしれませんが、やはりそれを差し引いても全方位的に見て文句つけようのない名ステージでした。NHK外部から中継したステージでは、第69回の米津玄師か今回のこのステージかという位の出来で、間違いなく歴代最高レベルの内容だったと断言できます。

 パフォーマンス後はボーカルのikuraさんに感想を聞きます。「とても楽しく歌わせて頂きました、ありがとうございました」。コンポーザーのAyaseさんにもおそらく聞く予定だったと思われますが時間の関係もあってカット、テロップだけがタイミング悪く表示される形になってしまいました。

 

(ウラトーク)
 テレビ初パフォーマンスに、ウラトーク席の2人とも興奮気味。建物の外観、思わず「石?」と直美さん。

 どこ?セット?と驚く2人ですが、チコちゃんはどこなのか知っているようです。「気持ちいい」「こういう方々だったんだ…」。映像の雰囲気に堪能していますが、サビに入ると、なぜかPerfumeのメンバーが2人の目の前で曲に合わせて口パクで踊るという超展開が発生。「4人目のPerfumeをスカウトしに来たんじゃない?」と適当に話しますが…。

 間奏に合わせて、あ~ちゃんはピアノを弾くふりまでして、口パクではなくフツーに歌っているようです。後半は完全に2人がPerfumeの動きを実況。多分私がこの場にいたら完全に卒倒してしまうような、そんな状況が繰り広げられていました。

 

(解説)
・「夜に駆ける」は2019年12月に発表されたメジャーデビュー曲ですが、公開7ヶ月でMV再生数2000万回を突破する大ヒットになりました。ビルボードでも週間1位を3週獲得して年間総合1位、これはCD発売していない作品では初の事例です。

・年間1位のヒット・テレビ初出演の話題性・ステージの素晴らしさが最高に噛み合った形で、放送直後のティーザー再生数は圧倒的トップの数字を記録しました。年が明けてすぐのアルバム『THE BOOK』も大ヒット、2021年以降も数多くのヒットを生み出しています。

・ボーカルのikuraは元々幾田りらの名前で活動していて、YOASOBI結成後も並行してソロワークを展開しています。2016年のデモアルバム『15の想い』が初リリース、前年7月には「全力少年」のカバーがテレビCMで話題になっていました。

白15(全体34):関ジャニ∞(9年連続9回目)

・2002年結成、2004年デビュー 第63回(2012年)初出場
・35~39歳・5人組
・タイトル:「みんなで踊ろう!前向きスクリーム!」
 楽曲:「前向きスクリーム!」(2015/8/5 シングル)…2年連続3回目
  詞:GAKU / 渡辺潤平 曲:渡辺潤平
・歌唱前テロップ:ホールもスタジオもテレビの前の皆さんも一緒に前向き体操
・歌唱中テロップ:テレビの前のみなさんもご一緒に
・演奏時間:2分36秒

 歌前にステージからコメントあり。ステイホーム中に発信した前向き体操で盛り上げましょう、とのことですが、大倉さんがなぜか思いっきりステイホームをホームステイと言ってしまってます。審査員ルームの室伏広治とも中継。一応スポーツ庁長官という立場なので、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて勢いをつけたいと話しています。

 第66回で歌った時は出場歌手もゆるキャラも大集合でまさに密そのものといったステージでしたが、今回は5人だけのステージ。各所に映像を繋げてみんなで踊る形になっています。審査員ルームにいるゲスト審査員やウラトークコンビにPerfume、オーケストラスタジオの演奏メンバーにフワちゃん、ホール内のロビーではDJ KOO数原龍友のけん玉コンビも映ります。紫の全身タイツで踊っているのは、関口メンディーのようです。勿論舞台袖では司会者3人も踊ります。複雑な振付ではないので、テレビの前で踊る視聴者も案外多かったのではないでしょうか。ラストサビ前の歌詞も変えていますが、丸山さんの替え歌は5年前と同様、あまりハマりがよくありません。

 

(ウラトーク)
 Perfumeはどうやら審査員ルームにこの踊りを教えてくれる先生みたいな存在のようです、いやそういうわけでもないみたいです。踊りながら審査員ルームの状況を実況。Perfumeの3人の歌声もしっかりマイクに入っていました。ただ富澤さんだけは明らかにカクカクの動きをしていて、山里さんはそれを見て全力でツッコミ。

 

(解説)
室伏広治はこの年10月に鈴木大地と替わる形でスポーツ庁長官に就任しました。ゲスト審査員は世界陸上で銀メダルを獲得した第52回以来19年ぶり。ハンマー投げの日本記録84.86mは父親が記録した2位の75.96mを大きく上回っています。

・「前向きスクリーム!」は前年のシングル「Re: LIVE」で5人ver.を再録。これ以降「オモイダマ」「がむしゃら行進曲」「罪と夏」「ブリュレ」がシングルのカップリングで歌い直されています。

・本編レビューにも書いた通り5年前のステージは出場歌手も全員参加でお祭り騒ぎの内容でしたが、当時Perfumeはこの演出に不参加でした。審査員ルームにお邪魔してまでリモートで一緒に踊ったのは、もしかするとこういった背景があったのかもしれません。

紅16(全体35):東京事変(初出場)

・2003年結成、2004年デビュー
・42~56歳・5人組
・タイトル:「うるうるうるう ~能動的閏〆篇~」
 楽曲1:「能動的三分間」(2009/12/2 シングル)
  詞・曲:椎名林檎
 楽曲2:「うるうるうるう」(2020/4/8 アルバム『ニュース』)
  詞:椎名林檎 曲:伊澤一葉
  振付:MIKIKO 踊り:ELEVENPLAY

・歌唱前テロップ:8年ぶりに活動を再開!”時間”をテーマにしたSPメドレー
・歌唱中テロップ:”時間”をテーマにしたSPメドレー

・演奏時間:4分22秒

 二階堂さんは林檎さんのファンなので、力が入ります。東京事変のメッセージ「この2020年、反故になったあらゆる約束の中でもこれまで絶えず受け継いでこられたお祭りの数々を思うと、どうにも胸が締め付けられます。今宵我々は特に、越中おわら風の盆へ、静かに思いを寄せて参ります」を代読した後曲紹介。

 101スタジオでのパフォーマンス、バックのテレビにはこれまでの東京事変の楽曲のMVが流されます。冒頭は「能動的三分間」ラストの変奏、その間に正面のタイムウォッチがカウントダウン。それが終わった後に「うるうるうるう」演奏開始、ここから時間が計測され始めます。越中おわら節をテーマにした衣装も、冒頭は5人毛皮のコートのようなもので隠しています。

 曲後半からはELEVENPLAYのダンサーも登場、ラストは黄色い旗を林檎さん中心にみんなで振ります。本当はもしかすると、オリンピックの開会式でやりたかった演出だったように思えるのは考え過ぎでしょうか…。作り込まれたステージは今回もやはり健在でした。なお歌詞テロップ縦書きはこれまでの紅白史上初めてです。

 歌終わりに二階堂さんとやり取りあり。「大役を立派にお務めで…」。林檎さんも二階堂さんに惚れているようです。その姿に思わず、「母親かあなたは!」という大泉さんのツッコミが入りました。

 

(ウラトーク)
 非常に高いテンションを保ったままでPerfumeの3人は退席。ただ山里さんは「4人目見つかったよ」と本人たちに伝え忘れてしまい少し後悔。

 ステージはやはりカッコ良いという感想。衣装が登場して、山里さんは「和菓子のパッケージみたい」と独特な表現。ウラトーク席には室伏広治が登場、ここまでの感想は「なんか小声になりましたね最初と比べて」。ただうるさいと言っていたのはあくまでサンドウィッチマンだったと話しています。

 関ジャニ∞の踊りは「舟漕ぐみたいで面白かった」という感想でした。その後は来年のオリンピック・パラリンピックをテーマにした話を展開。「みんなが活躍する舞台をちゃんと作ってあげなきゃいけない」という使命は、このトークでもしっかり伝わりました。

 

(解説)
・東京2020の開会式・閉会式4式典総合プランニングチームの一員として尽力した林檎さんですが、この年12月23日に一旦解散になりました。冒頭のメッセージが妙に含みを持った内容になっていますが、その内幕は翌年3月に週刊文春でスクープされることになります。

・東京五輪の開会式・閉会式はピクトグラムなど一部分は評価されましたが、総合的にはリオ閉会式と比べてもあまり賞賛される内容とは言えませんでした。一方五輪と比べるとしがらみが少ないパラリンピック開閉会式は、ネットなどでも概ね好意的な評価が得られています。

東京事変は初出場ですが、第62回と第67回で演奏に参加しているので実質3回目の出場です。楽曲も第62回で「女の子は誰でも」を演奏していたので、2回目とカウントするのが本来一番良いのかもしれません。

・越中おわら節といえば風の盆、風の盆といえば石川さゆり「風の盆恋歌」は紅白で2度歌われています。さゆりさんの唯一の大トリは第40回(1989年)、「津軽海峡・冬景色」でも「天城越え」でもなくこの「風の盆恋歌」でした。

・林檎さんのステージは基本的にほぼそうですが、このステージもMIKIKOが振付を担当しています。言うまでもなく彼女は東京オリパラのセレモニーを演出するはずだった人です。日本のお祭りをテーマにしたショーは本来ならこの紅白より前に、五輪の開会式で見ることが出来たパフォーマンスだったのかもしれません。

白16(全体36):ゆず(6年連続11回目)

・1997年デビュー 第54回(2003年)初出場
・43~44歳・2人組 神奈川県横浜市出身
・タイトル:「雨のち晴レルヤ ~歓喜の歌 紅白SP~」
 楽曲:「雨のち晴レルヤ」(2013/11/13 シングル)…7年ぶり2回目
  詞:北川悠仁 曲:北川悠仁/佐藤和哉
・歌唱前テロップ:和楽器×オーケストラ 紅白だけのSPアレンジ
・歌唱中テロップ:和楽器×オーケストラ
・演奏時間:2分49秒

 ゲスト審査員の宮本亞門に話を振ります。ゆずのステージを楽しみにしているそう。北川さんとは自粛期間中にオンラインで色々やり取りをしていたようです。

 歌前に北川さんが直接メッセージ。「今年は日本中・世界中が本当に想像もしていなかった1年だったと思います。まだ光は僅かなのかもしれないけれど、2021年皆さん一人一人の心が、晴れることを願って歌います。聴いてください、「雨のち晴レルヤ」。」

 オーケストラスタジオから、和楽器も交えてのスペシャルステージ。元々和を基調とした雰囲気の楽曲でMVもその色が強かったですが、いざ形にしてみるとまさに圧巻。「歓喜の歌」は間奏でそれが新たに入るアレンジでした。ダイナミックなステージで、これもまた大変素晴らしい内容だったように思います。個人的にはもう少し長く聴きたいとも感じましたが。

 

(ウラトーク)
 歌のパワーを感じるという2人のトーク、山里さんはDA PUMP以来の「ごきげんだぜっ」という状況のようです。間奏の第九からは、年末らしさを思いっきり感じています。素晴らしい演奏に対して「ありがとうございます」を、なぜかとろサーモン久保田さん風に。演奏終了時は、室伏さんはじめゲスト審査員も大きな拍手だったようです。

 

(解説)
・ダンサー・演出家として数多の実績を残した宮本亞門、本来なら彼もオリパラ演出に携わるべき人だったのかもしれません。紅白出演は初ですが、1993年と1994年に日本レコード大賞の司会を担当しています。

・「雨のち晴レルヤ」は朝ドラ『ごちそうさん』の主題歌で2013年に大ヒット。第64回の歌唱時は当時のヒロインと相手役が応援で登場しています。2人はその後結婚しますが、この年週刊誌報道に端を発した騒動の結果離婚。正直まさかこのタイミングで選曲されるとは思ってもいませんでした。

・オーケストラスタジオは尺八や箏などの和楽器もあり、NHKホールのステージではなかなか難しいステージに仕上がっていました。イントロと間奏で北川さんがピアニカを演奏しますが、これもまた過去の紅白では過去に見た記憶のないシーンでした。

紅17(全体37):あいみょん(2年ぶり2回目)

・2015年デビュー、2016年メジャーデビュー 第69回(2018年)初出場
・1995年3月6日生 兵庫県西宮市出身
・楽曲:「裸の心」(2020/5/1 配信)
  詞・曲:あいみょん
・歌唱前テロップ:今年大ヒットしたバラード
・歌唱中テロップ:今年大ヒットしたバラード

・演奏時間:3分12秒

 「去年は寂しかったです」「今年は会えて良かったです」「おじさんはみんなあいみょん大好き」「マリーゴールドのパロディーとかやってるから」「見ました」、そんなやり取りが歌前に繰り広げられます。ゲスト審査員の吉沢亮も、自身が主演した映画の主題歌をきっかけに好きになったと話します。

 歌も勿論ですが、カジュアルな印象のタキシードに、緑色の肌着がアクセントになっている衣装も目を引きます。このステージもバンドメンバーのみでシンプルなセット、ですので曲本来の良さが自然にまっすぐに視聴者に伝わります。「マリーゴールド」で初出場した時は1コーラスラストサビ繰り返しで2分半と短かったですが、今回はしっかり3分の時間が与えられています。こういう聴かせる曲は、元々の曲の長さにもよりますがやはり最低3分は必要だとあらためて感じた場面でもありました。

 

(ウラトーク)
 ホールの雰囲気に合わせて、2人の声も自然にやや小さめに。室伏さんも見入っています。千鳥の大悟さんもあいみょんは好きなのだとか。ただ衣装は「寅さんが着ている服みたい」「あいみょんが着るとこういうファッションなんだなって」という感想でした。一瞬だけ暗い中でライトが真ん中にいく演出は「ザクみたい」、それを聴いてまたサンドウィッチマンの伊達さんが睨みつけています。

 

(解説)
・「ハルノヒ」「真夏の夜の匂いがする」「空の青さを知る人よ」、前年も「マリーゴールド」ほどではないとは言え十分大ヒットしていましたがなぜか落選でした。話を聞く限り辞退でもない雰囲気なので、当時の歌手選考のセンスがあらためて問われる部分になります。

・平成生まれ初の大河ドラマ主演となる吉沢亮は『青天を衝け』で渋沢栄一を演じています。渋沢栄一は2024年からの1万円札の肖像で採用されますが、紙幣のモデルが大河の題材になるのは史上初のことです。また前作でたびたびトラブルが発生した関係で放送開始は2月14日、これも大河史上初の事例になりました。

・「裸の心」はTBS系火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』主題歌としてヒット、YouTubeのMVは1億再生を達成しています。ドラマの平均視聴率は15.1%、この数字は同時間帯放送で2016年に社会現象になった『逃げるは恥だが役に立つ』より高いです。

特別3(全体38):YOSHIKI(グループ含め6年連続11回目)

・第42回(1991年)X JAPANのメンバーとして初出場
・1965年11月20日生 千葉県館山市出身
・楽曲:「ENDLESS RAIN(1989/4/21 アルバム『BLUE BLOOD』)…3年ぶり2回目
  詞・曲:YOSHIKI
・歌唱中テロップ:世界とひとつになって届ける
・演奏時間:3分45秒

 続いてはロサンゼルスからYOSHIKIが登場。VTRでは2020年のYOSHIKIの活動(Sing For Life、マリリン・マンソン、サラ・ブライトマン、ジェーン・チャン、ザ・チェインスモーカーズの映像)と、今回のコラボレーションの映像と本人のメッセージ。

「つらい年だったね みんな大変だったね
 苦しんでいる人たちのことを思うと心が痛い
 アーティストとして 人として みんなの心の傷が少しでも癒えるように
 終わらない愛を 尊敬する仲間たちと一緒に奏でようと思います
 みんなも一緒に歌ってね そしてこれからも一緒にがんばろうね」

 YOSHIKIのピアノ演奏はロサンゼルスのとある沿岸。これは事前収録で、ホールではその演奏に合わせてSixTONESLiSABABYMETALmiletが歌います。リモートではレコーディングスタジオでサラ・ブライトマンロジャー・テイラー(QUEEN)の歌声が加わります。ブライアン・メイ(QUEEN)が自宅?でギター演奏。

 サラさんの最初のパートはmiletさんとのデュエット、2番では”まどろみ抱きしめて”と日本語で歌っています。元々の音程が高いこともあって、ホールでは女性の歌声の方がやや耳に残る形でした。Twitterでも様々な評判が書かれていましたが、私はやって良かったのではないかと思っています。

 

(ウラトーク)
 豪華な顔ぶれに2人驚き。引き続き室伏さんとのトーク、士気を高める曲についての質問は色々聴きますよと話します。山里さんが舞台に立つ前はフラワーカンパニーズ「深夜高速」を必ず聴いているそう。「舞台って戦場じゃん?」と、勝手にYOSHIKIさんの言葉にしています。

 クイーンの映画を見ました?と自然に室伏さんにも尋ねて答えますが、直美さん曰く話しかけるなオーラが漂っていたようです…。SixTONESはジェシーがセンター、普段ギャグを言ってるのでズルいよと2人のコメントが入りました。

 

(解説)
サラ・ブライトマンが紅白に出演するのは3回目。第42回(1991年)に紅組歌手として出場、第69回でYOSHIKIとコラボしたステージは記憶に新しいところです。

・フレディ・マーキュリーがボーカルとして活躍したクイーンの活動は1970年~1991年ですが、マーキュリー没後もロジャー・テイラーとブライアン・メイの2人でクイーンの活動は継続しています。日本では2004年のドラマ『プライド』と2018年の映画『ボヘミアン・ラプソディ』によって、全盛期を知らない世代にも広く彼らの音楽が知れ渡る形になりました。

SixTONESにはデビュー曲「Imitation Rain」を提供していますが、来日できる状況でないためこういった形での共演になりました。第48回の西城秀樹と第67回の松田聖子はいずれも演奏で参加していましたが、もしかすると本来SixTONESのステージでも何かしらの形で共演する予定があったのかもしれません。

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