第59回(2008年)以降の辞退歌手
辞退の歴史・最終回は、当サイトで予想を始めた第59回以降の歌手をリスト化することにしました。1回ずつ振り返ります。同時に、辞退も考えられた歌手が出場した例も記します。
第59回(2008年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
竹内まりや | 縁の糸 朝ドラ主題歌・語り担当 |
生放送での歌唱に難色 | 出場無し |
DREAMS COME TRUE | 連れてって 連れてって デビュー20周年 |
制作活動専念 | 4年連続出場 |
安室奈美恵 | NEW LOOK 『BEST FICTION』大ヒット |
第55回まで10年連続 | |
宇多田ヒカル | HEART STATION | 出場無し | |
B’z | BURN -フメツノフェイス- デビュー20周年 |
出場無し | |
サザンオールスターズ | I AM YOUR SINGER デビュー30周年 |
活動休止中 | 第34回まで3度出場 |
沢田研二 | 東京ドームで還暦記念コンサート | 第45回まで17度出場 | |
忌野清志郎 | 日本武道館で復活コンサート | 出場無し、翌年5月に逝去 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
Mr.Children | GIFT | NHK北京五輪中継テーマソング担当 | 出場無し |
水谷 豊 | カリフォルニア・コネクション | セルフカバーアルバム 『TIME CAPSULE』のヒット |
出場無し (1979年は不出場) |
EXILE | Ti Amo | 大ヒット曲多数 当日はライブ開催の札幌ドームから生中継 |
前年まで3度出場 |
SPEED | White Love (ReTrack) | 再結成が大きな話題となる | 第50回まで3年連続 |
朝ドラ主題歌を担当した竹内まりやが大きな焦点でしたが、『SONGS』までは呼べても紅白は難しかったようです。ただ最終的には第70回(2019年)に特別出演という形で出演を承諾します。
事前にオファーしたかどうかは不明ですが、この年に「愛をこめて花束を」を発表したSuperflyはCOUNTDOWN JAPAN 08/09の大阪開催分に出演が既に決まっていました。
4年連続出場中だったDREAMS COME TRUEがまさかの辞退、その一方で長年辞退の続いたMr.Childrenが出演を承諾。またEXILEは、紅白歌合戦史上初の番組演出を目的にした内容やイベントと異なるワンマンコンサート開催中の中継ステージでした。
第60回(2009年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
安室奈美恵 | WILD | (スポーツ紙で交渉中との報道有り) | 第55回まで10年連続 |
井上陽水 | Love Rainbow デビュー40周年 |
スケジュール調整つかず スポーツ紙で内定報道有り |
出場無し |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
DREAMS COME TRUE | MIDDLE OF NOWHERE その先へ |
人気・新曲のヒットなど | 第58回まで12度出場、前回辞退 |
SMAP | そっと きゅっと 世界に一つだけの花 |
人気・新曲のヒットなど | 前回まで16度出場 この年草彅剛が不祥事で逮捕のニュースあり |
細川たかし | 望郷じょんから | 人気・新曲のヒットなど | 第57回まで33年連続出場 前々回不祥事の為辞退、前回もその余波で不出演 |
福山雅治 | はつ恋 | 人気・新曲のヒット 翌年に大河ドラマ『龍馬伝』主演 |
第44回以来16年ぶり |
ゆず | 逢いたい | 人気・新曲のヒット この年辺りから地上波の歌番組出演増加 |
第55回まで2年連続出場 |
レミオロメン | 粉雪 | ベストアルバムがヒット | 出場無し |
嵐 | A・RA・SHI Love so sweet Happiness Believe |
人気・新曲のヒット デビュー10周年 |
出場無し |
スーザン・ボイル | 夢やぶれて -I Dreamed A Dream- | オーディション番組での歌唱が世界的トピックに | 出場無し |
矢沢永吉 | 時間よ止まれ コバルトの空 |
この年還暦 多数のフェスに出演 |
出場無し |
この年は辞退よりも出演の方が大きく目立っています。特に矢沢永吉のサプライズ出演は前例が無く、非常に大きな話題になりました。それ以前と比較して明らかに紅白のサプライズ演出が増加したのは、この出来事がきっかけと思われます。
2枠で固定されたジャニーズは、この年デビュー10周年で既に大人気の嵐が遂に出場。同じく初出場のNYC boysと合わせて4枠に解禁されました。嵐は翌年から史上初のグループ白組司会に抜擢、2010年代の紅白歌合戦に欠かせない存在になります。また福山雅治も16年ぶり復帰、その後は昨年まで13年連続出場が続いています。
また、25回目の出場を果たした布施明が紅白卒業を表明したのもこの年でした。長年辞退を続けた大物アーティスト出演と同時に、常連歌手の卒業宣言もこの年以降増え始めます。
第61回(2010年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
矢沢永吉 | TWIST | 前回出演は紅白と自身の60年節目を記念した物だったため | 前回特別出演 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
L’Arc~en~Ciel | BLESS | NHKバンクーバー五輪中継テーマソング担当 | 第51回まで3年連続出場 2004年以降はヒットしながらも不出場が続いた |
桑田佳祐 | それ行けベイビー!! 本当は怖い愛とロマンス |
病気療養からの活動復活 翌年にアルバム発売 |
第34回までサザンオールスターズで3度出場 ソロでは初出演 |
明確な辞退という報道はこの年ありません。Superflyはこの年FIFAワールドカップのNHK中継テーマソング「タマシイレボリューション」担当でしたが、辞退という明確なソースはないので表からは外してます(オファーはしてるはずなのですが…)。
辞退とは異なるので表には入れていませんが、この年は内定誤報が目立つ年でした。BUMP OF CHICKEN、佐野元春、近藤真彦の名前が報じられ、特にバンプはTwitterでスタッフがデマ報道という声明を出しています。
また前年の紅組歌手で、病気療養(絢香・中島美嘉)、妊娠・出産(大塚愛・木村カエラ)による不出場が重なった年でもありました。
長年サザン・ソロで辞退が続いた桑田佳祐が、病気療養からの復活を兼ねてスタジオから中継出演しています。
第62回(2011年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
DREAMS COME TRUE | LIES, LIES. | 制作活動専念(この年新作発表無し) | 2年連続紅組トリで出場 |
コブクロ | Blue Bird | 喉の不調のため活動休止中 | 前回まで6年連続出場 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
松任谷由実 | (みんなの)春よ、来い | NHKと共同で「春よ、来い」プロジェクト立ち上げ | 第56回に上海から中継出演 NHKホールでの歌唱はこの年が初 |
松田聖子 | 上を向いて歩こう | 翌年の大河ドラマ『平清盛』に出演 カウントダウンライブの東京体育館から生中継 神田沙也加と親子共演 |
第52回まで15度出演 |
椎名林檎 | カーネーション 女の子は誰でも |
連続テレビ小説『カーネーション』主題歌担当 | 出場無し |
長渕 剛 | ひとつ | 東日本大震災被災地支援の活動を評価 | 第54回まで2度出演 |
1990年代は辞退の常連だった松任谷由実がついにNHKホールの紅白初登場、その一方で当時多かった辞退の報道もこの時期辺りからあまり目立たなくなります。デビュー当初に出場しなかった椎名林檎も、2014年以降は常連歌手として君臨するようになります。
第63回(2012年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
DREAMS COME TRUE | MY TIME TO SHINE | マリンメッセ福岡でのライブを優先 | 第61回まで2年連続紅組トリ、通算14回出場 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
プリンセスプリンセス | Diamonds | 再結成が話題 | 出場無し |
YUKI | プリズム | メジャーデビュー20周年 ソロ転向10周年 |
JUDY AND MARYボーカルで2度出場 |
YUI | Good-bye Days | Nコン中学校の部課題曲を担当 年内で活動休止を発表 |
出場無し 歌唱曲は2006年のヒット |
美輪明宏 | ヨイトマケの唄 | 『SONGS』出演 | 出場無し 約50年前にオファーはあったものの辞退 |
MISIA | Everything 明日へ |
出場無し テレビ歌番組初歌唱 |
週刊誌では関係者の談として小田和正・小泉今日子などの談もあったようですが、公式として辞退が明らかなのはドリカムくらいではないかと思われます。また前年出場のゆずとflumpoolも当日別会場でライブがありましたが、辞退か落選かは不明確なので表には入れていません。
MISIAのテレビ歌番組初歌唱、プリンセスプリンセスやYUIの活動休止前テレビラストパフォーマンス、美輪明宏の登場など、この年も思わぬ出場が多い年でした。
第64回(2013年)
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
髙橋真梨子 | for you… | 『SONGS』出演 40周年記念アルバムのヒット |
ペドロ&カプリシャスボーカルとして第25回、 ソロで第35回に出場 |
DREAMS COME TRUE | さぁ鐘を鳴らせ | スケジュール調整の都合がついた為 | 第61回まで2年連続紅組トリ、通算14回出場 |
泉谷しげる | 春夏秋冬 | チャリティー活動が番組テーマに合致 | 出場無し 歌唱曲は1972年のヒット |
サカナクション | ミュージック | 『SONGS』出演など | 出場無し 紅白出場は現在もこの年のみ |
Linked Horizon | 紅蓮の弓矢 | 『進撃の巨人』主題歌が大ヒット | 出場無し テレビ歌番組初歌唱 |
明確に辞退を表明したアーティストはいませんでした。なお50回目の出場を果たした北島三郎が、この年限りの紅白卒業を表明しています。
第65回(2014年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
DREAMS COME TRUE | AGAIN | 広島でカウントダウンライブ開催 | 第61回まで2年連続紅組トリ、通算14回出場 |
浜崎あゆみ | Terminal | 出場歌手発表直前に卒業を表明 | 前回中継出演、通算15回出場 |
松たか子 | Let It Go ~ありのままで~ | 第1子妊娠、テレビで未歌唱 | 第50回まで通算2回出場、第47回で紅組司会 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
中島みゆき | 麦の唄 | 連続テレビ小説『マッサン』主題歌を担当 | 第53回に出場 |
V6 | WAになっておどろう | 来年でデビュー20周年 | 出場無し 第50回にゲスト出演あり |
イディナ・メンゼル | Let It Go | 映画『アナと雪の女王』大ヒット 当日は神田沙也加と中継出演 |
出場無し |
サザンオールスターズ | ピースとハイライト 東京VICTORY |
サプライズ出演 当日は横浜アリーナからパフォーマンス |
第34回まで通算3回出場 |
アナ雪のエルサ役を演じた松たか子の出場が期待されましたが、出場歌手発表後に自身のサイトで妊娠を発表しています。浜崎あゆみは落選の打診があったとも考えられますが、出場歌手発表前の公表ということでリストには入れました。水面下での辞退は他にもあったと思いますが、やはり分かりやすいケースはこの時期になると減っています。
第66回(2015年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
中島みゆき | 空がある限り | 「人さまの苦労してらっしゃる姿を見たい」 | 前回出演、通算2回出場 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
レベッカ | フレンズ | 20年ぶりに再結成 | 出場無し |
Superfly | Beautiful | アルバム『WHITE』のヒット | 出場無し |
BUMP OF CHICKEN | ray | 長年の人気、この年地上波歌番組初出演 当日はCOUNTDOWN JAPAN 15/16会場から出演 |
出場無し |
MISIA | オルフェンズの涙 | 戦後70周年企画として長崎から中継出演 | 第63回に特別出演 |
前回出場した中島みゆきは不出場に際してコメントを残しています。BUMP OF CHICKENのCDJ同時中継が話題になった年でした。
この時期になると、辞退で目立つのはメンバーの体調による不参加です。前年はももいろクローバーZの有安杏果がインフルエンザ、この年はμ’sの南條愛乃が膝の負傷で本番直前に辞退となりました。また、48年連続出場の森進一がこの年限りの紅白卒業を発表しています。
第67回(2016年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
Superfly | 99 | 喉の不調のため活動休止中 | 前回初出場 |
安室奈美恵 | Hero NHK五輪中継テーマソング担当 |
第55回まで10年連続 | |
SMAP | 年内の解散を発表 | 前回まで通算23回出場 | |
細川たかし | 北海無法松 | 出場歌手発表直前に卒業を表明 | 前回まで通算39回出場 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
PUFFY | アジアの純真 渚にまつわるエトセトラ |
デビュー20周年 | 出場無し 第47回にオファーあるも辞退 |
宇多田ヒカル | 花束を君に | 連続テレビ小説『とと姉ちゃん』主題歌を担当 レコーディングスタジオから生中継 |
第52回まで15度出演 |
KinKi Kids | 硝子の少年 | CDデビュー20年目 | 出場無し 第50回にゲスト出演あり |
RADWIMPS | 前前前世 | 主題歌・音楽を担当した映画『君の名は。』の大ヒット | 出場無し |
年内解散のSMAPはギリギリまで交渉した結果辞退、安室奈美恵もリオデジャネイロオリンピック中継テーマソング担当で交渉があったと思われますが不出場でした(翌年に特別出演)。また、落選の可能性もあった細川たかしが出場歌手発表前に卒業を表明しています。オファーがあったかどうか不明ですが、Mr.Childrenも「ヒカリノアトリエ」が連続テレビ小説『べっぴんさん』主題歌を担当しながら不出場でした。
テレビ出演が当時少なかった宇多田ヒカルやRADWIMPSの出演も話題になりましたが、どちらかというとこの年は久々に辞退がクローズアップされた回だったように感じます。
第68回(2017年)
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
安室奈美恵 | Hero | 翌年に芸能活動引退を発表 | 第55回まで10年連続 |
前回とは一転、この回は辞退と思われる動きも意外な初出場も非常に少ない回でした。桑田佳祐もこの頃になると、NHKで大きな仕事があるたびに紅白出演する形になっています。
第69回(2018年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
DREAMS COME TRUE | あなたとトゥラッタッタ♪ | スケジュールの都合 | 第64回まで通算15回出場 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
松任谷由実 | ひこうき雲 やさしさに包まれたなら |
ベストアルバムヒット、 サブスク解禁が話題 |
第56回・第62回に出場 |
MISIA | アイノカタチ つつみ込むように… |
デビュー20周年、「アイノカタチ」がヒット | 第63回・第66回に特別出演 |
米津玄師 | Lemon | 「Lemon」が大ヒット | 出場無し テレビ歌番組初歌唱 |
サザンオールスターズ | 希望の轍 勝手にシンドバッド |
デビュー40周年 当日はNHKホールで、両組トリのステージ後に歌唱 |
第34回まで通算3回出場 第65回で特別サプライズ出演 |
朝ドラ主題歌のドリカム辞退はありましたが、思わぬ出演が続出した回でもありました。平成ラストの紅白は、平成初期のラインナップを考えると嘘のような顔ぶれと言って良いと思います。
第70回(2019年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
EXILE | Love of History | 福岡でカウントダウンライブ開催 | 前回まで通算11度出場 |
三代目 J SOUL BROTHERS | Yes we are | 同上 | 前回まで7年連続出場 |
スピッツ | 優しいあの子 朝ドラ主題歌担当 |
アーティスト側の都合 | 出場無し |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
竹内まりや | いのちの歌 | デビュー40周年、NHKで特番も組まれる | 出場無し |
竹内まりやの出場は明るいニュースでしたが、この年は辞退も若干目立ちます。やや演出に粗がある回でした。
第71回(2020年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
Snow Man | D.D. | メンバーの新型コロナ感染と濃厚接触者判定 | 前回に特別出演 |
King Gnu | 千両役者 | 雑誌インタビューで辞退を示唆、演出面の問題 | 前回に出場 |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
JUJU | やさしさで溢れるように | NHKで番組MCを担当 | 出場無し |
BABYMETAL | イジメ、ダメ、ゼッタイ | 国際的な人気を評価 | 出場無し |
YOASOBI | 夜に駆ける | 「夜に駆ける」など多数の曲が大ヒット | 出場無し テレビ歌番組初歌唱 |
Mr.Children | Documentary Film | 12月にアルバム発売 | 第59回に出演 |
GReeeeN | 星影のエール キセキ |
連続テレビ小説『エール』主題歌を担当 | 出場無し |
コロナ禍で行われた無観客紅白、初出場が決まっていたSnow Manがコロナ感染で無念の辞退となりました。
長く辞退が続いたとも考えられるJUJUとBABYMETALが初出場、YOASOBIのテレビ初パフォーマンスなど話題は多いです。GReeeeNは無観客でない限り出場は実現しなかったと思われるので、その点では大きな意義のある内容でした。
第72回(2021年)
アーティスト | 辞退年の主なヒット曲・話題 | 辞退理由 | 前年までの出場 |
Ado | うっせぇわ | 顔出しでのテレビ出演をしない | 出場無し |
五木ひろし | 日本に生まれてよかった | 自身のコンサートで勇退を表明 | 前回まで50年連続出場 |
Official髭男dism | Cry Baby | スケジュールの都合 | 前回まで2年連続出場 |
優里 | ドライフラワー | 大晦日は格闘技を観戦 | 出場無し |
back number | 水平線 | (辞退の可能性が高い) | 出場無し |
アーティスト | 歌唱曲 | 出場理由 | 前年までの出場 |
BUMP OF CHICKEN | 天体観測 なないろ |
連続テレビ小説『おかえりモネ』主題歌を担当 | 第66回に出演 |
millennium parade + Belle | U | 映画『竜とそばかすの姫』主題歌が話題 | 出場無し テレビ歌番組初歌唱 |
藤井 風 | きらり 燃えよ |
この年複数曲が大ヒット | 出場無し テレビ歌番組初歌唱 |
ケツメイシ | ライフ・イズ・ビューティフル | 出場無し |
2010年代は大ヒット曲を残すと自然に紅白も出場、という流れが出来上がりました(ONE OK ROCKなど例外もありますが)。それ以前に歌番組出演が無くとも、紅白出場を受諾して初めてそこで歌番組出演、というパターンも発生しています。
ただ前回はAdoや優里など、ここ何年かと比べると辞退と考えられるケースが増加しました。特に優里さんはほぼプライベートな理由に近く、これまでの辞退と比べても少し事情が異なります。Adoさんに関しては活動内容自体がヒット界隈であまり前例がありません。
まとめ
こうして振り返ると、最近は1回も出ないケースより1度は出場を受諾するものの次の年以降また出なくなるケースの方が目立ちます。連続出場を辞退しているのか最初からオファーしているのかは不明ですが、確かにそういったアーティストは翌年不出場でも落選という印象はありません。今回14年分リストを作りましたが、辞退だけでなく出場側でも表に入れるべきかどうか判断に困るケースは実を言うと多数あります。
果たして今年はどうなるでしょうか。夏の特番出演が見られないAimerや第71回出演を断っていると言われるKing Gnu、さらに前回不出場のOfficial髭男dismや優里が大きなポイントになります。藤井風もYOASOBIのように2年連続出場するでしょうか。今年の紅白歌合戦、メインはもちろん出場歌手ですが、誰が辞退するかもしくは辞退と見られるアーティストの出演があるのかどうかも焦点になりそうです。
コメント
優里さんの辞退理由を見てなるほどなと思いました。
要は「大晦日ぐらい自分のプライベートを優先したい」という考えなのかもしれませんね。
過去の「おせち料理を作るため」「年末年始は活動しない」と似たような感じに。
それを考えると話題になったりセールスが好調でも紅白に出演しない歌手やバンドの事情というのも何となく見えてくるような気がします。
ケツメイシが去年出場したのも毎回見てた(と思われる)「笑ってはいけない」が無かったからなのかもしれませんね。