第72回(2021年)NHK紅白歌合戦曲順・出演者表(前半)

 個人的に毎年曲順が発表されるタイミングで、紅白歌合戦ガイドブックを作っています。ただ1記事にまとめると大変な長文になるのが常です。というわけで今年からは前半・後半で分けて記事を作成する形にしました。

 今年はこの記事を最終更新として、大晦日までにリハーサルで得た情報を追記していく形になります。また前回の玉置浩二のように、急な出演発表があっても独自に記事を作らずそのまま追記という形にします。そのため事前のネタバレを見たくないという人は、読み進めない方がいいかもしれません。その点留意して頂くようお願いします。

 またTwitterでふるさとメッセージがありましたので、そちらも全て埋め込みという形で掲載しました。そのためスペックの低いPC・スマホでは多少読み込みが遅くなるかもしれません。不具合があったというコメント、もしくは元ツイート自体の消去がありましたらその時点で削除することを考えています。

  当記事では前半19時半~20時55分までのステージを紹介します。後半についてはこちらをご覧ください。

司会担当

 今回は紅組・白組・総合という枠を設けず、3人で番組全体の司会を担当するという形になります。

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

大泉 洋(2年連続2回目):今年の漢字…働

 前回の白組司会に続いて2年連続の出演。紅白初出演は第66回(2015年)のゲスト審査員でした。2018年から『SONGS』番組責任者を担当、今回の紅白に出場する歌手の多くと同番組で対談しています。内村さんが総合司会から降りたので、喋り過ぎた際の止め役が誰になるかが気になる所ですが、彼の話術には今回もおおいに期待できます。個々の歌手のやり取りで一番楽しみなのは、やはり前回モノマネし過ぎ&白組惨敗について速攻クレームを入れたというあの人でしょうか。

 前回時折見られたステージ終了後の「ブラボー!」は今回も出そうなご様子。『あさイチ!』ゲスト出演の際に今年は男性に「ブラボー」、女性に「ブラーヴァ!」と分けますと明言していました。その他名言が今年もポンポン生まれると思われるので、非常に期待したいです。

川口春奈(初出演):今年の漢字…実

 紅白歌合戦初司会、審査員やゲストとしても出演していないので今回が初紅白となります。来年の連続テレビ小説『ちむどんどん』にヒロインの姉・良子役で出演。また昨年の大河ドラマ『麒麟がくる』では、代役という形で帰蝶(濃姫)役が突然舞い込んできましたが見事に演じ切りました。近年はYoutuberとしても活躍しています。

 司会は2014年にTBSの歌番組『ドリームデュエット』で過去に経験しています。大泉さんとの共演はもしドラと呼ばれる映画で2011年にありますが、主演同士では過去にありません。その意味では新鮮なコンビです。前回の二階堂さんは大泉さんを見事に制する司会ぶりでしたが、今回はどうなるでしょうか。

和久田麻由子(2年ぶり2回目)

 2011年入局、2014年に初任地岡山から東京アナウンス室勤務。『おはよう日本』を経て2020年から『ニュースウオッチ9』キャスターを担当、NHKの顔とも言える存在です。エンタメ系の番組は普段担当しませんが、第70回(2019年)で総合司会を担当した時はノーミスでバッチリ。非常に高い実力を発揮していました。

 とは言え2年前は同じ総合司会に内村さんがいたので、今回はその時とは状況が違います。3人体制の司会陣でアナウンサーが女性1人という例は第44回(1993年)の森田美由紀アナ以来28年ぶり(有働さんの時は嵐の5人が白組司会、2015年は徹子さんがいました)。似たような状況で第67回(2016年)の武田真一アナはかなり苦労していましたが、それだけ局内で和久田さんが信頼されているという証でもあります。当時の森田アナが入局10年目ですが、在籍年数だけでなく報道メインというキャリアも共通しています。司会者3人体制の紅白は5年ぶり、これでどう回すかも今回の紅白の見どころの一つです。

ラジオ司会担当、他アナウンサー

 今年はラジオ中継担当が「ラジオ司会」と表記されています。またNHKアナウンス室公式アカウントでは裏方で支えるアナウンサーも紹介されているので、そちらについても記します。

佐藤俊吉(初担当)

 2005年入局。福岡・鳥取・新潟・東京・新潟と異動して今年4月に再び東京アナウンス室配属。現在は『NHKおはよう日本』5時台キャスターを交代で担当。

 2015年7月~2018年3月の東京アナウンス室所属時には紅白にも携わっていて、第66回ではラジオ中継のサポート。第68回ではウラトークのサポートで終盤バナナマンに代わって放送席に加わっています。4年ぶりに東京で迎える紅白はラジオ担当メイン昇格という形になりました。

 なお前回担当した田村直之アナはなんと10月に退職、富士通に転職されたようです。ウラトーク担当後退局した例は何人かいますがラジオ中継は過去にないので、少し驚いてます。

浅野里香(初担当)

 2017年入局。松江、札幌勤務を経て2020年に同期で最も早く東京アナウンス室に異動。現在は『首都圏ネットワーク』のリポーターと、『ブラタモリ』でタモさんの相手をしています。

 入局3年という早期での東京異動と『ブラタモリ』担当は、ラジオ1回・ウラトーク2回を担当した先輩・久保田祐佳アナと共通しています。また入局5年目でラジオ中継担当も、ここ何年かで例がないほど早い抜擢です。もっとも1998年・第49回で紅組司会を担当した久保純子は当時入局5年目でした。したがって、もしかすると何年か後に紅白で司会を務める可能性のあるアナウンサーかもしれません。前回はラジオ紅白のサポート、今回はラジオ中継とともに事前番組「紅白カラフルメモリーズ」のナレーションも担当しています。

その他サポート

 取材・タイムキープ担当は若手の今井翔馬アナ(2011年入局)、渡辺健太アナ(2012年入局)、森下絵理香アナ(2015年入局)。そして彼らを支えるのは音楽番組の経験も豊富・紅白ではラジオ中継やリポーターとして出演実績もある小田切千アナ(1994年入局)と、ラジオ中継3度・ウラトークを1度担当している小松宏司アナ(1999年入局)。

 有観客で行われる例年だと彼らが映り込む場面もありましたが、今回どうなるかはまだ分かりません。ただNHKアナウンサーを追う視聴者にとっては、こちらもちょっとした注目ポイントではないかと思います。

ゲスト審査員

 今年のゲスト審査員は6名のみ、過去最小レベルの少なさです。第68回(2017年)で8名という例はありますが、これ以上になると第2回(1952年1月3日)・中山晋平(作曲家)と聴取者代表4名の計5名以来。実に70回ぶりです。

石川佳純(卓球選手)

 東京2020オリンピック卓球女子団体銀メダリスト・日本選手団副主将。第63回(2012年)に友人である倖田來未の曲紹介で登場して以来、9年ぶりの紅白出演です。
 今回の五輪は27個の金メダルを獲得しましたが、大変意外なことにゲスト審査員として選ばれたアスリートはゼロでした。これはアトランタ五輪が開催された第47回(1996年)以来25年ぶり、オリンピック単位では6大会ぶりのことです。

清原果耶(女優)

 今年の連続テレビ小説『おかえりモネ』でヒロイン・永浦百音役を演じました。紅白初出演。なお朝ドラからは第64回(2013年)以降9年連続でゲスト審査員が選出されています。

小池栄子(女優)

 来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条政子役を演じます。今回司会の大泉洋は同作品で源頼朝役、夫婦の関係になっています。なお1979年に同時代を題材にした大河ドラマ『草燃える』が放送されましたが、当時政子役を演じた岩下志麻も前年第29回(1978年)で審査員でした。紅白はバラエティタレント時代に応援で出演してそうなイメージもありますが、実際は初出演です。
 ドラマ同様、紅白でも大泉さんを監視するような役割になりそうですが、そんな司会者とのやり取りにも個人的には非常に期待したいです。

坂口健太郎(俳優)

 今年の連続テレビ小説『おかえりモネ』でヒロインを支える医師・菅波光太朗役を演じました。紅白初出演。なお朝ドラから男女の俳優が選出されるのは、第69回(2018年)・『半分、青い。』の永野芽郁佐藤健以来3年ぶり。

谷 真海(トライアスロン選手)

 東京パラリンピック開会式の日本選手団旗手。競技はトライアスロン女子で10位でした。2013年のオリパラ招致におけるスピーチが話題になりましたが、その年第64回の紅白では「歌がここにある 特別企画」で映像出演。二宮和也が彼女に取材・インタビューしていました(当時は結婚前なので苗字は旧姓の佐藤です)。

三谷幸喜(脚本家)

 来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本を担当。ゲスト審査員は翌年の大河『新選組!』放送前の第54回(2003年)、映画『ステキな金縛り』などを手掛けた第62回(2011年)以来10年ぶり3回目です。ちなみに大河も『新選組!』『真田丸』に次いで、3回目の担当になっています。
 過去2回審査員コメントでコミカルなやり取りがありましたが、やや不発といった印象でした。果たして今回はどうなるでしょうか。あとはうっかり歌を披露しないかという部分も若干心配です。

オープニング

 今回はVTRが用意されます。担当は映像がパラリンピック開会式ディレクターで、YOASOBIが歌う「群青」などのMVも手掛けた牧野惇さん、音楽はCMソングで多くの実績を残している作曲家・上水樽力さん。双方とも2010年代以降に活動している若手なので、これまでになく新しい内容が期待できそうです。あとは前回司会者だけの登場だった舞台に、出場歌手が集まる演出もあるのかどうかも注目です。

 なお今回は約10のステージが渋谷にあるNHKスタジオからの中継になるようです。ホールは有楽町にあるので、特に前半はスタジオでの歌唱後に移動する出場歌手が何組か発生するとのことです(スポニチの記事より)。なお紅白に関わる移動はかつて同日開催だったレコ大だけでなく、毎年東京ドームで公演するジャニーズ事務所の歌手や第67回(2016年)の新宿都庁・幕張メッセという例もあるので、決して久々というわけではありません。

紅1(全体1):LiSA(3年連続3回目)

・2011年ソロデビュー、第70回(2019年)初出場
・1987年6月24日生 岐阜県関市出身
・楽曲:「明け星」(2021/10/18 配信)
・詞・曲:梶浦由記
・今年の漢字…祝

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 トップバッターは全く予想外の人選になりました。『鬼滅の刃 無限列車編』オープニングテーマなので幕開けには相応しいですが、まさか紅白でそうするとは考えていなかったので驚きです。企画コーナーで「炎」も歌いますが、こちらも後半オープニングで(おそらく)ドラクエの演奏の後に歌う形。過去後半最初が全員合唱だった年は3度ありますが、それを除くと前半後半の最初で歌うケースは平成の前後半制になってから初めての出来事です。

 また、3年連続で同作品のタイアップを紅白で歌うのも史上初ではないかと思います。番組におけるLiSAさんの役割は前回もそうでしたが、今回も非常に大きなものになりそうです。

白1(全体2):郷ひろみ(11年連続34回目)

・1972年デビュー、第24回(1973年)初出場
・1955年10月18日生 福岡県出身
・楽曲:「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」(1984/2/25 レコード)…2年ぶり7回目
・詞:売野雅勇 曲:井上大輔
・今年の漢字…進

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 五木ひろしが50回で勇退したため、今回はついに紅白最古参のアーティストになりました。御年66歳ですがパフォーマンスはまだまだ健在、今年は555曲もの楽曲がサブスク一斉解禁。またTHE FIRST TAKE出演も話題となりました。
 そのTHE FIRST TAKEで400万再生を達成した「2億4千万の瞳」を今回も歌います。このバージョンで歌う場合サビから始まる1コーラスで、これまでの6回とはかなり違う構成になります。あるいはこれまで通り派手な演出で1コーラス半、もしくは第47回(1996年)以来久々に2コーラスということもあるかもしれません。どういう構成で、どういう編曲が歌われるかが今回の注目点になりそうです。

 なお白組トップバッターは通算7回目。既に第70回の時点で浜崎あゆみと並ぶ最多記録になっていましたが、今回単独記録になりました。そして億千万でトップバッターは第66回・第70回に続いて3回目。同じ曲が3回トップバッターとして選ばれるのも、過去に全く例のない史上初の記録になっています。

白2(全体3):DISH//(初出場)

・2011年結成・2012年デビュー
・23歳~26歳・4人組 東京都、北海道出身
・楽曲:「猫」(2017/8/16 CDカップリング)
・詞・曲:あいみょん
・今年の漢字…風

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 スターダストプロモーションのアーティスト集団・EBiDANから2011年12月に結成。2013年にメジャーデビュー。オリコンのCDシングル順位は当初からTOP10入り、2015年元旦に日本武道館単独公演も達成させていますが、ファン以外に知名度を上げたきっかけは2017年ドラマ主題歌に抜擢された「僕たちがやりました」でした。
 同年ボーカルの北村匠海が映画『君の膵臓をたべたい』で俳優としてもブレイク、さらに2020年THE FIRST TAKEで披露した「猫」が大きな話題になりました。前年の時点で紅白出場でもおかしくないくらいでしたが、今年もストリーミングやカラオケでヒット継続。「No.1」や「沈丁花」といったオリジナル曲もヒットして、ついにスタダ所属アーティストではももいろクローバーZ以来7年ぶりの紅白出場を勝ち取ります。

 白組2番手、全体では3番目の曲順でやや早め。初出場なので初々しい印象もありますが、結成10周年なので実は経験も豊富。素晴らしいステージを期待します。

紅2(全体4):NiziU(2年連続2回目)

・2020年デビュー、第71回(2020年)初出場
・16歳~20歳・9人組
・楽曲:「Take a picture」(2021/3/29 配信)
・詞:J.Y. Park “The Asiansoul”、Sim Eunjee、Tim Tan、Ciara Muscat,  Mayu Wakisaka
・曲:J.Y. Park “The Asiansoul”、Trippy、Sim Eunjee、Tim Tan、Ciara Muscat
・今年の漢字…初

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 今年もNiziUは若い世代を中心に大ヒット、11月には1stアルバム『U』もリリースとなりました。来年以降の活躍もおおいに期待されます。そんな彼女たちが今年披露するのは4月にCDが発売された「Take a picture」。コカ・コーラのCMソングとしてお馴染み、キャッチーなメロディーで非常に耳に残りやすい爽快な楽曲となっています。
 抜群のダンスパフォーマンスは見ている者を釘付けにさせます。厳しい環境で育てられただけあって、特にフィジカル面の強さは非常に印象的です。それでいてメンバーの歌唱力も平均して高く、日本のダンスグループの歴史を変える存在になっています。2021年の時代を彩るパフォーマンスは、今年の紅白でも見離せないステージになりそうです。

 なお前回の曲順は後半トップバッターでしたが、今回は前半紅組2番目という極めて早い出番になりました。勢いのある楽曲なので全体のトップも考えていましたが、そう考えると意外です。前半はカットされることも多い時間帯ですが、この曲の演奏時間は約3分と短め。したがってカット無しのフルコーラスを強く希望します。出演は東京国際フォーラムではなくスタジオのようですが、前半ラストを締めくくるマツケンサンバ参加のため本番終了後有楽町に向かうそうです。

白3(全体5):山内惠介(7年連続7回目)

・2001年デビュー、第66回(2015年)初出場
・1983年5月31日生 福岡県糸島市出身
・楽曲:「有楽町で逢いましょう」(1957年7月 フランク永井)
・詞:佐伯孝夫 曲:吉田 正
・今年の漢字…変

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 東京宝塚劇場で開催された第23回(1972年)以来、有楽町での紅白歌合戦開催は49年ぶりとなりました。それを記念して、山内さんに「有楽町で逢いましょう」を歌ってもらう形です。
 楽曲は1957年にオープンした有楽町そごうのキャンペーンソングとして大ヒットしました。紅白歌合戦では第24回(1973年)・第33回(1982年)にフランク永井本人の歌唱で披露。したがって39年ぶりの選曲であるとともに、有楽町開催の紅白で初めて歌う形になります。

 フランクさんは島倉千代子とともに紅白で最初に20年連続出場を達成、多くの代表曲がありましたが1985年に自殺未遂後は後遺症で全く歌えなくなりました。そのため21世紀に入ってから楽曲が後世に伝わらなくなりつつあったので、大変意義のある選曲です。もっとも山内さんは過去この曲をカバーした経験がなく、低音の魅力と言われたフランクさんとは全く声質が異なります。歌唱力の高い山内さんなので大丈夫だとは思いますが、あまり想像はつきません。その点でも注目です。ちなみにフランクさんが最後に出場した第33回は、初めて歌うカバー曲を歌わされる歌手が続出した回でもありました。

 今回も演歌・歌謡曲のトップバッターは山内さんになりました。白組トップバッターの経験はないですが、前半白組2~3番目の曲順がすっかり定着しています。

紅3(全体6):櫻坂46(6年連続6回目)

・2016年デビュー、第67回(2016年)初出場(櫻坂46としては2020年~)
・16歳~26歳・23人組
・楽曲:「流れ弾」(2021/10/13 CD・配信)
・詞:秋元 康 曲:デレク・ターナー
・今年の漢字…愛

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 今回歌唱する曲は櫻坂46の3rdシングル「流れ弾」。センターを務める田村保乃は、2年前の「不協和音」でサビ前のセリフを担当。1st写真集『一歩目』もヒットして、今後さらなる伸びが期待できるメンバーの1人です。
 欅坂46時代からダンスが魅力的なグループですが、「流れ弾」はそのスキルを前面に押し出したようなハードな楽曲です。これは乃木坂46とも日向坂46とも違う魅力で、是非パフォーマンスに魅了されて欲しいと考えています。ちなみに坂道グループが勢揃いして3回目になりますが、その中でトップを切る形になるのは今回が初めてです。

 そしてふるさと動画に登場する武元唯衣松田里奈は今回それぞれ唯一の滋賀県・宮崎県出身の紅白歌手です。鹿児島出身の大園玲もそうですが、やはり前面に押し出されているのは1期生よりも2期生の方が多い様子。

企画1(全体7):YOASOBI with ミドリーズ

・2021年結成・デビュー
・小学1年生~5年生・5人組
・楽曲:「ツバメ」(2021/10/25 配信)
・詞・曲:Ayase 振付:MIKIKO

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 NHKこども向けSDGs番組テーマソングを、川口春奈さんが故郷・五島市を訪ねた映像とともにお送りします。「ツバメ」は今年10月・11月の『みんなのうた』でもオンエアされました。YOASOBIは後半でも「群青」を演奏するので、2ステージ登場という形になります。小説をテーマにしているのがYOASOBIの音楽ですが、この曲も『小さなツバメの大きな夢』というモチーフがしっかり存在しています。

 20時までの時間帯になるので、ミドリーズのメンバーはおそらく生出演パフォーマンスになると思われます。マスコットキャラクターのアオキイも登場予定。ちなみにこの2キャラクターには声も充てられていて、アオは神木隆之介、キイは前回の紅組司会・二階堂ふみが担当しています。前任の紅白司会がこういう形で携わるとしたら、これも史上初の出来事ではないかと思われます。

紅4(全体8):Awesome City Club(初出場)

・2013年結成・2015年デビュー
・31歳~34歳(atagiは未公表)・3人組
・楽曲:「勿忘」(2021/1/27 CD)
・詞:atagi, PORIN 曲:atagi、永野 亮
・今年の漢字…花、勿

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 2015年にメジャーデビューした男女混成グループ。当初から音楽シーンでは注目されていて、FMなどのラジオでも多くオンエアがありました。男性3女性2の5人組でしたが、2020年8月以降現在の3人組となります。クオリティーの高い楽曲を発表し続けながら意外にブレイクしないままでしたが、今年映画『花束みたいな恋をして』のインパイアソングに起用されると評判を呼んで大ヒット。そのまま紅白歌合戦にも初出場を果たす形になりました。
 SDGsにはジェンター平等も掲げられていますが、男女ツインボーカルのオーサムを企画直後に持っていく形となっています。またバンド形態の出場歌手も少ないので、その点でも非常に大きな期待がかかります。楽曲は男性ボーカルatagiが1番、女性ボーカルPORINが2番を担当。熱唱を期待します。

 なおatagiさんは大先輩・坂本冬美と同じ上富田町出身。市単位では多数いますが、町単位で複数の歌手が紅白出場を果たすケースは過去ほとんどいないのではないかと思われます。さすがに本番中の共演は難しそうですが、出来ればInstagramでツーショットをアップしてくれると個人的には嬉しいです。

 出演は東京国際フォーラムではなくスタジオのようですが、前半ラストを締めくくるマツケンサンバ参加のため本番終了後有楽町に向かうそうです。

白4(全体9):GENERATIONS(3年連続3回目)

・2012年デビュー、第70回(2019年)初出場
・25歳~30歳・7人組
・楽曲:「Make It Better」(2021/7/14 Al.『Up & Down』)
・詞:KM-MARKIT 曲:Justin Reinstein
・今年の漢字…喝

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 3年連続となった今年はカラフルなMV・ダンサブルな振付が特徴の「Make It Better」を歌います。先行配信を含めるとシングル5作を発表した2021年ですが、アルバムからの選曲になりました。曲順も過去2回同様、前半の時間帯に充てられています。前回の「You & I」ではEXITを呼んでハンドサイン講座をしていましたが、今回ももしかすると似たような試みがあるのかもしれません。

 ふるさと動画が4パターン作られています。リーダーの白濱亜嵐は今回の出場歌手で唯一の愛媛県出身、三重県出身の小森隼も他に櫻坂46のメンバーが1人いるだけです。愛媛・三重とも近年まで紅組に常連歌手がいましたが、結果的には何とか連続出場が途絶えずに続いたという形と言って良いでしょうか。

紅5(全体10):日向坂46(3年連続3回目)

・2018年デビュー、第70回(2019年)初出場
・17歳~25歳・22人組(1人活動休止中)
・楽曲:「君しか勝たん」(2021/5/26 CD・配信)
・詞:秋元 康 曲:デレク・ターナー
・今年の漢字…歌

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 3回目の出場にして櫻坂46より出番が後になりました。ただ後半の出演に回るにはまだこれからといった所しょうか。
 今回の歌唱曲は「君しか勝たん」。今年5月に5枚目のシングルとして発売されました。バラエティ番組でも大活躍の加藤史帆がセンター担当、タイトルに反して穏やかな楽曲でカラフルなMVが目をひく作品です。鮮やかなステージが期待できます。衣装も共通ではなく各番組ごとに用意しているので、紅白は他のグループ以上に衣装で楽しみな面が強いです。激しい振付の曲ではないので、カメラショットごとに見せるポーズや表情も見どころとして挙げられます。

 なおふるさと動画は西日本出身のメンバー中心に4パターン作成されました。山口陽世が今回の紅白で唯一の鳥取県出身なので、非常に価値が高いです。

白5(全体11):純烈(4年連続4回目)

・2010年デビュー、第69回(2018年)初出場
・35歳~50歳・4人組
・楽曲:「君がそばにいるから」(2021/2/3 CD)
・詞・曲:幸 耕平
・今年の漢字…挑

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 4年連続出場の今年は、結成前に出演していた特撮モノが純烈主演の映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』として実現出来た年でした。楽曲だけでなく、それ以外での活躍も幅広く評価されています。三山さんとともに、演歌・歌謡曲部門では数少ない今年の楽曲を歌えるアーティストとなっています。

 ここ2年はリモコン投票連動企画を実施していましたが、リハーサルによると今回はマジックハンドと除菌スプレーを駆使して観客とコミュニケーションを取るという内容らしいです。MVには森脇健児とチャンス大城がゲスト出演していますが、紅白に出そうなイメージはあまりありません。なお日向坂46の次に歌う曲順は前々回に続いて2回目です。

白6(全体12):SixTONES(2年連続2回目)

・2020年デビュー、第71回(2020年)初出場
・24歳~27歳・6人組
・楽曲:「マスカラ」(2021/8/11 CD)
・詞・曲:常田大希
・今年の漢字…縁

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 2年連続出場となった今回は、King Gnuおよびmillennium paradeの常田大希が提供した楽曲を歌います。前回のYOSHIKIは海外かつ録画だったので難しかったですが、今回はもしかすると歌前に直接メッセージがあるかもしれません。パフォーマンスの高さは前回の紅白でも実証済み。おおいに期待したいです。

 またメンバーの松村北斗は先日までヒロイン・上白石萌音の相手役として『カムカムエヴリバディ』に出演。TEAM NACS贔屓で前回は大泉さんから歌唱後名指しでエールを贈られたという場面もありました。6人とも勿論そうですが、その中で今回松村さんは特に注目かもしれません。なお構成に変更がなければ歌い出しはジェシー、その次のソロパートを松村さんが担当することになっています。

 このステージは渋谷NHKスタジオからの歌唱ということで、リハ後の会見もリモートで行われたとのことでした。そのためバックに映る背景も違うようです。

紅6(全体13):天童よしみ(25年連続26回目)

・1970年デビュー、第44回(1993年)初出場
・1954年9月26日生 大阪府八尾市出身
・楽曲:「あんたの花道~ブラバンSP~」(2002/1/
23 CD)…2年連続4回目
・詞:木下龍太郎 曲:安藤実親
・今年の漢字…動

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 前回はSnow Manに代わって少年忍者が腹筋太鼓を披露するステージでしたが、今回は大阪桐蔭高等学校吹奏楽部が演奏に加わります。生演奏でないブラバン風のバックステージ演出は過去にも複数回ありましたが、実績のある吹奏楽部を呼ぶのは第59回(2008年)のジブリ企画および藤岡藤巻と大橋のぞみのステージ以来で、かなり久々です。
 2年連続同曲歌唱は天童さんにとっては初となりました。五木さんの卒業で、1970年デビュー・67歳は今回の紅白歌合戦最長キャリアかつ最年長となります。ただ若々しさとパワフルな歌唱力はまだまだ健在。今年も存在感のあるステージを見せてくれそうです。

白7(全体14):KAT-TUN(初出場)

・2001年結成・2006年デビュー
・35歳~38歳・3人組
・楽曲:「Real Face #2」(2018/4/18 CD)
・詞:スガシカオ 曲:松本孝弘
・今年の漢字…勝、続、喜

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 デビュー15周年・結成20周年の節目の年についに紅白初出場となりました。元々はメンバーの頭文字を取った6人組でしたが、2016年4月以降は亀梨和也上田竜也中丸雄一の3人がグループを守り抜く形になっています。

 「Real Face」は2006年にデビューしていきなりミリオンセラーを記録した楽曲ですが、2018年4月にシングル「Ask Yourself」のカップリングとして3人で再録されました。これが「Real Face #2」となっています。非常に楽しみです。またスガシカオの歌詞提供は「夜空ノムコウ」がありますが、松本孝弘作曲のナンバーが紅白で歌われるのは初めてです。元々提供する機会は決して多くないミュージシャンですが、B’zとして30年以上活動しているので、意外と感じた方も多いのではないでしょうか。

紅7(全体15):上白石萌音(初出場)

・2014年歌手デビュー(映画内の役として)
・1998年1月27日生 鹿児島県鹿児島市出身
・楽曲:「夜明けをくちずさめたら」(2020/5/
11 配信)
・詞・曲:水野良樹 ピアノ:角野隼斗
・今年の漢字…動

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 現在放送中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で、ヒロインの橘安子役を演じています。NHKの出演は以前から多く、今年は大河ドラマ『青天を衝け』でも篤姫役を演じました。女優としてのドラマ初出演も、10年前の大河『江~姫たちの戦国~』だったようです。歌手としては映画『舞妓はレディ』主演の際に歌ったのが最初で、ヒロイン役を演じたアニメ『君の名は。』の「なんでもないや」以降カバー曲を多く歌っています。オリジナルも意外なミュージシャンからの提供があり、個性的な活動を展開しています。

 「夜明けをくちずさめたなら」は2020年4月~5月に『みんなのうた』で放送された楽曲で、いきものがかりの水野良樹が楽曲提供しています。近年水野さんは外部への制作も多くなっていますが、提供曲が実際に紅白で歌われるのは今回が初です。またカバー曲の音楽番組出演が多かった中で、オリジナルを披露するのはおそらく今年の特番では紅白が唯一ではないでしょうか。歌声の美しさには定評があります。聴く人を癒してくれるステージを期待します。

 なお今回はショパン国際ピアノコンクールなど多数の受賞歴を持つピアニスト・角野隼斗さんが演奏で登場。CateenとしてのYoutuber活動でもお馴染みで、そこでは多くのジャンルの楽曲を披露しています。先日はMステスーパーライブでも、『題名のない音楽会』コラボのコーナーでテーマソングなどを演奏していました。

白8(全体16):King & Prince(4年連続4回目)

・2018年デビュー、第69回(2018年)初出場
・22歳~26歳・5人組
・楽曲:「恋降る月夜に君想ふ」(2021/10/6 CD)
・詞:栗原 暁(Jazzin’ park)
・曲:栗原 暁(Jazzin’ park)、久保田真悟(Jazzin’ park)
・今年の漢字…演、磨、合、越、金

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 2年続けて前半の歌唱になりました。白組はこの時間帯ジャニーズ3組連続で、やや出番が固まっています。
 「恋する月夜に君想ふ」は、平野紫耀主演の映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』主題歌です。前作の主題歌「koi-wazurai」も第70回(2019年)メドレーで披露されているので、2作連続の紅白披露です。アニメ版の主題歌は、歌っている本人出演かつ大ヒットにも関わらずなかなか紅白で歌われないですが…。したがってドラマ『花のち晴れ』の「シンデレラガール」含めて、平野さん主演の作品タイアップが4回中3回紅白で歌われる形となっています。今年は『おかえりモネ』で永瀬廉の好演も話題、来年以降は歌手だけでなく役者としての活躍にも注目したいグループのステージです。

紅8(全体17):milet(2年連続2回目)

・2019年デビュー、第71回(2020年)初出場
・生年月日非公表 東京都出身
・楽曲:「Fly High」(2021/11/30 配信
)
・詞:milet 曲:milet, TomoLow
・今年の漢字…根

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 東京五輪閉会式における「愛の讃歌」のパフォーマンスが記憶に新しいですが、今回披露する「Fly High」は、NHKウィンタースポーツテーマソングに起用されています。来年には北京で冬季オリパラが開催されますが、その中継で何度も流れるものと思われます。冬季五輪前年にテーマソングが紅白で歌われるのは第64回(2013年)、ソチ五輪のコブクロ「今、咲き誇る花たちよ」以来8年ぶり。前半の大詰めという曲順も、当時のコブクロと共通しています。

白9(全体18):まふまふ(初出場)

・2010年活動開始・2017年メジャーデビュー
・年齢・出身地ともに非公表
・楽曲:「命に嫌われている。」(2017/8/6 カンザキイオリ)
・詞・曲:カンザキイオリ
・今年の漢字…蕾

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 同人系アーティストとして大きな支持を集めていますが、活動開始は2010年12月29日ニコ動ということなのでかなり長いです。2017年のアルバム『明日色ワールドエンド』はオリコン最高2位、この時点でヒットアーティストの仲間入りをしていました。ワンマンライブはメットライフドーム単独公演を達成、そして今年は東京ドームで無料配信ライブを開催。紅白に選ばれるには十分過ぎるほどの実績を残しています。

 今回歌唱の「命に嫌われている。」はオリジナルではなく、2017年8月6日にYoutube投稿されたカンザキイオリさんの作品です。歌ってみた動画として2018年1月10日にYoutubeへ投稿した作品は現在1億PV突破、圧倒的な再生数を記録しています。テレビ初歌唱、初めて人前でマスクを外して歌うことがトピックスになっていますが、一方で歌詞はかつて森山直太朗が第59回(2008年)で披露した「生きてることが辛いなら」を凌駕する重さです。会場の雰囲気がガラリと変わることも予想されますが、果たしてどうなるでしょうか。いずれにしても、今回の紅白で最も強い印象に残るステージの1つになりそうな予感がします。

紅9(全体19):水森かおり(19年連続19回目)

・1995年デビュー、第54回(2003年)初出場
・1973年8月31日生 東京都北区出身
・楽曲:「いい日旅立ち」(1978/11/21 山口百恵)
・詞・曲:谷村新司
・今年の漢字…笑

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 これまで18年連続新しいご当地ソングを紅白で歌い続けていましたが、今回ついにその法則が外れました。同時に、紅組演歌で新曲が歌われない初のケースとなっています。ただご当地ソングという枠組みは「いい日旅立ち」なので、今年も継続しています。

 「いい日旅立ち」は1978年11月に山口百恵のシングルとして発売。国鉄の「いい日旅立ち」キャンペーンのテーマソングとして大ヒットしました。ただ意外に紅白で歌われる機会は少なく、百恵さん引退後の1990年・第41回に楽曲を制作した谷村新司が1度歌ったのみ。ただ2003年・第54回には鬼束ちひろに提供したこの曲の西日本版、「いい日旅立ち・西へ」が谷村さんによって歌われています。

 また曲順は紅組前半トリになりました。今回は楽曲ごとに対戦という図式が完全に崩れているので何とも言えない部分もありますが、とりあえず19回目の出場で前半トリは初めてです。また豪華衣装は今回無し(ただデザインはかつてそれを手掛けた桂由美)、とある場所から中継というアナウンスがありました。

白10(全体20):Snow Man(初出場)

・2012年結成・2020年デビュー
・18歳~29歳・9人組
・楽曲:「D.D.」(2020/1/22 CD)
・詞:栗原 暁(Jazzin’ park) 曲:HIKARI
・今年の漢字…共

・リハーサル記事はこちら(ナタリー)

 前半大トリはなんとジャニーズ事務所初出場歌手になりました。これは「WAになっておどろう」で第65回(2014年)に初出場したV6以来7年ぶりですが、彼らとは初出場までのキャリアが全く違うので驚きの選出です。

 本来なら前回初出場で「D.D.」を歌う予定でしたが、メンバーのコロナウイルス感染による不出場であらためて歌い直しという形になります。今年はシングルが3枚リリースされましたが、売上は他のジャニーズ所属グループよりはるかに高い数字を記録。これが今回の曲順に反映された可能性もありそうです。同時デビューのSixTONESとともに第70回(2019年)でもちょっとだけ出演していましたが、やはり今回は満を持してという表現が一番しっくりくる形でしょうか。前半の本編を締めくくる大役ですが、そのステージにはおおいに期待します。

企画2(全体21):松平 健(17年ぶり2回目)

・1980年歌手デビュー、第55回(2004年)初出場
・1953年11月28日生 愛知県豊橋市出身
・楽曲:「マツケンサンバⅡ」(2004/7/7 CD)
・詞:吉峯暁子 曲:宮川彬良

 前半の締めくくりは「マツケンサンバⅡ」です。2004年に大ブレイクして紅白出場まで至りましたが、元々は1994年に自身の歌謡ショーで初披露した楽曲です。ファン向けの通信販売は1999年、テレビ初披露は2001年、一般流通は2004年という歴史があるようです。どういうわけか今年SNSでオリンピック開会式披露待望論が巻き起こり、それが再ブレイクに繋がる形になりました。また昨年Youtube公式チャンネルを開設、ちょうど1年前にこの曲のMVもアップ。Youtuberとしても各動画多くの再生数を記録しています。来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも平清盛役を演じますが、奇しくも前回紅白出演時は翌年に『義経』の武蔵坊弁慶役を控える状況でした。

 前半の紅白を出場歌手以外のステージで締めるのは、ブルゾンちえみが出演した第68回の紅白ハーフタイムショー以来4年ぶりです。お笑いや復興支援・全員合唱とは違うステージで締めるのは、第58回(2007年)のZARD追悼ステージ以来でしょうか。いずれにしても、前半は明るく締める形になることは間違いなさそうです。

 

 前半は21ステージ、前回より1ステージ増える形になりました。ただSnow Man出演予定分が純減という状況だったので、実質的には同数となっています。何組か続けてのステージもありますが、7分近く時間を使ったディズニー企画は今回ありません。その点では、多少余裕があります。あとは冒頭で40秒も押す事態にならないことを祈るだけでしょうか…。

 後半に続きます。

 

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