くるり「I LOVE YOU」


 4月28日リリースの新しいアルバム『天才の愛』からの先行配信曲。ひと昔前まではアルバム先行曲という形で、CDシングル化もしていたと思われますが、今はCD化する必然性もなく…。

 3月5日にトランペット担当・ファンファンが脱退するというニュースがありました。今回の作品を全て録り終えての発表なので、2013年から続いた3人体制ラストが今回のアルバムという形になるようです。

 バンド音だけにとらわれないのがくるりの魅力ですが、今回の曲もその特性が強く出ています。打ち込み音もバリバリに入っていますね。ギターやドラムよりも、ピアノの音の方が明らかに目立っています。間奏からCメロに向かう展開も、それまでの流れからガラリと変えていて大胆。ただトランペット以外の音も、この曲では全体的にやや寂しげにも聴こえます。歌詞も一番印象に残るフレーズはタイトルからまるで連想できない内容です。そういった所が、20年以上も新しい作品で魅了させているくるりの凄さなのでしょう。

Aimer「地球儀 with Vaundy」


 こちらもアルバム先行配信、Aimerが4月14日にリリースする『Walpurgis』より。Vaundyは少し前に「不可幸力」について新曲レビューで書いたことありますが、まだ20歳の新進気鋭のソングライター。どちらかと言うとやや重いバラードの印象もあるAimerさんですが、この曲はリズミカルなアップテンポ。Aimerさんの視点から見ても、Vaundyさんの視点から見ても(というほど個人的に聴いてはいないのですが)少し意外に思えるJ-POPど真ん中の軽い曲調ですが、聴き心地は大変良いです。Aimerさんの歌の上手さはもう知られる所ですが、Vaundyさんも良い声しています。THE FIRST TAKE辺りでも披露してほしいですね。あとPVもAimerさんの作品としてはやや異質。これだけ明るくはっきりと彼女の表情が見られるPVは、もしかすると初めてかもしれません…。