第73回(2022年)NHK紅白歌合戦曲順・出演者表・リハ記事一覧(前半)

 個人的に毎年曲順が発表されるタイミングで、紅白歌合戦ガイドブックを作っています。ただ1記事にまとめると大変な長文になるのが常です。というわけで前半・後半で分けて記事を作成する形にしました。

 今年もこの記事を最終更新として、大晦日までにリハーサルで得た情報を追記していく形になります。また万が一、急な出演発表があっても独自に記事を作らずそのまま追記という形にします。そのため事前のネタバレを見たくないという人は、読み進めない方がいいかもしれません。その点留意して頂くようお願いします。

  当記事では前半19時20分~20時55分までのステージを紹介します。後半はこちらの記事を参照してください。

  1. 司会担当
    1. 大泉 洋(3年連続3回目)
    2. 橋本環奈(初出演)
    3. 櫻井 翔(3年ぶり8回目)
    4. 桑子真帆(2年ぶり4回目)
  2. ウラトーク担当
    1. チョコレートプラネット(初担当)
    2. 杉浦友紀(3年ぶり2回目)
  3. ラジオ司会担当
    1. 渡辺健太(初担当)
    2. 浅野里香(2年連続2回目)
  4. ナレーター
  5. ゲスト審査員
  6. オープニング
  7. 白1(全体1):SixTONES(3年連続3回目)
  8. 紅1(全体2):天童よしみ(26年連続27回目)
  9. 紅2(全体3):緑黄色社会(初出場)
  10. 白2(全体4):郷ひろみ(12年連続35回目)
  11. 白3(全体5):なにわ男子(初出場)
  12. 紅3(全体6):水森かおり(20年連続20回目)
  13. 紅4(全体7):LE SSERAFIM(初出場)
  14. 白4(全体8):Saucy Dog(初出場)
  15. 白5(全体9):山内惠介(8年連続8回目)
  16. 紅5(全体10):日向坂46(4年連続4回目)
  17. 白6(全体11):JO1(初出場)
  18. 紅6(全体12):milet(3年連続3回目)
  19. 紅7(全体13):NiziU(3年連続3回目)
  20. 白7(全体14):鈴木雅之(3年連続5回目)
  21. 白8(全体15):BE:FIRST(初出場)
  22. 紅8(全体16):SEKAI NO OWARI(4年ぶり6回目)
  23. 白9(全体17):三浦大知(3年ぶり4回目)
  24. 紅9(全体18):IVE(初出場)
  25. 白10(全体19):Snow Man(2年連続2回目)
  26. 紅10(全体20):Perfume(15年連続15回目)
  27. 企画1(全体21):THE LAST ROCKSTARS(初出演)
  28. 紅11(全体22):Aimer(初出場)
  29. 紅12(全体23):坂本冬美(20年連続34回目)

司会担当

 今回も紅組・白組・総合という枠を設けない形、4人で番組全体の司会を担当するという形になります。

12/28サンスポ:NHK桑子真帆アナ、紅白司会は大泉洋が座長「櫻井さんがツッコミ」

12/30ナタリー:司会・橋本環奈は「落ち着きが異常」「もう少し緊張したほうがいい」、櫻井翔は松本潤から写真NGくらう

大泉 洋(3年連続3回目)

 3年連続の司会、『SONGS』も含めてすっかりNHKの歌番組に欠かせない存在です。今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝役を好演、ただ役柄が役柄だったので「全部大泉のせい」とSNSで多く呟かれる羽目?にもなりました。なお今回は同作品とのコラボも紅白であり、主演・北条義時を務めた小栗旬のゲスト出演が決定しています。

 初司会からここぞとばかりに「ブラボー!」と叫んでいた大泉さんですが、今年の11月以降はサッカー日本代表の長友佑都選手にお株を奪われる形になりました。先日放送されたプレ番組でも早速愚痴っていましたが、そんな長友選手は紅白にもゲスト出演。今年はかつてない「ブラボー合戦」が、番組内で繰り広げられる形になるかもしれません。

 前回の紅白では3人いる司会者の代表として、まさに番組を牽引する形でした。今回は経験豊富な櫻井翔がいるのでまた違った形になりそうですが、どういった立ち回りを見せてくれるのか今から楽しみです。

 

橋本環奈(初出演)

 連続テレビ小説・大河ドラマともに未出演、NHKにあまり縁のない俳優が紅白歌合戦の司会に起用されるのは過去にもほとんどありません。ただ「奇跡の一枚」を生んだルックスだけでなく体当たりの仕事の姿勢・飾らない性格など好感度は非常に高く、今回の紅白歌合戦でもどういった活躍を見せてくれるのかおおいに期待できます。

 元々は福岡拠点に活動していたRev. from DVLのメンバー、女性でアイドルグループ経験者の紅白司会起用は前例がありません。今年の紅白歌合戦は新鮮さを前面にアピールしていますが、その象徴とも言える人選。非常に楽しみです。

 

櫻井 翔(3年ぶり8回目)

 第61回~第65回はのメンバーとして、第69回・第70回はソロで白組司会を経験。3年ぶり8回目の司会は紅白初の肩書となるスペシャルナビゲーターとしての出演です。

 グループの活動休止以降もNHKには縁深く、2021年も引き続きTOKYO2020オリパラ・スペシャルナビゲーターを担当。12月10日に放送された『デザインミュージアムジャパン』でも番組ナビゲーターという肩書でした。

 

桑子真帆(2年ぶり4回目)

 サポート役は2年ぶりに桑子アナが復帰。第68回・第69回・第71回に続く起用です。過去3回は総合司会・内村光良の補助的存在でしたが、今回はまた少し違う形で司会者3人を支える形になりそうです。


ウラトーク担当

 NHKホールから2年ぶり放送につき、ウラトークも同様に復活しました。

チョコレートプラネット(初担当)

 メインは初めてチョコレートプラネットの2人が担当。第70回(2019年)に4K放送宣伝でTT兄弟ならぬKK兄弟として登場しましたが、この時にウラトークのゲストとしても出演しています。

杉浦友紀(3年ぶり2回目)

 その第70回で進行を担当した杉浦アナが、結果的に続投という形で引き続き担当します。3年前に一緒に担当したのは山里亮太渡辺直美でした。

ラジオ司会担当

渡辺健太(初担当)

 2012年入局。秋田・長崎と異動して2020年4月に東京アナウンス室配属。今年から『新・BS日本の歌』司会を担当しています。前回の紅白では取材・タイムキープを担当していました。

浅野里香(2年連続2回目)

 2017年入局。松江、札幌勤務を経て2020年に同期で最も早く東京アナウンス室に異動。昨年は『首都圏ネットワーク』のリポーターと、『ブラタモリ』アシスタントでしたが、今年は『ファミリーヒストリー』と『はやウタ』のMCを担当。2年連続ラジオ担当は女性アナだと、第62回・第63回の橋本奈穂子アナ以来10年ぶり。

ナレーター


 今回は第70回の梶裕貴花澤香菜以来となるVTRナレーターも設けられています。どちらも人気声優、江口拓也早見沙織が担当します。

ゲスト審査員

 今年のゲスト審査員は10名、以前の水準に戻りました。ここで紹介すると本文が長くなるので、第73回(2022年)NHK紅白歌合戦審査関連発表の記事を参照してください。

オープニング

 東京スカパラダイスオーケストラの演奏で幕開けとなります。楽曲は紅白で過去5人の歌手に歌われた「愛の讃歌」。スカパラは前半ラストにも坂本冬美のステージに出演します。

白1(全体1):SixTONES(3年連続3回目)

・2020年デビュー、第71回(2020年)初出場
・25歳~28歳・6人組
・楽曲:「Good Luck!!」(2022/11/2 CD)
・詞:YUUKI SANO 曲:YUUKI SANO、野口大志

12/29ナタリー:SixTONESの紅白は“わちゃわちゃ”!今年の漢字聞かれた田中樹「“ここ”でつながってるんで」と胸叩く

 3回目の紅白歌合戦は、初めてのトップバッター担当です。今回の「Good Luck!!」は過去2回と違う盛り上げ系ナンバーで、非常に明るい雰囲気に仕上がっています。先日のMステスーパーライブでは、間奏のアドリブでメンバーが噴き出す一幕もありました。今年の第73回NHK紅白歌合戦は、このステージでロケットスタートを切るという形になりそうです。

紅1(全体2):天童よしみ(26年連続27回目)

・1970年デビュー、第44回(1993年)初出場
・1954年9月26日生 大阪府八尾市出身
・楽曲:「ソーラン祭り節」(2012/9/
5 CD)…4年ぶり3回目
・詞:水木れいじ 曲:若草 恵

12/29ナタリー:水森かおり×松丸亮吾“謎解き紅白”の内容は「言えません」、天童よしみは紅組トップバッターに気合い

 紅組歴代最年長出場者にして、歴代最年長の初トップバッター。デビュー50周年で記録づくめの紅白ですが、歌唱曲は4年前のステージが「近年稀に見るカオスです」と評された「ソーラン祭り節」。当時は武田真治が筋肉とサックスで盛り上げる内容でしたが、今回はなかやまきんに君高岸宏行(ティモンディ)が分かりやすく筋肉で盛り上げるステージ。昨年はなかやまきんに君の一日警察署長のニュースにNHKアナウンサーが思わずツボに入ってしまうという一幕もありましたが、果たして天童さんは無事に歌えるのでしょうか。リハーサルによると大きな宝船に乗って歌うとのこと、セットにも注目です。

紅2(全体3):緑黄色社会(初出場)

・2012年結成、2017年デビュー
・24~27歳・4人組 愛知県出身
・楽曲:「Mela!」(2020/4/
13 配信)
・詞:長屋晴子、小林壱誓 曲:peppe、穴見真吾

12/29ナタリー:緑黄色社会、結成10年で憧れの紅白へ「メンバー全員で成長して、いろいろな景色を見てきました」
 今年は初出場歌手が11組いますが、トップを飾るのはこのバンド。「Mela!」は2020年の配信以来、現在までずっとサブスクの上位で広く聴かれています。YouTube6500万再生、Spotifyではもう8000万再生に達していてストリーミング全体では2億再生数を突破。令和を代表する名曲になっていますが、これは記録だけでなく内容でも全く同様。「Mela!」以外にもバリエーション豊かな楽曲群とボーカル・長屋晴子の極めて高い歌唱力が素晴らしく、紅組2番手はあまりにも出番が早すぎると感じるくらいです。個人的には初出場歌手の中で1番か2番というくらいに楽しみなアーティストです。

白2(全体4):郷ひろみ(12年連続35回目)

・1972年デビュー、第24回(1973年)初出場
・1955年10月18日生 福岡県出身
・タイトル:「GO! GO! 50周年!! SPメドレー」

12/29ナタリー:「紅白」白組最多出場の郷ひろみは4曲メドレー、3時のヒロインの存在感には負けられない
 第69回(2018年)以降は5回中4回が全体の4番手以内、近年はすっかり序盤での登場が定着しました。この人も今年デビュー50周年を迎えますが、同時に”こんな50周年歌手は今まで誰もいない”を体現している存在でもあります。今回は2年ぶりに紅白歌合戦でメドレーを披露。なんと4曲も歌ってくれるとのことで、非常に楽しみです。データ放送で視聴者とじゃんけんを楽しめる企画があるということは、おそらく「ジャンケンポンGO!!」の歌唱は確定。また多くのお笑い芸人・ものまね芸人が登場するようです。

白3(全体5):なにわ男子(初出場)

・2018年結成、2021年デビュー
・20歳~26歳・7人組
・楽曲:「初心LOVE」(2021/11/12 CD)
・詞:栗原 暁(Jazzin’ park) 曲:久保田真悟(Jazzin’ park)、栗原 暁(Jazzin’ park)

12/28ナタリー:「来年も再来年も笑っていられる僕たちでありたい」なにわ男子、紅白会見場で7人の新年会の店決める
 歌手としては初出場ですが、デビュー前の第70回(2019年)に関ジャニ∞の応援で出演するシーンがありました。今年はKinKi Kidsもいるので関西ジャニーズから3組出演、当然ながらこれは紅白史上初めてのことです。視聴者のリモコン操作で演出がグレードアップ、グループ同様紅白のステージもファンと一緒に成長するという内容のようです。今年はオリックスバファローズが26年ぶりに日本一となりましたが、チームの熱狂的ファンである藤原丈一郎が村上選手を目の前にぶっ込めるかどうかも個人的に注目。

紅3(全体6):水森かおり(20年連続20回目)

・1995年デビュー、第54回(2003年)初出場
・1973年8月31日生 東京都北区出身
・タイトル:「九十九里浜~謎解き紅白スペシャル~」
・楽曲:「九十九里浜」(2022/2/15 CD)
・詞:麻こよみ 曲:弦 哲也

12/29ナタリー:水森かおり×松丸亮吾“謎解き紅白”の内容は「言えません」、天童よしみは紅組トップバッターに気合い
 紅白史上初の、謎解きをテーマにした演出で歌います(プロデュースは松丸亮吾)。過去に豪華衣装・イリュージョン・インスタ映えなどに挑戦したご当地ソングの女王ですが、果たして今年はどうなるでしょうか。

紅4(全体7):LE SSERAFIM(初出場)

・2022年結成・デビュー
・16~24歳・5人組 ソウル特別市・鹿児島県・大阪府出身
・楽曲:「FEARLESS -Japanese ver.-」(2022/12/
14 配信)
・詞・曲:SCORE(13), MEGATONE(13), Supreme Boi, BLVSH, JARO, Nikolay Mohr, “hitman”bang, Oneye, Josefin Glenmark, emmy kasai., Kyler Niko, Pau, Destiny Rodgers

12/29ナタリー:LE SSERAFIM紅白初出場「大きな愛をいただき感謝」ユンジン&ウンチェが日本で食べたいものは?
 デビュー1年目で紅白歌合戦出演、韓国出身アーティストでは史上初の快挙です。来年1月に日本デビューも決定しましたが、配信同様紅白でも一足先に披露という形になります。SAKRA宮脇咲良として出演していたAKB48HKT48以来久々の紅白、一段とレベルを上げて成長した姿にも注目です。

白4(全体8):Saucy Dog(初出場)

・2013年結成、2017年デビュー
・20代後半・3人組 島根県・高知県・奈良県出身
・楽曲:「シンデレラボーイ」(2021/8/25 アルバム『レイジーサンデー』)
・詞:石原慎也 曲:Saucy Dog

 サブスク・YouTubeともに複数曲が記録的な再生数を記録、現在もっとも若者に愛されているスリーピースバンドと言われています。歌詞だけでなく、石原慎也の説得力あるボーカルにも注目。ちなみに彼は島根県出身、ここ数年は山陰地方からブレイクするバンド勢が本当に目立ちます。

白5(全体9):山内惠介(8年連続8回目)

・2001年デビュー、第66回(2015年)初出場
・1983年5月31日生 福岡県糸島市出身
・タイトル:「恋する街角~きつねダンスRemix~」
・楽曲:「恋する街角」(2008/10/1 CD)…2年ぶり2回目
・詞:下地亜記子 曲:水森英夫

12/28ナタリー:“キツネ顔”の山内惠介、乃木坂46参加のきつねダンスコラボに「とってもいい匂いがしました」

 今年は北海道日本ハムファイターズからきつねダンスが大ブームになりましたが、これに札幌すすきのが歌い出しの「恋する街角」を歌う山内さんが絡む形になりました。変な演出をバックに歌うのは第70回以前だとほぼ毎年のことでしたが、今回はもちろんファイターズガールがメイン。さらに16人の乃木坂46のメンバーが絡むようです。そういえばきつねダンスに、北海道出身の金川紗耶が加わった際は動画の再生数が凄いことになっていました。乃木坂のメンバーが山内さんのステージに参加するのは、舞踏会の貴公子をテーマにした演出だった第67回以来6年ぶり。編曲はヒャダインが担当、かなりぶっ飛んだ内容になりそうです。

紅5(全体10):日向坂46(4年連続4回目)

・2018年デビュー、第70回(2019年)初出場
・13歳~26歳・32人組
・楽曲:「キツネ」(2019/7/17 CD「ドレミソラシド」カップリング)
・詞:秋元 康 曲:原田雄一

12/28ナタリー:日向坂46、紅白で「キツネ」披露にメンバーも驚き「聞いたときはびっくり」

 そもそもきつねダンスはこちらが元祖、というのがおひさまの意見かと思いますが、それでも今回の選曲はメンバーもビックリだったそうです。ライブでは必ず盛り上がる曲なので、ステージにはおおいに期待したいです。なお前ステージに続いてファイターズガールも出演、さらに歌唱後の山内惠介もなぜか一緒に参加して踊るらしいです。

白6(全体11):JO1(初出場)

・2019年結成、2020年デビュー
・20歳~27歳・11人組
・楽曲:「無限大」(2020/3/4 シングル『PROTOSTAR』)
・詞:KZ, B.O, B.EYES 曲:KZ, Nthonius

12/29ナタリー:JO1は紅白で「元気、勇気、希望」届けたい、川西拓実考案の「LOVE & PEACE」は11人で
 デビュー3年目で待望の紅白歌合戦出場となった彼ら。今年はボーイズダンスグループの躍進が非常に目立った年ですが、その旗手とも言える存在でした。紅白歌合戦ではデビューシングルに収録されている「無限大」を歌唱。ダンサブルで格好良いパフォーマンスを期待、また自身のステージ以外でも出番は多いはずなので、ファンの皆さんはそちらにも目が離せない一日になりそうです。

紅6(全体12):milet(3年連続3回目)

・2019年デビュー、第71回(2020年)初出場
・生年月日非公表 東京都出身
・楽曲:「Fly High」(2021/11/30 配信
)
・詞:milet 曲:milet, TomoLow

12/29ナタリー:milet、紅白で羽生結弦に感謝を伝えたい「ずっと見てしまうかもしれません」
 北京オリパラだけでなくウィンタースポーツ中継のタイアップとして、2年連続「Fly High」を歌唱する形になります。前回の紅白では往年のジュディ・オングばりに羽を広げた衣装が鮮やかでしたが、今年はどういったステージを見せてくれるでしょうか。後半では「おもかげ」のコラボにも出演、そちらにも注目です。

紅7(全体13):NiziU(3年連続3回目)

・2020年デビュー、第71回(2020年)初出場
・17歳~21歳・9人組
・楽曲:「CLAP CLAP」(2022/7/13 配信)
・詞:KENTZ, Trippy
・曲:Trippy, Charlotte Wilson (THE HUB), Frankie Day (THE HUB), THE HUB 88

12/28ナタリー:紅白3年連続出場NiziUはTWICEとの共演にワクワク「素敵な思い出を作れたら」

 3回目の紅白は、9人だけでなく視聴者も一緒に踊る演出となっています。振付は決して単純な内容ではありませんが、それだけに踊っていて楽しいと思える楽曲のような気がします。視聴者投稿の映像とコラボするステージも近年は恒例になりました。

白7(全体14):鈴木雅之(3年連続5回目)

・1986年ソロデビュー、第42回(1991年)初出場
・1956年9月22日生 東京都大田区出身
・楽曲:「違う、そうじゃない」(1994/1/12 CD)
・詞:朝水彼方 曲:中崎英也

12/29ナタリー:3年連続紅白出場の鈴木雅之、今年を表す漢字は“告”「かぐや様に引っかけて…」

 ネットでは長年ネタにされているヒット曲ですが、紅白歌合戦では初歌唱となります。今年はTHE FIRST TAKEでの歌唱も話題になりました。ソウルフルな歌声は66歳になっても変わらぬ魅力。ただ、一度くらいは紅白歌合戦で女性歌手とのデュエットも見たいような気もします。

白8(全体15):BE:FIRST(初出場)

・2021年結成・デビュー
・16歳~24歳・7人組
・楽曲:「Shining One」(2021/8/16 配信)
・詞:Satoru Kurihara -Jazzin’park-, SKY-HI
・曲:☆Taku Takahashi, Satoru Kurihara -Jazzin’park-, SKY-HI

12/28ナタリー:BE:FIRST紅白で楽しみなことはウタとのコラボ、SKY-HIは「楽しんでくれれば最高」

 過去7回AAAのラッパーとして出演しているSKY-HIがプロデュース、記者会見やリハーサルでもメンバーを見守っていたそうです。デビュー曲のステージも勿論楽しみですが、歌唱前に彼が登場するかどうかも注目ポイントと言えるかもしれません。

紅8(全体16):SEKAI NO OWARI(4年ぶり6回目)

・2010年デビュー、第65回(2014年)初出場
・36歳~37歳・4人組
・楽曲:「Habit」(2022/4/28 配信)
・詞:Fukase 曲:Nakajin

 久々の紅白歌合戦は、5年連続出場した白組から紅組に鞍替え。ダンスパフォーマンスが非常に話題になった楽曲ですが、このステージは郷ひろみJO1SixTONESNiziU乃木坂46の面々が参加して一緒に踊るそうです。前回や前々回の紅白でこういったシーンはあまり見られなかったので、そういう意味では久々に紅白歌合戦ならではのステージを楽しめる場面になりそうです。

白9(全体17):三浦大知(3年ぶり4回目)

・2005年ソロデビュー、第68回(2017年)初出場
・1987年8月24日生 沖縄県出身
・楽曲:「燦燦」(2022/4/12 配信)
・詞:三浦大知 曲:UTA, 三浦大知

12/28ナタリー:三浦大知、紅白で「ちむどんどん」への感謝届ける「この曲は音楽人生において大きなこと」

 連続テレビ小説『ちむどんどん』主題歌でしたが、踊り無しでバラードを歌い上げる三浦さんのパフォーマンスも高く評価された一年でした。日本レコード大賞では演歌以外なかなか受賞できない最優秀歌唱賞となっています。ドラマからは主演を務めた黒島結菜も出演、名場面とともに振り返るステージになりそうです。間違えて#反省会にならなければいいのですが…。

紅9(全体18):IVE(初出場)

・2021年結成・デビュー
・15~20歳・6人組
・楽曲:「ELEVEN -Japanese ver.-」(2022/9/
19 配信)
・詞:SEO JI EUM 日本語詞:SUNNY BOY, CANCHILD
・曲:PETER RYCROFT, LAUREN AQUILINA, RYAN S.JHUN

12/30ナタリー:IVEは紅白めっちゃ楽しみ、ユジンは「IVEでござる」を小声で練習

 LE SSERAFIMもそうですが、このグループもメンバーのレイが愛知県名古屋市出身。K-POPに日本人が進出するケースも増えてきました。そういう意味ではアジア紅白を標榜した約30年前よりも、確実に無理のない国際化が進んでます。彼女たちもデビュー曲を日本語詞で歌唱。ダンスを交えたグループが今年5組初出場していますが、その全てがデビュー曲を歌唱するというのも前例がない出来事のように感じます。

白10(全体19):Snow Man(2年連続2回目)

・2020年デビュー、第72回(2021年)初出場
・19歳~30歳・9人組
・タイトル:「ブラザービート~紅白みんなでシェー!SP」
・楽曲:「ブラザービート」(2022/3/30 CD)
・詞:クボタカイ 曲:クボタカイ、Taro Ishida

12/29ナタリー:Snow Man紅白はディズニーコラボにワクワク、ラウールは脚がほぼ100cmに

 初出場以来2年連続で前半トリは史上初。楽曲はメンバー全員が出演した映画『おそ松さん』主題歌で大ヒットした曲です。SixTONES同様、この曲もアドリブ全開のパフォーマンスが繰り広げられるシーンが期待できます。見る人聴く人全員を明るい気分にさせてくれるステージになりそうです。

紅10(全体20):Perfume(15年連続15回目)

・2002年デビュー、第59回(2008年)初出場
・33歳~34歳・3人組 広島県出身
・タイトル:「紅白Medley 2022」
・詞・曲:中田ヤスタカ

12/30ナタリー:Perfume「紅白」15回目は楽曲勝負「皆さんと一緒に“爆踊り”できたら」

 Perfumeは例年リハーサル非公開、本番まで何が起こるか分からないスタイルが恒例になっています。ただ今回は30日のリハ取材に参加、それによると今回は演出よりも楽曲重視とのこと。これは今年の全国ツアーのパフォーマンスとも共通しています。コロナ禍で歌っていない、皆さんも知ってくださってる曲ということは、あの曲を個人的には想像しますがどうなるでしょうか。楽曲は今年も本番で判明する形になりそうです。

企画1(全体21):THE LAST ROCKSTARS(初出演)

・2022年結成・デビュー
・41歳~57歳・4人組
・楽曲:「THE LAST ROCKSTARS」(2022/12/23 配信)
・詞・曲:YOSHIKI

12/30ナタリー:紅白で“踊れる”デビュー曲お披露目!THE LAST ROCKSTARSはお笑いでも天下取りたい

 YOSHIKI, HYDE, SUGIZOMIYAVIという豪華メンバー、いずれも近年の紅白で出演歴があります。テレビ初披露ですが、どんなパフォーマンスになるでしょうか。こちらも当日までのお楽しみになる要素が大きくなりそうです。

紅11(全体22):Aimer(初出場)

・2011年デビュー
・年齢・出身地非公開
・楽曲:「残響散歌」(2021/12/
6 配信)
・詞:aimerrythm 曲:飛内将大

 『鬼滅の刃』タイアップも4年連続ですが、キャリア10年超・多くのヒット曲を持つ彼女は今回が紅白初出場。そもそも昨年まではテレビの歌番組に出演する機会もあまりありませんでした。アニメもさることながら楽曲は稀代の名曲かつ大ヒット、極めて高い歌唱力の持ち主でもあります。2022年ビルボードランキング第1位に輝いた楽曲、伝説に残る絶唱の名ステージを期待します。

紅12(全体23):坂本冬美(20年連続34回目)

・1987年デビュー、第39回(1988年)初出場
・1967年3月30日生 和歌山県西牟婁郡上富田町出身
・タイトル:「お祭りマンボ~スカパラSP~」
・楽曲:「お祭りマンボ」(1952/8/
15 美空ひばり)
・詞・曲:原 六朗

 34回目出場の大ベテランですが、自身の曲ではないカバーを歌うのは今回が初めてです。また、美空ひばりのカバーもここ何年かの紅白で毎年のように歌われていますが、この曲に関しては今回が初めてです(厳密に言うと第41回の忍者「お祭り忍者」の例はあり)。つまり言うと、今までにない紅白の冬美さんが見られるということです。東京スカパラダイスオーケストラの演奏も加わって、賑やかかつ聴かせるステージになることは間違いなし。そういう意味では演出にも注目です。

コメント

  1. 今年の紅白から歌手の後ろで芸人やアイドルが賑やかしするしょうもない演出復活しましたね
    ここ最近コロナの影響もあってかシンプルに歌だけを聞かせる演出が多くなってたのでNHKもようやく理解したのかと思ってたのですが、本当に学びませんね
    歌手に対してのリスペクトを全く感じない、こんなの歌合戦と呼べない

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