歴代紅白歌合戦歌唱曲・演奏時間&構成表(第56回・2005年その4)

演奏時間&構成表 4(第56回・2005年)

 演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。

曲順楽曲アーティスト演奏時間
構成
フル再生時間
構成
44(紅21)
紅後半6
スターaiko3分1秒
1コーラス+サビ
5分12秒
2コーラス+サビ
45(白21)
白後半6
One more time,
One more chance
山崎まさよし3分40秒
1コーラス半+サビ2
5分26秒
2コーラス半+サビ2
46(白22)
白後半7
ジョバイロポルノグラフィティ2分45秒
冒頭+1コーラス+サビ
4分21秒
冒頭+2コーラス+サビ
47(紅22)
紅後半7
天城越え石川さゆり3分34秒
2コーラス
4分48秒
2コーラス半
48(白23)
白後半8
おふくろさん森 進一3分2秒
冒頭+2コーラス
3分40秒
3コーラス
49(紅23)
紅後半8
StoryAI2分51秒
1コーラス半
4分48秒
2コーラス半
50(白24)
白後半9
アリスプレミアム2005アリス4分41秒
2曲
狂った果実1分10秒
1コーラス
4分12秒
2コーラス半
遠くで汽笛を聞きながら3分31秒
1コーラス
3分56秒
3コーラス
51(紅24)
紅後半9
涙そうそう夏川りみ2分54秒
2コーラス
4分18秒
2コーラス半
52(白25)
白後半10
My WayDef Tech3分40秒
冒頭2+2コーラス+ラスト
5分5秒
冒頭2+3コーラス+ラスト
53(紅25)
紅後半10
Smile again松任谷由実 with Friends
Of Love The Earth
4分58秒
2コーラス半
5分3秒
2コーラス半

各ステージ・補足

 aikoはバラードの「スター」を熱唱。伸びのある声で1コーラス+間奏+サビ、間奏カットありですがアウトロはカット無しでした。サポートメンバーはバンドだけでなく、弦楽器隊も加わっています。

 山崎まさよしは「One more time, One more chance」の舞台になった桜木町から生中継。サポートはバンドメンバーと服部隆之指揮の弦楽器隊。1コーラスにCメロ以降のサビは3回全て歌われていますが、イントロ・間奏・アウトロはかなり短め。ステージ前後も司会者とのやり取りは全く無し、予定よりかなりカットした跡が見えます。

 ポルノグラフィティは前後に全く曲紹介無し、その後の紅白でも見られない現象が起こっています。歌は「ジョバイロ」1コーラス半、冒頭直後の間奏がカットされています。最後の最後で歌詞を間違える場面もあるなど、色々な意味で散々な状況でした。

 石川さゆりはお馴染みの「天城越え」、第2部中盤での登場は当時異例でした。構成はいつも通りの2コーラス、安定のステージです。演奏時間は3年前より4秒短め。

 森進一の「おふくろさん」もお馴染みですが、いわゆるパースつきの歌唱は第45回以来11年ぶり2回目。冒頭パート直後にあった間奏がカット、代わりに1番歌唱後の間奏は短いバージョンから長いバージョンに変更。1番と3番の歌唱は同様、演奏時間は15秒短くなっています。

 AIはこの年「Story」で初出場。大塚愛「プラネタリウム」同様、このステージも2番からの歌唱です。Cメロ含む1コーラス半でアウトロはほぼ無し。ラストサビは少しメロディーを変えての熱唱でした。

 アリスは2曲メドレー、レーベル移籍後の「狂った果実」はやや意外な選曲でした。「遠くで汽笛を聞きながら」はメドレーながらなんとフルの3コーラス。もっとも9年前にべーやんソロで歌った時ほど余裕は無く、アウトロなど歌以外の演奏はかなりあっさりした内容です。

 夏川りみは当時史上初の記録となった4年連続「涙そうそう」。三線とヴァイオリンの音が目立つアレンジです。アウトロ短縮で前回より演奏時間5分短め、演奏が終わらないうちにみのもんたが喋り始める状況はあまり良くないです。

 Def Techは大ヒットしたアルバム収録の「My Way」。メジャーレーベル所属ではないアーティストの紅白出場はこれ以前に無く、曲も過去の紅白であまりないレゲエの曲調。ステージもこの紅白で初めて取り入れられる、美しいCG映像の演出が加わっています。歌は1番英語2番日本語の2コーラスで、冒頭とラストはカット無し。テレビはこの紅白が初出演、アルバム200万枚以上を売り上げたビッグアーティストに相応しい厚遇がなされていました。

 この年の紅白出場でもっとも大きく取り上げられたユーミンは、『愛・地球博』で結成された松任谷由実 with Friends Of Love The Earthとして出演。1番はユーミン、2番はそれぞれの歌手がそれぞれの言語で歌います(イム・ヒョンジュ=韓国語、amin=中国語、ディック・リー=英語)。もちろん2コーラス半のフルコーラス、ただ演奏が終わらないうちに司会が喋り始めるのはよろしくない演出でした。なお当時もインターネット配信のみのリリースですが、現在はユーミンのソロver.のみ配信という形になっています。

 

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