第74回(2023年)NHK紅白歌合戦司会・テーマ発表

司会者について

司会者1:有吉弘行(初)

・1974年5月31日生 広島県安芸郡熊野町出身 太田プロダクション所属
・1994年・猿岩石のボケ担当として芸能界デビュー
・2004年ピン芸人に転向
・2019年史上初めてNHK・民放キー局全てで冠番組を持つタレントになる
・紅白出演歴:第73回(2022年)歌唱ゲスト
・NHK出演歴:『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』MC(2019/4/6~ 毎週土曜日・総合)

 猿岩石時代だけでなく、毒舌で再ブレイクした2000年代後半でもまるで想像できなかった紅白歌合戦の司会。もっとも2010年代後半以降はあらゆるテレビ局でレギュラー冠番組を持つ日本を代表するMC。したがって紅白歌合戦の司会を務めるのは極めて妥当と言えます。

 尊敬するタレントに、第68回~第71回まで総合司会を務めた内村光良を挙げています。当時の内村さんの司会は大変温かく、歌手へのリスペクトが一貫していた司会ぶりでしたが、果たしてどうなるでしょうか。

司会者2:橋本環奈(2年連続2回目)

・1999年2月3日生 福岡県福岡市出身 ディスカバリー・ネクスト所属
・2007年芸能界デビュー
・2009年アイドルグループDVL(後のRev. from DVL)に加入
・2016年『セーラー服と機関銃 ‐卒業‐』で映画初主演
・紅白出演歴:第73回(2022年)司会
・NHK出演歴:連続テレビ小説『おむすび』主演(2024年10月~)

 前回の司会ぶりは大変好評で、俳優の紅白司会としては歴代最高という声もありました。今回は翌年度の朝ドラ主演まで決定している状況なので、盤石も盤石。紅白の顔として、おおいに期待します。

司会者3:浜辺美波(初)

・2000年8月29日生 石川県出身 東宝芸能所属
・2011年女優デビュー
・紅白出演歴:初
・NHK出演歴:連続テレビ小説『らんまん』ヒロイン(2023年4月~9月)

 過去に司会予想で何度か名前を挙げたこともありますが、朝ドラヒロインを経験した今回は堂々の抜擢。長い紅白歌合戦の歴史で、女優2名が同時に紅白の司会を担当するのは史上初。フレッシュな紅白歌合戦を象徴する人選になったのは間違いありません。

司会者4:高瀬耕造(初)

・1975年12月26日生 兵庫県加古川市出身 NHK大阪放送局所属
・1999年NHK入局 2023年度に東京アナウンス室から大阪放送局に異動
・紅白出演歴:初(第67回(2016年)ニュース担当)

 NHKでは報道番組を多く担当、ニュースと言えばこの人という存在です。16年間所属した東京アナウンス室から今年度に大阪放送局へ異動、先日放送開始した連続テレビ小説『ブギウギ』ナレーションを担当します。男性アナウンサーの司会起用は第67回(2016年)の武田真一以来7年ぶり、そして何と言っても大阪放送局所属・東京アナウンス室に所属していないアナウンサーが司会に起用されるのはおそらく史上初。名前的には違和感ありませんが、これもまた今回の紅白において大きなポイントになりそうです。

 

テーマについて

 紅組・白組とはっきり区分けされている中で今回のテーマは「ボーダレス」。 昭和・平成を思うと、時代が変わったとあらためて感じさせるテーマです。「超えてつながる大みそか」、そして「最高で最幸なライブ」。出場歌手の選定にも、思いのほか大きな影響があるかもしれません。

 

データ更新記事の紹介

 10月6日の発表は、少なくとも第59回以降もっとも早い日でした。これと合わせて、紅白歌合戦各種発表日の歴史の記事を更新しています。

 司会発表に合わせて、紅白歌合戦・各種記録集(司会編)を更新しています。司会の時点でこれなので、今回はもしかすると新しく作られる記録が例年以上に多い紅白歌合戦になるかもしれません。

コメント

  1. 昨年まで3年間司会を務めた大泉洋さんは実兄が政治家になった事で曲がりなりにも公明正大を謳う公共放送の国民的番組の性質上続投の芽は消えてた印象で、それに替わる司会者となると有吉さんは「ライブ・エール」司会の内村光良さん、「らんまん」主役の神木隆之介さんに次ぐ第3候補の印象でした。

    普段の有吉さんのレギュラー番組では毒を混ぜたトークの印象が強いだけに、それを活かしつつもその強さで滅茶苦茶にならない程度の匙加減がポイントになるでしょう。

    局アナの司会に現状大阪局勤務の高瀬アナをわざわざ起用した意味も気になります。

    やはり現在放送中でナレーションを担当する朝ドラ「ブギウギ」関連の企画ありきでの抜擢なのでしょうかね…。

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