第59回以降は放送時に本編レビューを公開しています。内容についてはそちらを見てもらえればいいかと思います。なお当記事作成と同時並行で、一部修正加筆もしています。もし良ければそちらもこの機会に、あらためて見てもらえればと考えています。
演奏時間&構成表 4(第67回・2016年)
演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。
曲順 | 楽曲 | アーティスト | 演奏時間 構成 |
フル再生時間 構成 |
35(白17) 白後半6 |
硝子の少年 | KinKi Kids | 2分47秒 1コーラス半 |
4分40秒 2コーラス半 |
36(紅17) 紅後半6 |
FLASH | Perfume | 2分38秒 1コーラス半 |
4分37秒 2コーラス+サビ |
37(白18) 白後半7 |
恋 | 星野 源 | 3分42秒 2コーラス半 |
4分13秒 2コーラス半 |
38(紅18) 紅後半7 |
愛の讃歌 | 大竹しのぶ | 3分32秒 1コーラス+ラスト |
3分39秒 1コーラス+ラスト |
39(紅19) 紅後半8 |
夜桜お七 | 坂本冬美 | 3分19秒 1コーラス+サビ |
5分23秒 2コーラス |
40(白19) 白後半8 |
宙船 | TOKIO | 2分41秒 冒頭+1コーラス半 |
4分0秒 冒頭+2コーラス半 |
41(紅20) 紅後半9 |
薔薇のように咲いて 桜のように散って |
松田聖子 | 4分21秒 2コーラス半 |
4分23秒 2コーラス半 |
42(企3) | PPAP (ペンパイナッポーアッポーペン) |
ピコ太郎 | 1分3秒 1コーラス |
0分44秒 1コーラス |
43(白20) 白後半9 |
紅 | X JAPAN | 4分5秒 1コーラス半 |
6分19秒 冒頭+1コーラス半 |
44(紅21) 紅後半10 |
ごめんね… | 髙橋真梨子 | 3分48秒 2コーラス半 |
4分42秒 2コーラス半 |
45(白21) 白後半10 |
JAM | THE YELLOW MONKEY |
4分43秒 2コーラス+サビ |
5分21秒 2コーラス+サビ |
各ステージ・補足
KinKi KidsはCDデビュー20年目のタイミングで紅白初出場、デビュー曲「硝子の少年」を歌います。19年経っていることもあってアレンジは原曲よりギターがやや強めの生演奏、イントロ短縮の1コーラス半歌唱でした。1番の歌詞で終盤2番のメロディー、間奏無しでCメロに入る構成はやはり少しばかりの短さを感じます。アウトロのメロディーもカットモードでした。(本編レビュー)
Perfumeは力を入れた映像演出で「FLASH」を披露。1番からそのまま間奏を経てラストサビに移行、構成は目立ったカット箇所なく至ってノーマルです。(本編レビュー)
『逃げるは恥だが役に立つ』ともども大ヒットした星野源「恋」は、前年の2分前後から一気にフルコーラスにまで昇格。アウトロの繰り返しこそカットされたものの、堂々のステージは2016年の紅白歌合戦を代表する名場面でした。共演の新垣結衣がゲスト審査員、後には現実世界でも夫婦になったことが余計にこのステージの価値を高くしています。(本編レビュー)
大竹しのぶはミュージカルおよびNHKの歌番組出演で話題になった「愛の讃歌」を披露。日本語詞は越路吹雪とも美輪明宏とも異なる内容でした。翌年5月にシングルとしてリリースされますが、その音源と全く同じアレンジ・フルコーラス歌唱です。(本編レビュー)
坂本冬美は常連曲「夜桜お七」の菅原小春ダンスバージョン。ダイナミックさはこれまで以上ですが、歌の構成は例年通り。ギターのアレンジは前回歌った第63回に準じた内容、弦楽器の音が大きくなっています。(本編レビュー)
TOKIOは東京都庁特設ステージから「宙船」を生演奏。演出は大きく異なりますが、歌唱構成は前回第57回と同様です。アウトロは当時よりカット多め、そのため歌唱時間も若干短くなっています。なお東京五輪アンバサダーということで、その関連の前置きの映像および選手インタビューが4分近くもありました。(本編レビュー)
前回まで2年連続大トリの松田聖子は、紅白で20年ぶりにその年発表の曲を披露。歌は作詞作曲したYOSHIKIがピアノでも参加する「薔薇のように咲いて 桜のように散って」。間奏など歌以外も全くカット無しの堂々4分台フルコーラス、歌唱時間はここ2年よりも長めでした。(本編レビュー)
この年の後半は『シン・ゴジラ』の映像がたびたび挿入される演出でした。聖子さんのステージが終わったところでついにゴジラが来襲。良質な歌が有効ということで、なぜかピコ太郎が第九を歌う合唱団とコラボして「PPAP」を歌う謎展開。(本編レビュー)
X JAPANの「紅」は、ゴジラを倒すという名目の元での演奏でした。冒頭の英語詞がピアノソロ+弦楽器でメロディーも変更、1番はAメロ+Bメロ後半パートがカット。間奏のドラムソロもやや短めでゴジラの叫び声が入るアレンジ。代わりに終盤のサビはノーカット、生演奏のアウトロは終盤の余韻が長め。演奏時間は24年前より短め、全体的にサビのメロディーを優先するような構成でした。(本編レビュー)
髙橋真梨子は1996年発表の名バラード「ごめんね…」を披露、こちらも生演奏のステージでした。イントロ・間奏・アウトロいずれも短縮ですが歌はほぼフルコーラス。最後に2回繰り返すサビは、1回目基調で最後の一節が2回目の歌詞という構成でした。(本編レビュー)
THE YELLOW MONKEYは代表曲「JAM」をフルコーラス生演奏。アウトロが僅かに短縮されたのみ、堂々のパフォーマンスでした。(本編レビュー)
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