第75回NHK紅白歌合戦各ステージ・ティーザー再生数比較

　第71回・2020年から紅白歌合戦はNHKプラスでも視聴出来るようになりました。それと同時に、TwitterやYouTubeでティーザーも配信されるようになりました。

　近年はこれらから視聴データなどを分析するサイトもあり、私よりもはるかに深く詳しい考察がなされています。したがってこの記事がどれだけ有用なのかは分からないですが、これも毎回の恒例行事として書いていくこととします。

　配信は1月7日までなので、ティーザーも例年通りならばNHKプラスでの配信終了後に非公開となります。なおNHKオンデマンドでは1月14日までの購入期限で視聴可能となっているようです。

Youtubeハイライト動画再生数比較

　まずはNHK MUSICで公開されているYouTubeのまとめです。数字は1月6日23時00分現在のもので、再生数は下3桁切り捨て、高評価数は上2桁のみ切り捨てで集計しています。再生回数順に並べた表は、以下の通りになりました。なお今回も、前回(1/5 17:00)・前々回(1/5 19:00)の再生数を併記しています。また複数曲公開の前回・前々回再生分は多い方の動画を計上することとします。

X（旧Twitter）ハイライト動画インプレッション数比較

　同様にTwitterでの反響数も、動画再生数・リツイート数・いいね！の数でまとめています。数字は1月6日23時00分現在、RT・いいね！は下3桁（1000以下は下2桁）切り捨てで集計しています。RTといいねは、放送直後アップ分と1月5日引用分の合算としました。前回(1/5 17:00)・前々回(1/5 19:20)の再生数も併記しています。

Youtube・X再生数合計

　以上2メディアの再生数を合わせた順位は以下の通りです。

総評

　各メディアの記事が示すように、今年はB’zがダントツの数字を記録しています。ただYouTubeだけだと前回YOASOBI「アイドル」が1日集計短い数字で840万、「ultra soul」単体と比較して100万近く上回っています。とは言えXを含めた再生数は1800万で新記録クラス、3曲合計だと約3000万再生。次元が違います。

　その次の米津玄師も極めて再生数多く、YouTubeの高評価数はB’zを上回っています。こちらも本来なら際立った数字、実質トップと言って良いかもしれません。

　特別枠以外だとYouTubeではニューヨークからの中継が話題になった藤井風がトップ。初出場ながら序盤を盛り上げたこっちのけんと、同じく後半で強い印象を残したNumber_i、高い実力を見せつけたTWICEが続きます。Xはテレビ初出演のtuki.が圧倒的トップ、YouTubeとの合算再生数も藤井風を上回る数字となっています。

　高評価やRP・いいねはやはりダンスグループが有利で、Number_i、BE:FIRST、JO1、TOMORROW X TOGETHER辺りは再生数と比較して強いです。一方女性グループ、ME:Iと櫻坂46はX再生数の方が他の要素と比べて伸びている印象があります。ここ何年かの比較だと今回は星野源が事前の曲目変更などもあり、再生数が大きく伸びる結果となりました。あとは企画ステージ、「パプリカ」の再生数が非常に多いのも印象深いです。乃木坂46も前回と比べて大きく数字が伸びています。一方低い数字は例年通り演歌・歌謡曲系が多めですが、若手だと緑黄色社会だけ伸びが悪いのは気になります。

　当然再生数や視聴率だけでステージの良し悪しを判断することは不可能ですが、今後の出場歌手選出や選曲に与える影響はデータとして出す以上ゼロではないような気がします。最終的にどう生かされるかは、また今年の12月の選出を確認する必要がありそうです。