第73回(2022年)NHK紅白歌合戦~その6~

白14(全体31):純烈(5年連続5回目)

・2010年デビュー、第69回(2018年)初出場
・36歳~51歳・4人組
・タイトル:「プロポーズ~白い雲のように」
・楽曲1:「プロポーズ」(2018/2/14 CD)…4年ぶり2回目
・詞・曲:幸 耕平
・楽曲2:「白い雲のように」(1996/12/21 猿岩石)
・詞:藤井フミヤ 曲:藤井尚之
・歌唱前テロップ1:今夜卒業 小田井涼平
・歌唱前テロップ2:紅白だけのSP共演「白い雲のように」
・歌唱中テロップ:小田井涼平 ラスト紅白!
・演奏時間:4分12秒

 「純烈多くねぇか?」と早々にツッコミ、目の前にはお揃いのスーツで4人ではなく7人が勢揃いしています。今夜はダチョウ倶楽部の2人と有吉弘行とコラボ、「ヤー!」と全員でお馴染みのポーズ。TBSで毎週共演している櫻井さんは「有吉さんとね、ここ紅白でご一緒できるとは思っていませんでしたけど」と挨拶。今回のコラボ趣旨を説明後、「こんなチャンスを逃すわけにはいかない」と有吉さん。一方肥後さんはやや緊張気味にコメント、それでも上島さんの持ちネタであるジャンプ団体芸は2度しっかり披露。さらに小田井涼平の卒業にも触れます。ファンへの感謝を述べるとともに、「今日はこのステージにいる全員、僕は今日上島さんも加えて8人で歌おうと思っていますんで、この8人の歌を皆さんに聴いて頂きたいと思っております!」ともコメント。その熱い言葉に、会場からも拍手が起こります。

 純烈の4人がスタンバイ後、再び有吉さんにインタビュー。「二度と歌うことはないと思うんで、目に焼きつけてね、一生の思い出にして帰りますんで」と話します。

 「プロポーズ」はスタンドマイク4本、1コーラスを王道演出で歌います。振り返ると過去4回は全て何らかの演出が入っていたので、紅白歌合戦でじっくり楽曲を味わえるパフォーマンスは5回目にして初めてです。

 振付つきで1コーラス披露後、ダチョウと有吉さんが駆けつけて「白い雲のように」。ヤー!を2回みんなでやった後肥後さんとジモンさんが歌い出しを担当。その後の有吉さんソロは、25年前に大ヒットした時と同じパート分け。当時のヒットをリアルタイムで知る立場としては、やはり感慨深い物がありました。

 有吉さんセンター、その両脇がジモンさんと肥後さんという立ち位置でしたが、ラストは「小田井さん!小田井さん!」と肥後さんが卒業する小田井さんに立ち位置を譲ります。ラストは7人、いや8人揃って「ヤー!」のポーズ。温かさと粋な部分を隅々まで感じさせる、今回の紅白を代表する名ステージでした。

 最後は櫻井さんが有吉さんにステージからの景色についてコメントを求めます。「上島も喜んでおります」と躊躇なく呼び捨てにする有吉さん、締めではしっかり芸人の仕事を果たしていました。

ウラトーク

 同業者ということで、チョコプラの注目度は非常に高め。「オシャレめにしてるなぁ、ちょっと」と有吉さんの髪型に注目。ただ一緒にカラオケに行った時「声が小さいんだよなぁ、歌声の」。そのため少しこれからのステージを心配しています。「有吉さんですら緊張する紅白歌合戦」とツイートがありましたが、チョコプラから見ても「顔がこわばっちゃって」「(壁の時とは)全然違う」様子のようです。

 純烈は以前YouTubeの悪い顔選手権に出演、「メチャメチャ良いパフォーマンスしてもらいました」「結局一番悪い顔してたのはマネージャーさんだった」と語ってます。出演は純烈側からのオファーだったとか。「プロポーズ」を一緒に歌うウラトーク席、その後の「白い雲のように」はイントロから大興奮。

 有吉さんのソロを、固唾を飲んで見守るウラトーク席。「うわぁ、なんかグッときちゃった」「ジーンとしますよね…」「ちゃんと歌ってる!」。サビは3人も一緒に合唱。一緒に口ずさむ以外はほぼ無言、完全にステージに見入って感動していました。

 

特別2(全体32):back number(初出演)

・2004年結成、2009年デビュー
・37歳~38歳・3人組
・楽曲1:「アイラブユー」(2022/10/24 配信)
・楽曲2:「高嶺の花子さん」(2013/6/26 シングル)
  詞・曲:清水依与吏
・歌唱前テロップ:朝ドラ「舞いあがれ!」主題歌
・歌唱中テロップ:「舞いあがれ!」主題歌
・演奏時間:3分42秒

 VTRでは「水平線」のストリーミング再生6億回超えが紹介されます。主題歌を担当した連続テレビ小説『舞いあがれ!』の映像もあり。それが明けるとゲスト審査員・福原遥Snow Man目黒蓮が司会者とトーク。環奈さんは遥さんをはるぴょんと呼んでいるそうですが、話の内容より2人のツーショットの美しさの方が勝っています。第63回の堀北真希・綾瀬はるかと双璧を成す程だと個人的には感じていますが、どうでしょうか。話は言うまでもなく楽曲と主題歌についての内容、目黒さんの喋りがややボソボソだったので大泉さんが思わず「なんだって?」と聞き返しています。

 ステージはサビのアカペラからスタート、変則的な入りです。特別出演ですが、彼らも事前収録のスタジオではなくNHKホールからの生演奏。会場のお客さんは勿論ですが、視聴者にとっても嬉しいステージです。ただ構成は1コーラス半。1曲で出演するにしてはあまりにも短すぎます。

 「紅白出られて光栄です。もう1曲やらしてください、お願いしまーす!」。清水さんの言葉と手拍子に合わせて、会場のお客さんも手を叩き始めます。楽曲はback numberの中でも特に再生数の多い名曲中の名曲「高嶺の花子さん」。事前発表のないサプライズ、ファンだけでなく視聴者にとっても嬉しい演奏でした。何より楽しそうな表情で歌う清水さんが、今まで紅白を断っていた?と全く思えないほど印象的です。

 会場からは大拍手、福原さんや目黒さんも笑顔です。審査員の羽生結弦「本当に、あの最高でした」とコメント、大ファンということもあって涙声になっています。今回は特別出演ですが、個人的には次回以降も是非白組歌手として名を連ねて欲しい気持ちになりました。

ウラトーク

 先ほどの余韻に浸ります。「有吉さん頑張ったんじゃないですか!」と、とんでもなく上から目線で語ってます。「有吉さんメチャメチャ見るんだから!ひょっとしたら配信とかもあとで録画で見るかもしれない」「BSよしもとだって見てるんだから」。そのやり取りに、有吉さんが現在まで長く活躍している理由が垣間見えた気がします。その後もback numberのステージが始まるまで有吉さんの話題、慕われています。

 「ようやく、紅白に登場して頂きました。初めてなんです」「やっぱ有吉さんの何倍も上手いですねぇ」「当たり前だよ。申し訳ないけど」「ミュージシャンですからね」、先ほどの話が嘘のようなやり取りです。「有吉さんの次ということで、タイムマシーン(3号)の山本さんにもね、一瞬…」「違うんだよ、似てるけど」「やだ。辞めてください。もうそれにしか見えない…」、確かにお互い持ちネタにはしてますが、杉浦アナの発言にはさすがにチョコプラの2人も修正に必死でした。「順番がちょっとアレでしたねぇ」「もしかしたら太田プロの枠で出てるのかなと思っちゃう人も…」「有吉さんが言ってくれたんじゃないですか、俺だったらタイマ出したらいいよって」、ひたすらタイムマシーン3号の山本さんで盛り上がる状況になっています。

 「高嶺の花子さん」演奏は杉浦アナもサプライズと案内しますが、松尾さんは「ネタはやらないですねじゃあ」「太めの花子さん」と相変わらず。「痩せたり太らせたりしないよ!」「関さんも出てくるんじゃねえか」「サプライズで関さん出てきて…」と、長田さんも完全にそのモード。「いつか会った時山本さんって言っちゃいそうだから辞めてください」「本当に怒られる」と杉浦アナもさすがに…。ちなみにチョコプラの2人は、真横で山本さんが本当にback numberのモノマネをしている所を見ているそうです。というわけで、このステージのウラトークは完全にタイムマシーン3号の話題ばかりでした。

 

紅16(全体33):乃木坂46(8年連続8回目)

・2012年結成、デビュー 第66回(2015年)初出場
・15歳~29歳・41人組
・楽曲:「裸足でSummer」(2016/7/27 シングル)
  詞:秋元 康 曲:福森秀敏
・歌唱前テロップ:齋藤飛鳥 初センター曲でラスト紅白
・歌唱中テロップ:齋藤飛鳥 ラスト紅白!
・演奏時間:2分33秒

 歌前トークに登場するのは齋藤飛鳥を中心にした選抜組7名。「私は今回このステージが最後なんですけど、乃木坂のみんなはきっと来年からもずっとキラキラしてくれていると思うので、皆さんにそれを楽しみにして頂けるようなステージを、今日はお二人にもお見せ出来たらなと思います」。同じ1期・キャプテンの秋元真夏も、飛鳥さんにエールを贈ると同時に「今日はラストステージ楽しみたいと思います」とコメント。スタンバイに入ります。

 「歌っていいなぁ、乃木坂っていいなぁと思ってもらえるように頑張ります!」。イントロは、とびっきりの笑顔で抱負を述べる飛鳥さんのセリフ入り。飛鳥さんを360度囲むフォーメーションから、歌い出しは秋元真夏とこちらもいまや唯一の2期・鈴木絢音とスリーショット。その次は3期のエース山下美月与田祐希、さらに梅澤美波久保史緒里岩本蓮加阪口珠美佐藤楓他の3期生5名、少し間を置いて4期のエース遠藤さくら賀喜遥香筒井あやめ他4期の選抜メンバー7名、同じくアンダー主体の4期メンバー6名、最後は今年初めて紅白で歌う5期生10名(小川彩は年齢の関係で不出演)。飛鳥さんが移動して、それぞれのメンバーと一緒に歌うフォーメーションもまた大変に粋な演出です。

 サビ以降は全員歌唱、スクリーンには飛鳥さんの12年間の歩みが上映されます。その中には、自身が「Route 246」でセンターを務めた第71回の映像もありました。ひとしきり笑顔でパフォーマンスした後、最後は記念写真のように飛鳥さんの元に集まります。「こんなに最高な締めくくりはないです、本当に見届けてくださってありがとうございました!」

ウラトーク

 純烈の4人がゲストに登場します。早速チョコプラにどういう感じでした?との質問。「いざ有吉さんが歌い始めたら本当に胸が熱くなっちゃって、泣きそうになりました」。杉浦アナは「チョコプラはなかなかトレンド入らず苦戦していたのに、一瞬にしてトレンド入りする有吉さん」とのコメントをわざわざ読み上げます。

 チョコプラは、初紅白のスキャンダルでメンバー脱退してから1発目の仕事で共演したらしいです。ただ「あの時にチョコプラさんも温かく見守ってくれたし、頑張ってねって眼差しを頂いて、やっぱりそこがいろんな方に助けて頂いてここまで活動出来たっていうのがあって。あの時にいつかこうやって芸能界支え合ってみんな助けてくれたわけやから、助けれるようなグループになろう」「それがあったから、ダチョウさんの時にパッと出たというかね」「いま有吉さんとダチョウさんと歌って、このチョコプラさんにこうやってお会いできるってのは、めっちゃエモいんすよ!」「だから悪い顔選手権もあるし」。リーダーの熱い気持ちが爆発しています。

 小田井さんはこれがラスト。卒業を発端に新しい仕事が繋がったことで、「どこにいろんなチャンスが転がってるか分からないなっていうのを、最後の年にしてまた自分で実感できた」「すごいありがたい思いをさせて頂いてますね」。ただリーダーは「小田井さんがやめれるのも、LiLiCoさんの収入がちゃんとあるから」「LiLiCoさんと結婚してへんかったら辞めれる訳ないやろ」と良いムードを台無しにします。もっともそこは「同じ収入もうてるのに君らも食べられてへんことになるやろ」と反論。「しっかり抜ける時の漫談が出来てるじゃないですかもう」「4月からずっとやってる」「全国各地でね」

 

紅17(全体34):工藤静香(24年ぶり9回目)

・1985年デビュー、1987年ソロデビュー 第39回(1988年)初出場
・1970年4月14日生 東京都出身
・タイトル:「35周年SPメドレー」
 楽曲1:「嵐の素顔」(1989/5/3 シングル)
  詞:三浦徳子 曲:後藤次利
・楽曲2:「黄砂に吹かれて」(1989/9/6 シングル)
  詞:中島みゆき 曲:後藤次利
・歌唱前テロップ:「嵐の素顔」「黄砂に吹かれて」フルート奏者CocomiとSP共演
・歌唱中テロップ:35周年SPメドレー Cocomiと共演
・演奏時間:3分4秒

 24年ぶり9回目の出場。久々の紅白は「すごくスタッフのファンの皆さんがとっても喜んでくださって、本当に嬉しいです」Cocomiとのフルート演奏共演は『SONGS』がきっかけ、こちらも「視聴者の皆さんに連れてきてもらったような気がしてます」とコメント。

 1989年の楽曲なのでもう33年も前の曲ですが、声には衰えが全くありません。1990年代特に前半は紅白出場を重ねるたびにパフォーマンスの精度が上がっていましたが、「嵐の素顔」の動きはその高い精度のまま現在にまで至ったという印象もありました。

 「黄砂に吹かれて」からはCocomiのフルート演奏が加わります。母娘共演の微笑ましいシーンですが、工藤さんがかなり分かりやすく歌詞を間違えたのはご愛嬌でしょうか。2人以外にバンドメンバーやダンサーなどが存在しない、シンプルな舞台演出も良かったです。満足度の高いステージ、紅組で80年代J-POPを歌える人が他にいなくなったことを考えると、もしかすると数年紅白出場が続く可能性もあるかもしれません。

ウラトーク

 純烈の4人も工藤さんにはビックリ、顔がすごく小さかったという感想を話します。ただ松尾さんは同業者として「これ見ると、ミラクルひかる楽しみになるのよね」と一言。「モノマネ芸人言わないでください。御本人さんなんだから」。純烈の4人は24年前だとガオレンジャーをやる前、一番金のない時期だったりサラリーマンをやっていたりしていたそうです。「黄砂に吹かれて」は完全に画面に見入る一同、声に変わりがないことに驚いていました。

 

白15(全体35):King & Prince(5年連続5回目)

・2015年結成、2018年デビュー 第69回(2018年)初出場
・23歳~27歳・5人組
・楽曲:「ichiban」(2022/6/29 アルバム『Made in』)
  詞・曲:KREVA 振付:RIEHATA
・歌唱前テロップ:5人それぞれの思いを込めて
・歌唱中テロップ:5人の思いを込めて…
・演奏時間:3分13秒

 5人では今回が最後になる紅白歌合戦。「皆さんの目に焼きつけるようなパフォーマンスが出来たらと思ってます(平野紫耀)」「感謝の気持ちを込めながら、大切にパフォーマンスしたいと思います(永瀬廉)」。スタンバイ後、メンバーとの共演も多い環奈さんも「この5人でのステージっていうのを、しかも紅白で間近で見れるっていうのはすごい楽しみだなと思ってます」。曲紹介は先輩の櫻井さん。「さあ、メンバー5人それぞれ大変な活躍となりました2022年。沢山の思いを胸に今夜パフォーマンスを届けます。お聴きください。「ichiban」。」

 ストリート系の衣装でパフォーマンスする5人、ラップ中心の構成で「シンデレラガール」とは完全に対照を成す楽曲です。これはYouTubeでのMV再生数が示す通り大変話題になりました。全く違う扉を開けたキンプリは尚更今後が期待されましたが、そういう意味では本当に惜しまれる存在なのは言うまでもありません。ただあくまで音楽的な方向性の違いというだけで、チームワークが今も抜群であることはこのステージを見てもよく分かります。ゴシップがあてにならないということを身をもって証明しているわけでもありますが…。

 いずれにしても紅白ラストのステージもまた、5人にとって悔いの残らないステージだったのではないかと思われます。ゲスト審査員の先輩・松本潤が笑顔が拍手しているのも印象的でした。

ウラトーク

 純烈とキンプリは同じ年に初出場。年齢は全く違う、リーダーは娘がファンという状況なのだそうです。仲はずっと良く、楽屋でもみんなワチャワチャしているのだとか。一方純烈は結婚50年の夫婦のような静かさらしいです。チョコプラは仲が良い方で、ピザどれ食うかという会話はしますがさすがにプライベートで遊びはしないそうです。

 純烈の4人はここで退席、直後にようやくトレンド入りの報告。チョコプラの2人は大喜びですが、back numberのくだりは「特に杉浦アナ」と名指しされる形でツイートされていました。

 話は振付のRIEHATAについて、K-POP中心でBTSにもついていた大物のようです。松尾さんは平野さんの金のネックレスを羨ましがってます。「ずっと見ていたいですよね、5人の姿」。チョコプラは24時間テレビで共演歴あり、髙橋くんが素振りをするフォームをみんなで見て笑う微笑ましいエピソードを話していました。

 

白16(全体36):Official髭男dism(2年ぶり3回目)

・2012年結成、2015年デビュー 第70回(2019年)初出場
・28歳~33歳・4人組
・楽曲:「Subtitle」(2022/10/12 配信)
  詞・曲:藤原 聡
・歌手名テロップ:愛称は”ヒゲダン”
・歌唱前テロップ:話題のドラマ主題歌「Subtitle」
・歌唱中テロップ:大ヒット ドラマ主題歌
・演奏時間:3分43秒
・会場:101スタジオ(事前収録)

 今回は101スタジオからパフォーマンス、現地から中継が繋がります。ドラマも歌も話題になった一年、「素晴らしいドラマだったので、音楽という形でチームに携われたことをとても誇りに思っています」。さすがに『silent』の名前は出していませんが、結果的に他局のドラマを随分アピールする形になっています。なお大泉さんはメンバーと交流あり、藤原聡に奢ると言ったものの松茸ご飯だったので焦ったというエピソードを披露。

 初出場はNHKホール、第71回はスタジオから生中継でしたが、今回は事前収録のステージになりました。ただ雪が舞う針葉樹の森をイメージしたセットは尋常でないほど作り込まれていて、なるほどこれを生放送で準備するのは難しいと納得させる内容でもあります。楽曲はリリース以降ビルボードで8週も1位を獲得している国民的ヒットなので、今回の紅白歌合戦では絶対に外せない存在です。したがって事前収録でも不出場よりははるかに良いのですが、ただやはり出来れば生のパフォーマンスで見たかったという気持ちもあります。

 2022年トップレベルの名曲かつ日本最高峰レベルの歌唱力なので、言うまでもなく名ステージです。1コーラス半だったのが惜しいですがそれでも3分43秒、フルコーラスが5分台だとこれもまた仕方のない所だったかもしれません。

ウラトーク

 「髭男さんが最初に出た時に、一緒に出させてもらったよね」「そう!TT兄弟で出させてもらった時に」、第70回で共演した時の話が出てきます。ドラマは松尾さんが視聴、絶妙なタイミングで流れて「泣いちゃうんですよ~」と話します。

 ドラマの舞台は長田さんの家の近所らしく、ロケ地を巡りに凄い人が集まっていたとか。この曲が夏の北海道で作られたというエピソードを松尾さんが話した後にゲスト登場。先ほど歌い終わったばかりの工藤静香、さすがに初対面の先輩なので3人とも少しかしこまった状況です。

 「やっぱり緊張しますね」「緊張しました。なんか凄く。ちょっと間違えましたし」「分からなかったですか?何も言わないです、じゃあ」。その一言にスタッフが大笑いしていました。

 

紅18(全体37):あいみょん(3年連続4回目)

・2015年デビュー、第69回(2018年)初出場
・1995年3月6日生 兵庫県西宮市出身
・タイトル:「ハート~君はロックを聴かない」
 楽曲1:「ハート」(2021/10/
20 配信)
 楽曲2:「君はロックを聴かない」(2017/8/1 シングル)
  詞・曲:あいみょん
・歌唱前テロップ:「ハート」を弾き語り 「君はロックを聴かない」紅白初披露
・歌唱中テロップ:代表曲を紅白初披露
・演奏時間:4分17秒

 ワイプで11月5日の甲子園ライブの映像を紹介、環奈さんが説明した後すぐ曲紹介に入ります。前回も事前収録だった星野源の直後、このポジションで今後しばらく定着するのかもしれません。

 「ハート」はギター弾き語りのパフォーマンス、ステージ照明は「裸の心」を歌った第71回に近い暗転状態でした。彼女の澄んだ歌声がNHKホール中に響き渡ります。そこからフルバンド生演奏で「君はロックを聴かない」、完全にワンマンで開催されるホールライブの雰囲気が仕上がっています。

 2曲歌唱ですが後者は1コーラス半で演奏時間4分超、終わってみれば例年以上に彼女の良さを堪能できるステージになりました。そういえば初出場した時の「マリーゴールド」は前半で2分24秒の演奏時間、そろそろ紅白でまた歌う機会が出来そうですが、その時は生演奏フルコーラスあわよくばトリで見る形になるのかもしれません。

ウラトーク

 工藤さんは基本的にカラオケは全く行かないそうですが、打ち上げで呼ばれた時は色々歌ってるそうです。カラオケで歌った本人のメドレーは、入りが難しいと話していました。

 おせち料理は昨日スタンバイの合間に並んで食材を購入したらしいです。ブリ照りや黒豆にローストビーフなど、家族の好きな物を一通り作るのだとか。昨日の夜中に仕込んで、大晦日に早起きして作っていたみたいです。完全に紅白歌合戦のリハーサルの合間に、料理を仕上げたとのことでした。その後はインスタのストーリーから料理の話に終始。紅組勝利を願って紅白のつみれを赤1個多めにして白を減らした、蒲鉾も外側で白を使わなかったとも話しています。

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