歴代紅白歌合戦歌唱曲・演奏時間&構成表(第59回・2008年その4)

演奏時間&構成表 4(第59回・2008年)

 演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。

曲順楽曲アーティスト演奏時間
構成
フル再生時間
構成
39(紅18)
紅後半6
手紙 ~拝啓 十五の君へ~アンジェラ・アキ3分39秒
1コーラス半+ラスト
5分15秒
2コーラス半+ラスト
40(白18)
白後半6
生きてることが辛いなら森山直太朗3分54秒
4コーラス+Cメロ
4分33秒
4コーラス+Cメロ
41(紅19)
紅後半7
KissHugaiko2分56秒
1コーラス+サビ
6分3秒
2コーラス半
42(白19)
白後半7
羞恥心~陽は、また昇る
紅白スペシャル
羞恥心 with Pabo4分28秒
2曲
羞恥心羞恥心1分17秒
1コーラス
4分13秒
2コーラス半
陽は、また昇る羞恥心 with Pabo2分32秒
冒頭+1コーラス半
4分39秒
冒頭+2コーラス半
43(白20)
白後半8
時の足音コブクロ4分1秒
1コーラス半
5分30秒
2コーラス半
44(紅20)
紅後半8
ノクターン平原綾香2分32秒
2コーラス
4分42秒
2コーラス+Bメロ
45(白21)
白後半9
Ti AmoEXILE3分43秒
1コーラス半
5分46秒
2コーラス半+サビ
46(紅21)
紅後半9
楼蘭小林幸子2分55秒
冒頭+1コーラス半
4分44秒
冒頭+2コーラス半
47(白22)
白後半10
北の漁場北島三郎3分6秒
2コーラス
4分44秒
3コーラス
48(紅22)
紅後半10
はじめて一青 窈3分11秒
1コーラス半
4分57秒
2コーラス半
49(紅23)
紅後半11
ORION中島美嘉2分57秒
冒頭+1コーラス+サビ
4分51秒
冒頭+2コーラス+サビ
50(白23)
白後半11
GIFTMr.Children6分22秒
冒頭+2コーラス+ラスト
5分49秒
冒頭+2コーラス+ラスト

各ステージ・補足

 アンジェラ・アキはNHK合唱コンクール課題「手紙~拝啓 十五の君へ~」、いわゆるNコンタイアップが恒例になるのはこの年からでした。1番を草彅剛が朗読後に、2番以降ピアノのみの演奏でカット無しの構成。朗読の時間は42秒、合わせると4分21秒のパフォーマンスでした。(本編レビュー

 森山直太朗はメッセージ性の強い歌詞が話題になった「生きてることが辛いなら」をギター弾き語りで披露。この曲が何を歌っているかという意図を視聴者に伝えるという目的があったため、堂々のフルコーラス歌唱になりました。なお原曲は弦楽器によるイントロありでピアノメインの編曲、最後の1コーラスで転調してアウトロも存在しています。(本編レビュー

 aikoは映画主題歌としてヒットしたバラード「KissHug」を歌い上げます。1コーラスが長いこともあって、サビは同じ歌詞ですが1番ではなくラストの2回繰り返し。ほとんど1コーラス歌唱に近い感覚でしたが、イントロ・アウトロのカットが無いため演奏時間は標準的な長さに収まっています。(本編レビュー

 『クイズ!ヘキサゴンII』から大ヒットした羞恥心 with Paboですが、実際はこの6人のユニット・アラジンといった方が正確でしょうか。「羞恥心」はイントロ後半カットで1番Aメロ前半+Bメロ+サビ、Paboの3人登場後の「陽は、また昇る」冒頭サビ+1番+Cメロ+ラストサビ歌詞部分を歌唱。最後は「羞恥心」に戻って転調後、アンガールズがラストサビ前半をパフォーマンス。そのままこの曲で締めるオチでした。(本編レビュー

 コブクロはこの年も大ヒット、「時の足音」を1コーラス半。2番以外は特にカットしている箇所見当たらず、4分台の演奏時間を記録しています。(本編レビュー

 平原綾香「ノクターン」は原曲にない15秒のイントロが追加。構成は間奏無しの2回Aメロ繰り返し、演奏時間はやや短めです。なお全編英語詞の歌唱ですが、テロップは日本語訳でした。(本編レビュー

 EXILEは札幌ドームのコンサートから生中継、「Ti Amo」を生パフォーマンス。1コーラス半で2回繰り返しのラストサビは後半1回のみ。それでも元々の曲が長尺なので、演奏時間も自然に3分半と長めになっています。(本編レビュー

 小林幸子は例のごとく豪華セット、「楼蘭」の楽曲構成は冒頭+1番+間奏+ラストサビ。相変わらず間奏は原曲と異なるオリジナル状態です。(本編レビュー

 北島三郎は訳あって紅白に出られなかった1986年のヒット曲「北の漁場」を初歌唱。1番と3番の2コーラス、アウトロは後半のメロディーのみですぐ演奏終了。間奏で半音上がるアレンジでした。(本編レビュー

 一青窈は完全暗転・蝋燭の炎のみの照明演出で「はじめて」の歌唱。アウトロほぼカットの1コーラス半構成、武部聡志のピアノが基調になった編曲は原曲と少し異なる内容でした。(本編レビュー

 中島美嘉はバラードのヒット曲「ORION」。冒頭+1コーラス半構成のステージ、間奏は約半分カットでした。(本編レビュー

 北京五輪NHKテーマソング「GIFT」を担当したMr.Childrenは、長く請われた形の出場ということもあって完全フルコーラス。Cメロの合唱パートは、原曲よりも長い紅白バージョンでオリジナルの歌詞も付加されています。映像・エキストラ・オーケストラなどをふんだんに利用した大規模演出、そのためステージはNHKホールではなくスタジオ使用でした。なお当時は現在のように生放送を示す右上のLIVE表記は無し、ホールとのやり取りゼロだったことを考えると録画の可能性も高いです。(本編レビュー

 

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