歴代紅白歌合戦歌唱曲・演奏時間&構成表(第22回・1971年その3)

演奏時間&構成表 3(第22回・1971年)

 演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。

 その1はこちらその2はこちらを参照してください。

曲順 楽曲 アーティスト 演奏時間
構成
フル再生時間
構成
45(白21) 次郎長笠 橋 幸夫 2分26秒
2コーラス
3分26秒
3コーラス
46(紅21) 嘆きのインディアン 真帆志ぶき 2分26秒
1コーラス半
2分51秒
2コーラス(原曲)
47(白22) 愛の終りに 布施 明 2分27秒
1コーラス
4分28秒
1コーラス半
48(紅22) バラの革命 弘田三枝子 2分24秒
2コーラス
3分26秒
2コーラス+サビ
49(白23) 追憶 鶴岡雅義と
東京ロマンチカ
2分12秒
2コーラス
4分21秒
3コーラス
50(紅23) 片道列車 佐良直美 1分54秒
2コーラス
2分56秒
3コーラス
51(白24) こんど生れてくる時は 水原 弘 2分8秒
2コーラス
3分3秒
3コーラス
52(紅24) ああ男なら男なら 水前寺清子 2分0秒
2コーラス+小唄
3分14秒
3コーラス+小唄
53(白25) おふくろさん 森 進一 2分18秒
2コーラス
3分42秒
3コーラス
54(企画5) むらさき小唄 美空ひばり
(長谷川一夫)
1分21秒
1コーラス
4分14秒
3コーラス
55(紅25) この道を行く 美空ひばり 3分24秒
2コーラス
3分27秒
3コーラス

各ステージ・補足

 橋幸夫は紅白で3年ぶりとなる股旅物、間奏で殺陣の披露もありました。1番と3番の2コーラスです。

 真帆志ぶきが歌う「嘆きのインディアン」はこの年を代表する洋楽ヒット曲。当時所属していた宝塚歌劇団から、雪組のメンバーがダンサーとして出演しています。日本語詞で1コーラス歌唱後、後半は英語で披露となりました。

 布施明は「愛の終りに」を大熱唱。1コーラスが長い曲なので、1番をそのまま歌い切る形でした。指揮者の宮川泰先生が目立ちまくったステージでもあります。

 弘田三枝子はやや速いテンポで「バラの革命」を2コーラス。2番がそのままラストパートで、最後のフレーズ2回繰り返しでした。

 鶴岡雅義と東京ロマンチカは紅白で合計5曲歌っていますが、この「追憶」は他の4曲と比較して情報が少なめ。間奏ほぼカットの1番・3番の歌唱のようです。

 佐良直美はテンポを速めればフルの3コーラスでも良い曲ですが、聴かせる楽曲なので原曲通りのテンポで2コーラス。もっともそのまま歌うと短すぎるので、2番の歌唱は終盤アカペラ歌い上げ~アウトロ盛り上げという具合でやや引き伸ばし気味。ただそれ故に、大変聴き応えのあるステージとなりました。

 水原弘は1番と3番の2コーラス。間奏は薗田憲一とデキシー・キングスによるオリジナル演奏ですが、2番の入りで白組演奏と呼吸合わずうまく歌えないハプニングが発生しました。

 司会兼任の水前寺清子は紅組出場歌手総出の応援で「ああ男なら男なら」を歌唱。小唄部分、さらに2コーラス目3番の後半を完全に紅組応援モードの歌詞に変えています。

 森進一は出場4回目、24歳にして早くも3年連続白組トリになっています。平成になってから幾度となく紅白で歌うことになる「おふくろさん」はレコ大最優秀歌唱賞受賞、猪俣公章指揮の発表年歌唱のステージもまた度肝を抜く内容でした。1番と3番の歌唱、間奏はかなり短いものの、最後に相当ためて歌ってから大盛り上がりするラストが加わりました。

 『雪之丞変化』の姿で踊る長谷川一夫美空ひばりの歌う「むらさき小唄」をバックに女形を披露、生のパフォーマンスではありませんが一応表には追加しました。他の年と比べてもこの年のお嬢の演出は、かなり大仰なものになっております。

 満を持して最後に登場した美空ひばりは、翌年1月のシングル「ひばり仁義」のB面に収録される「この道を行く」を大熱唱。3番まで歌うフルコーラス、完全なる特別扱いのようにも見えますが、この紅白を最初から通して見ると…。やはり彼女以上に大トリとして納得いく存在はいないと思わされる、堂々たる別格のステージでした。

 

第22回(1971年)・まとめ

演奏時間ランキング

順位 曲順 楽曲 アーティスト 演奏時間
1 55(紅25) この道を行く 美空ひばり 3分24秒
2 9(白5) 掠奪 西郷輝彦 2分51秒
3 20(白10) 北海太鼓 北島三郎 2分41秒
4 17(紅9) みちのく小唄
港の別れ唄
藤 圭子 2分40秒
5 24(紅11) 虹と雪のバラード トワ・エ・モワ 2分39秒
42 2(紅1) 17才 南 沙織 1分54秒
42 50(紅23) 片道列車 佐良直美 1分54秒
45 41(紅19) 京都慕情 渚ゆう子 1分52秒
46 34(白16) 人生劇場 村田英雄 1分51秒
44 6(紅3) 天使になれない 和田アキ子 1分49秒

 後年の紅白は第26回(1975年)の2分17秒、第28回(1977年)の2分20秒辺りが短い平均演奏時間になりますが、この年はそれよりも短い2分16秒美空ひばりの3分24秒が無ければ、もっと短い数字になっていました。全体的には2分台前半のステージが多いです。

 

フルコーラス歌唱(間奏・アウトロは除く)

曲順 楽曲 アーティスト 演奏時間
構成
フル再生時間
構成
3(白2) 空に太陽がある限り にしきのあきら 2分21秒
2コーラス
2分42秒
2コーラス
7(白4) この世のある限り 坂本 九 2分12秒
2コーラス+サビ2
3分2秒
2コーラス+サビ2
9(白5) 掠奪 西郷輝彦 2分51秒
冒頭+2コーラス
2分58秒
冒頭+2コーラス
16(白8) 花嫁 はしだのりひこと
クライマックス
2分22秒
2コーラス
2分54秒
2コーラス
19(紅10) 竜飛岬 島倉千代子 2分28秒
2コーラス
3分22秒
2コーラス
24(紅11) 虹と雪のバラード トワ・エ・モワ 2分39秒
2コーラス+サビ
3分31秒
2コーラス+サビ
28(紅13) 雨がやんだら 朝丘雪路 2分18秒
2コーラス
3分4秒
2コーラス
32(紅15) 誰も知らない 伊東ゆかり 2分22秒
2コーラス
2分38秒
2コーラス
33(紅16) 砂漠のような東京で いしだあゆみ 2分9秒
2コーラス
2分46秒
2コーラス
55(紅25) この道を行く 美空ひばり 3分24秒
2コーラス
3分27秒
3コーラス

 フルコーラスの多い紅白という印象でしたが、直後の年と比べると実はそこまで多くありません。翌第23回は12ステージ、第24回も10ステージありました。

テンポアップが目立ったステージ

曲順 楽曲 アーティスト 演奏時間
構成
フル再生時間
構成
3(白2) 空に太陽がある限り にしきのあきら 2分21秒
2コーラス
2分42秒
2コーラス
4(紅2) 何かいいことありそうな ピンキーとキラーズ 2分13秒
2コーラス
3分35秒
2コーラス半
7(白4) この世のある限り 坂本 九 2分12秒
2コーラス+サビ2
3分2秒
2コーラス+サビ2
11(紅6) 知床旅情 加藤登紀子 2分6秒
2コーラス
3分17秒
3コーラス
24(紅11) 虹と雪のバラード トワ・エ・モワ 2分39秒
2コーラス+サビ
3分31秒
2コーラス+サビ
27(白13) 地球はひとつ フォーリーブス 2分6秒
2コーラス
2分50秒
2コーラス+サビ
28(紅13) 雨がやんだら 朝丘雪路 2分18秒
2コーラス
3分4秒
2コーラス
30(紅14) 雪村いづみ 2分18秒
1コーラス+サビ2
3分54秒
2コーラス+サビ2

 全体的に速いステージが特に前半~中盤は多かったですが、表に挙げたステージは原曲と曲調が変わるくらいの高速ぶりでした。

 

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