紅白歌合戦・小泉今日子の軌跡

 今年デビュー40周年を迎えたアーティストは非常に多いです。特に1982年は数年~十数年にわたって活躍したアイドルのデビューが相次ぎ、日本レコード大賞をはじめとする新人賞レースが非常に賑わいました。シブがき隊早見優堀ちえみ石川秀美と前年デビューの松本伊代が、この年レコ大新人賞を受賞しています。それ以外でもあみん原田知世安全地帯稲垣潤一日野美歌鳥羽一郎伍代夏子嘉門達夫原田悠里が1982年デビュー組の紅白歌手。BOOWYや渡辺徹にわらべ、さらに海外ではマドンナのデビュー年でもありました。

 そんな中で今回は、紅白歌合戦に5回歌手として出場、さらにもう1回出演した小泉今日子について書きたいと思います。

 豊作と言われた1982年ですが、彼女と中森明菜はレコ大新人賞を受賞していません。ただアイドルと呼ばれてデビューした歌手でもっとも長く活躍したのは、まぎれもなくこの2人でした。キョンキョンが歌手として紅白に出場したのは1984年~1988年までですが、その後も1990年代中盤までヒット曲を多く発表しています。市場規模が異なるので若干差し引く必要はありますが、CDシングルのセールスが一番多いのは1991年の「あなたに会えてよかった」、その次は1993年の「優しい雨」です。

 自己プロデュース力が非常に高く、それは紅白歌合戦のステージ特に衣装でもよく伝わりました。今回はそれらを中心に、各出演シーンを振り返ります。

小泉今日子の紅白データ~5回分+αのまとめ

出場回
年齢
歌唱曲作詞者
作曲者
発売日曲順主なデータ主な受賞他の発売曲
第35回
(1984年)
18歳
渚のはいから人魚康 珍化
馬飼野康二
1984/3/21紅組10番手/20組中1984年オリコン年間25位・迷宮のアンドローラ
・ヤマトナデシコ七変化
第36回
(1985年)
19歳
なんてったってアイドル秋元 康
筒美京平
1985/11/21紅組4番手/20組中1986年オリコン年間21位・The Stardust Memory
・常夏娘
・魔女
第37回
(1986年)
20歳
夜明けのMEW秋元 康
筒美京平
1986/7/10紅組3番手/20組中1986年オリコン年間71位・100%男女交際
第38回
(1987年)
21歳
木枯しに抱かれて高見沢俊彦
高見沢俊彦
1986/11/19紅組8番手/20組中1987年オリコン年間11位・水のルージュ
・Smile Again
・キスを止めないで
第39回
(1988年)
22歳
快盗ルビイ和田 誠
大滝詠一
1988/10/26紅組5番手/21組中1988年オリコン年間96位・GOOD MORNING-CALL
・夏のタイムマシーン
第64回
(2013年)
47歳
潮風のメロディー宮藤官九郎
大友良英、Sachiko M
2013/7/31特別出演2013年オリコン年間39位・日本レコード大賞作曲賞

第35回(1984年)「渚のはいから人魚」

ステージ

作詞:康 珍化 作曲:馬飼野康二
前歌手:細川たかしチェッカーズ
後歌手:村田英雄、牧村三枝子

曲紹介:森 光子(紅組司会)、松田聖子、中森明菜

 後半戦のトップを飾る初出場同士、チェッカーズとの対決でした。キョンキョンは後攻として登場、「涙のリクエスト」のステージ(内容レビューはこちら)の後に披露されます。曲紹介は既に書いた通り、チェック姿の森光子松田聖子中森明菜が”涙のリクエスト~ 紅組のリクエスト~”と歌った後に担当。まあまあベタベタの台本なので、聖子さんと明菜さんが少し恥ずかしそうにしています。

光子「お待たせいたしました!」
聖子「紅白初出場おめでとう!」
明菜「我らのキョンキョン、」
光子「小泉今日子さん、「渚のはいから人魚」!そーれ」
3人「キュートなヒップにズッキンドキン」

 …というわけで舞台下手側から勢いよく登場したキョンキョンは、スカート短めのピンクドレスに白いストッキング。かわいい帽子をかぶっていますが、チョコンと乗せるタイプでサイズがとても小さく、歌いながら何度も落とさないように右手をやっています。

 「渚のはいから人魚」というタイトルなのでステージは海をイメージ、ただセットに登場したのは人魚ではなく鯨です。途中で何度もドライアイスの潮を吹く場面がありました。サビ→1コーラス→Bメロ含めサビという構成、途中からスクールメイツの踊りも加わります。紅白歌合戦、ひいては当時放送されていた多くの歌番組にも共通している、アイドルの王道をゆく内容のステージでした。

 予定通りの動きでしょうか、あるいは本当に邪魔だから咄嗟にという形でしょうか。後半は帽子を取って右手に持ちながら歌います。サビで右手を動かす振付では、左腕と体で落とさないように支えています。そういう意味では、やや想定外のステージだったのかもしれません。

 歌唱後はチェッカーズと一緒に初出場の感想を司会者がインタビュー。イケイケのチェッカーズがとにかく目立っていた場面ですが、キョンキョンの感想は「すごく緊張しちゃって、いま自分が何やってたか全然わかんなかったです」。笑顔で初々しい内容でした。

その他

 オープニングは出場順、対戦カードごとに登場。それぞれにコメントも用意されていて、キョンキョンの抱負は「コイズミ、頑張りま~す!」でした。歌唱前は赤紫を基調とした衣装です。

 同じ初出場の芦屋雁之助と一緒に、選手宣誓も担当。35歳の年の差、これは前年の中森明菜三波春夫と同じ流れでした。

 5組ずつ終了後の『豊年こいこい節』では、この年出場したアイドル勢と一緒に早苗姿で踊ります。総勢8人、他は聖子明菜奈保子早見ちえみに、岩崎宏美高田みづえというメンバーでした。後半のハーフタイムショー『祇園小唄』では、舞妓姿で傘や扇子を使いながら踊るシーンも見られます。

 終盤の歌手席~エンディングは白黒の縞模様のスーツ姿。ドレスが目立つ紅組歌手陣の中では、かなりボーイッシュな姿です。

第36回(1985年)「なんてったってアイドル」

ステージ

作詞:秋元 康 作曲:筒美京平
前歌手:テレサ・テン、千 昌夫
後歌手:チェッカーズ、柏原芳恵
曲紹介:森 昌子(紅組司会)

 アイドルソングの象徴として、現在でも各テレビ番組で流れることが非常に多い楽曲です。タイトルの公募から秋元康が歌詞をつけたという内容で、出世作の一つになりました。なお紅白で初めて歌われた秋元康作品は前年の森昌子「涙雪」で意外にも演歌、初ヒットは1982年の稲垣潤一「ドラマティック・レイン」、そしてこの頃はおニャン子クラブが軌道に乗り始めて、多数の楽曲を提供し始めた頃でした。筒美京平も言うまでもなく当時のヒットメーカー、「ドラマティック・レイン」「デカメロン伝説」「1986年のマリリン」などがこのコンビの代表作になっています。

 セット転換の目的で両司会が、おとぎ話でいう孫娘とおじいさんの扮装で登場してしばしやり取り。鈴木健二アナ扮するおじいさんが白雪姫の話をしようとしたところ、森昌子扮する孫娘の誘導で赤ずきんになる、という内容でした。そのまま「紅組には赤ずきんよりも白雪姫よりももっともっとかわいくて素敵なこの方がいます」と曲紹介。

 SEの歓声が鳴る中で、せり上がりで登場したキョンキョンは大きく真っ赤なドレス姿。筋肉(もしくは脳)をイメージした物らしく、歌い出しのポーズは右腕を90度上に曲げたいわゆる「力こぶを作る」動きでした。サイズはかなり大きい上にタイトで、リズムを取りながら歌うにはやや不向きな衣装です。ただ奇抜であることは間違いなく、放送当時はもちろん現在でも時折話題になる名場面となっています。

 「夢は絵本を書くこと。かわいい物語ができるのを楽しみに待っていてください」と、最初の間奏でも昌子さんの紹介が入りました。ちなみに2020年12月には、絵本作家・長田真作さんとの対談トークイベントが開催されています(内容はこちら)。

 後ろのセットに描かれた背景は丘にそびえるシンデレラ城、当時東京ディズニーランドは開園3年目でした。おとぎ話をイメージしたようなステージには、途中から原田知世石川秀美も蜂と蝶のコスチュームを着て参加。てんとう虫をイメージした女性ダンサーは、テロップはありませんがおそらくスクールメイツ。1コーラス後の間奏でキョンキョンの周りに集まり、衣装チェンジのお手伝い。ラストサビは花を無数にあしらった白いドレスでの歌唱でした。

 過去曲での出場が無いので本人が紅白で歌ったのはこの時のみですが、第58回(2007年)にAKB48リア・ディゾン中川翔子の「アキバ枠」と称した3組合同ステージでは、この曲でラストを飾る形になりました。

その他

 「なんてったってアイドル」は大ヒットしましたが、この年発表の「常夏娘」「魔女」はオリコン週間1位獲得したもののそこまでのヒットではなく。オープニングは前年に続きチェッカーズと一緒に登場する段取りでしたが、最優秀スター賞を受賞した彼らはレコ大からの移動中で間に合わず1人での挨拶でした。この年も白と黒の衣装、鮮やかなドレスとはまた別の個性を出しています。

 中盤のハーフタイムショー『めでたづくしの澪つくし』では海女スタイルで登場。中森明菜石川秀美など、紅組アイドル5人と一緒に踊っています。連続テレビ小説『澪つくし』は港町である千葉県銚子市が舞台の作品でした。

 ちなみに『あまちゃん』の天野春子は前の年に北三陸から上京、この年に「潮騒のメモリー」の影武者としてレコーディングを行っています。『あまちゃん』が放送される28年前、小泉さん自身が既に紅白歌合戦で海女の格好をしていたのは、ちょっとしたトリビアと言えるのかもしれません。

 この年、北極点到達に挑戦した女優の和泉雅子がゲスト出演。スノーモービルに乗っての登場ですが、河合奈保子と一緒に操作のお手伝いをしています。黄土色の毛皮のコートに身を包んでいます。さらに紅組歌手全員がダンスで参加した島倉千代子「夢飾り」で艶やかな着物姿、その後は火消し姿にも扮していました。

 終盤ほとんど映っていませんが、エンディングの衣装は真っ黒のスタイリッシュな姿で鉢巻みたいなのも身につけています。色鮮やかなドレス姿が多い当時の紅組歌手陣の中で、完全にその逆をいっているのがキョンキョンたる所以ではないかと感じるところです。

第37回(1986年)「夜明けのMEW」

ステージ

作詞:秋元 康 作曲:筒美京平
前歌手:大月みやこ、新沼謙治
後歌手:三波春夫、斉藤由貴
曲紹介:斉藤由貴(紅組キャプテン)

 前年に続いてせり上がりの登場、階段セットが開くと映像スクリーンが登場します。現在のような大画面では無いですが、これが紅白歌合戦で映像演出を使った史上初のステージになっています。星やハートをふんだんに使った後に朝日をイメージした映像、当然21世紀の基準から見ると大したことはありません。家庭用据え置きゲーム機がファミコンという時代ですが、まさしくゲームソフトのオープニングみたいな雰囲気でした。

 そのキョンキョンはコート姿で、毛皮のウサギのぬいぐるみを抱えながら登場します。ぬいぐるみ持参で歌うステージもまた、紅白歌合戦始まって以来の出来事でした。

 やや慌ただしさも感じる速いテンポで1コーラス半歌唱。オープニング~歌い出しの音は事前録音らしい雰囲気ですが、その後は生演奏に切り替わります。バラードですがなぜか紅組応援席や観客席から手拍子、楽曲の雰囲気と全く違うので少し疑問が残ります。ラストもアウトロで管楽器隊が音を外していて、若干締まりのない終わり方でした。

 ちなみにこの年の対戦相手はなんと三波春夫、大変異例な組み合わせになりました。43歳差の対決はなかなか考えられないことですが、それ以前に第16回(1965年)で東海林太郎九重佑三子の44歳差対決が実現しているので新記録ではありません。

その他

 オープニングは出場順なので三波春夫と登場、親子のように手を繋いでいます。紫色のチェック姿は、やはり派手さとは無縁です。

 中森明菜「DESIRE」の曲紹介はなぜかラップ披露という段取りでしたが、これに和田アキ子荻野目洋子と一緒に参加します。うまくリズムが取れない上に噛んでしまい、更には一人だけ決めポーズまで忘れてしまうという非常に残念な出来でした。裏でアッコさんに怒られた可能性もありそうです。ちなみにキョンキョンは、1988年のアルバム『BEAT POP』1曲目収録の「Cutey Beauty Beat Pop」で本当にラップを披露。これについては当然見事な出来でした。

 さらにジャージ姿で紅白サバイバルゲームにも参加。紅白歌手が順番にジャンケンで勝負して、負けた方が狭いスペースに立ち、立てなくなった方が負けというルールですが、7人目登場で藤井郁弥に一発敗戦。作戦係のアッコさんにかなり強い調子で「オーイ!」とツッコまれた直後にバランスが崩れ、紅組チーム敗戦という結果になりました。

 あとはハーフタイムショーで歌舞伎「京鹿子娘道成寺」、荻野目洋子河合奈保子松原のぶえと一緒に「きいたかきいたか」のくだりと踊りを小坊主姿で披露しています。

 以降の歌手席~エンディングはブルーの衣装、やはり色彩的にもあまり派手ではありません。これについては隣りにいた同期・中森明菜も同様でした。

第38回(1987年)「木枯しに抱かれて」

ステージ

作詞・作曲:高見沢俊彦
前歌手:松原のぶえ、(中間審査)、近藤真彦
後歌手:加山雄三、松田聖子
曲紹介:和田アキ子(紅組司会)

 この年はステージで歌う前に舞台袖に登場、紅組司会のアッコさんとツーショット。審査員を務めていた横綱・北勝海関(現・八角理事長)がファンだそうで、アッコさんがコメントを求めます。「かわいいです…」「ごっつぁんです」、とのことでした。

 「花の形をデザインしたファンタジックなドレス。こうしたかわいい洋服は今のうちに着ておきたいという、小泉今日子さんです」。イントロではテレビ実況がこう紹介しています。この年のドレスは、大きな赤紫の花びらが非常に印象的なデザインでした。カールをあえて巻きつけたままの髪型も大きなポイントです。

 前年は声の調子があまり良くなさそうな雰囲気でしたが、この年は比較的順調な様子。一つ一つの歌詞を丁寧に歌う姿が印象的です。

その他

 前年までと違って、この年のオープニングはドレス姿。一番最初の立ち位置が端の方だったので、中央にいるアッコさんと握手しに行く際にやや急ぎ気味に移動する姿がかわいらしいです。

 中盤のハーフタイムショーで紅組歌手は福井・明神ばやしを披露。太鼓の演奏に参加しています。終盤の衣装は黒ドレス、光り物はありますがやはり色彩的には地味です。

第39回(1988年)「快盗ルビイ」

ステージ

作詞:和田 誠 作曲:大滝詠一
前歌手:中森明菜、近藤真彦
後歌手:チェッカーズ、坂本冬美
曲紹介:和田アキ子(紅組司会)

 直前の近藤真彦「あぁ、グッと」が派手なマジック演出を取り入れた内容、それに対抗して?『世界マジックショー』でお馴染みの深井洋正が本場のマジックを披露。カラフルな傘をどんどん取り出してクラッカーに紙吹雪、ラストはセットに傘の花を咲かせる演出大成功。そのままステージが始まります。

 「快盗ルビイ」は真田広之と共演した同名映画の主題歌で、監督がそのまま作詞も手掛けています。作曲した大滝詠一もセルフカバーしていて、さらに後年のベストアルバムでデュエットバージョンも収録。代表曲の一つですが、残念なことにテロップは「盗ルビイ」の誤表示でした。その後訂正アナウンスも特になされていません。

 案外この年の紅白は自粛ムードに関わらず、演歌歌手を中心に派手な衣装も多かったですが、キョンキョンに関しては柄物の手袋と帽子が目立つ程度で大変地味です。ただバラードである曲の雰囲気には非常にマッチしていて、センスの良さは間違いありませんでした。一方ドライアイスは床だけでなくセットからも大量に放出、そちらでふんだんに力を入れている様子です。

その他

 ランダムに登場するこの年のオープニング、紅組1番手でプラカードを持ちながら登場したのは彼女でした。「キラキラ輝く小泉今日子さん」とアナウンスされますが、やはり衣装は黒を基調にした内容です。

 自粛ムードということもあって、この年は出場歌手が参加するショーみたいな物はありません。中盤で武庫川女子大学の学生50人のパフォーマンスが入りますが、工藤静香中山美穂と一緒にこの紹介を担当。衣装はステージで歌った時のままでした。

1989年~2012年

 1989年はシングル「Fade Out」がかなり売れ線から外れた内容で売上が低下、11月発売の「学園天国」は主演ドラマともども話題になりましたが残念ながら落選。一応次点ではあったそうです。当時ヒットしていた女性アイドルの人数を考えると、ジャニーズメインの男性4枠に対して女性もそれに枠を合わせるのはあまりに少なすぎる状況ではありました。

 1991年、シングル「あなたに会えてよかった」が自身初のミリオンセラーを記録。歌手との兼任で紅組司会の打診もあったそうですが、残念ながらどちらの立場でも不出場でした。1990年代前半はドラマの主演にCMも多数、歌も大ヒット。1980年代以上に大人気だった時期ですが、紅白歌合戦は辞退を続けます。

 1990年代後半以降、新曲発表は落ち着きますが女優として引き続き活躍。ドラマだけでなく、舞台やナレーションさらには映画の出演も増え始めた時期でした。歌手としてもツアーはなかったもののロックフェスには2010年前後を中心に多く出演、ベストアルバムも約5年ごとに発表されます。

 そして2013年、『あまちゃん』の出演が話題になり、劇中歌の「潮騒のメモリー」が大ヒットしました。当然紅白歌合戦でも取り上げられることになりましたが、紅白ファンとして最も注目したのはやはり、長年紅白に出演していないキョンキョンが出るかどうかという点でした。

第64回(2013年)「潮騒のメモリー」

作詞:宮藤官九郎 作曲:大友良英、Sachiko M
前歌手:TOKIO、和田アキ子
後歌手:DREAMS COME TRUE関ジャニ∞
曲紹介:能年玲奈

 『あまちゃん』一色となった第64回NHK紅白歌合戦、まずは前半に寸劇が繰り広げられます。細かい内容は本編レビューを参照してください。ノリノリの演技でしたが、まだキョンキョンや薬師丸ひろ子が歌うかどうかはこちらとしては半信半疑です。

 そして21時36分にコーナー開始。これはもう本編レビューを見てください。当時の細かい様子だけでなく、視聴者として目撃した自分の感想も掲載しています。

 ちなみに『あまちゃん』はU-NEXTやGyao!などで全話配信されていますが、なんと第157話という紅白歌合戦の分もしっかり配信されています。この機会に本編と合わせて、あらためて一気に見直すのも良いかもしれません。

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おわりに

 紅白歌合戦でのステージは個性的な衣装が視聴者の記憶に残っていますが、じっくり見るとステージ以外の衣装は決して派手ではありません。この辺りも巧みなプロデュース能力の高さが表れている部分でもありそうです。一方初出場の時の帽子やラップ応援失敗など意外とうまくいかなった箇所もあり、その点が後年紅白歌合戦に出なくなった理由の一つ…ではないと思いますが、遠因として考えられる部分ではあるかもしれません。

 周年ごとにベストアルバムのリリースを繰り返していますが、デビュー40周年の今年はなんと31年ぶりの全国ツアーを開催。1988年に発表された10分近い長編曲、「夏のタイムマシーン」のリメイクも配信開始されました。場合によっては今年の紅白歌合戦に再び特別出演、という可能性も考えられますが、どうなるでしょうか。紅白以前に、今後テレビで歌う可能性もあまり高くない気はしますが…。

コメント

  1. すみません、”紅白データ~5回分+αのまとめ”の2013年における年齢の部分が
    23歳と明らかに間違っているので訂正を
    お願いします。
    記事を読んでみた中で印象に残ったのは
    85年についてですね。
    実際の映像は見ていませんが曲にマッチした演出だったんだなと記事から伝わりますし、その年のショーコーナーで
    海女さんに扮していたというのが
    未来を暗示しているようで趣深いなと感じました。

  2. 先ほど修正致しました。ご指摘ありがとうございました。

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