紅白歌合戦出場歌手内定の記事について解説(2022改訂版)

 9月になると紅白歌合戦の記事も自然に多くなります。昨年は山崎育三郎の出場内定記事が盛り上がりましたが(当時のスポニチ記事)、フタを開けてみると出場歌手発表で彼の名前は全く挙がらず。ちょうどこのタイミングで、自分も紅白歌合戦出場歌手内定の記事について解説という形で記事にしています。

 今年はデビュー40周年ということで、中森明菜に出場を打診したという記事がスポニチより挙がりました(該当記事)。それをきっかけに、あらゆる媒体が明菜さんの紅白出場についての記事を書いています。当サイトでも紅白歌合戦・中森明菜の軌跡という形で明菜さんの紅白を振り返る記事を作りましたが、そちらのアクセスも非常に多くなっています。

 明菜さんの紅白出場については視聴者にとって待望の一つであることは確かで、それに向けてマスコミ側が盛り上がるのも無理はありません。ただ明菜さんのブランクや心理的状況、さらに第65回(2014年)紅白出演時の選曲を考えると、本人にとって重荷になっていないか・勝手に騒ぎ過ぎてはいないかと心配になります。むしろこういった過熱報道によって、逆に紅白での復帰が遠のいているのではないかと思えるほどです。自身の予想記事でも、明菜さんは可能性が非常に低いと考えて50位のリストに入れました。

 はっきり申し上げると、9月に出る紅白歌合戦の関連記事ほど当てにならないものはありません。ここからは昨年書いた記事と重複する部分も多いですが、あらためて実例を記したいと思います。

ここ5年間で自分が興味を持った内定報道

 まずは出場歌手発表より1ヶ月以上前に報道されて、自分がTwitterでピックアップした主な内定記事です。

オール巨人(2016年10月10日/東スポ/不出場)

小沢健二(2017年10月10日/スポニチ/不出場)

菅田将暉(2019年10月15日/スポニチ/出場)

瑛人(2020年9月14日/スポニチ/出場)

 この中だと、菅田将暉瑛人は事前報道通り出場となりました。逆に言うと昨年の山崎さん、他にここで挙げた2人については外してます。アテには出来ませんが一つ確かなものがあるとすれば、9月の紅白報道にもっとも積極的なのはスポーツニッポンであるということです。

内定報道が出たにも関わらず出場しなかった歌手(2009年以降)

 次に、過去内定報道が出たにも関わらず出場しなかった歌手についてまとめてみました。スポーツ新聞判明分のみで、雑誌で名前が出た分については省いてます。

井上陽水(2009年):11月15日日刊スポーツ(出場歌手発表1週間前)

BUMP OF CHICKEN(2010年):11月23日日刊スポーツ(出場歌手発表前日)、即座にメンバーが報道内容を否定

佐野元春(2010年):11月23日日刊スポーツ(出場歌手発表前日)

近藤真彦(2010年):11月24日スポニチ・報知(出場歌手発表当日)

SEKAI NO OWARI(2013年):11月25日出場歌手発表当日

乃木坂46(2014年):11月16日日刊スポーツ(出場歌手発表10日前)

市川由紀乃(2015年):11月26日スポーツ報知(出場歌手発表当日)

小沢健二(2017年):10月10日スポニチ(出場歌手発表より1ヶ月以上前)

 こんな感じです。ここ数年は「内定」ではなく「濃厚」「候補」「出場か」という言葉を使っている記事が増えました。近年は直前報道でも「内定」ではなく「考えられる」「可能性がある」とやや抑えた表現が目立つようになり、「内定」と報じられた歌手はほとんどが出場するようになりました。2010年の誤報ラッシュとアーティスト側に即座に否定された件が、それ以降の報道に影響している可能性も高そうです。

私なりの紅白内定記事の見方

 最後に、2020年に私がTwitterで呟いた「私なりの紅白内定記事の見方」をまた紹介します。昨年も内定記事が盛り上がるたびにリツイートを繰り返す可能性もありますが、それだけ周知して頂きたいことだと考えてます。

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