前回の改革を活かしつつも、この年は紅組・白組司会の枠組みは通常通り。思わぬハプニングも発生しましたが全体的に大変バランスの良い、見応えのある紅白歌合戦になりました。初出場歌手の多さも、この年の特徴の一つになっています。
演奏時間&構成表 1(第57回・2006年)
演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。
| 曲順 | 楽曲 | アーティスト | 演奏時間 構成 |
フル再生時間 構成 |
| 1(紅1) 紅前半1 |
気分上々↑↑ | mihimaru GT | 2分21秒 冒頭+1コーラス半+サビ |
3分47秒 冒頭+2コーラス半+サビ |
| 2(白1) 白前半1 |
ブギウギ66 | w-inds. | 2分40秒 冒頭+1コーラス半 |
4分10秒 冒頭+2コーラス半+サビ |
| 3(紅2) 紅前半2 |
七色の明日 ~brand new beat~ |
BoA | 2分35秒 冒頭+1コーラス半+サビ |
4分30秒 冒頭+2コーラス半+サビ |
| 4(白2) 白前半2 |
兄弟船 | 鳥羽一郎 | 2分20秒 2コーラス |
3分38秒 3コーラス |
| 5(紅3) 紅前半3 |
絆 | 長山洋子 影山時則 |
2分50秒 2コーラス |
4分50秒 3コーラス |
| 6(白3) 白前半3 |
マタアイマショウ 紅白ミックス |
SEAMO | 2分55秒 2曲 |
|
| ルパン・ザ・ファイヤー | 0分55秒 冒頭+Aメロ+サビ |
4分28秒 冒頭+2コーラス+サビ |
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| マタアイマショウ | 1分59秒 冒頭+1コーラス+ラスト |
4分4秒 冒頭+2コーラス半+ラスト |
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| 7(紅4) 紅前半4 |
祝い酒 | 坂本冬美 | 2分36秒 2コーラス |
4分5秒 3コーラス |
| 8(白4) 白前半4 |
男の拳 | 北山たけし | 2分57秒 2コーラス |
4分45秒 3コーラス |
| 9(紅5) 紅前半5 |
Thanks! 歩いてる 2006 Ambitiousバージョン |
モーニング娘。 GAM |
4分41秒 3曲 |
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| Ambitious! 野心的でいいじゃん |
モーニング娘。 | 0分51秒 冒頭+Aメロ+サビ |
4分12秒 冒頭+2コーラス+サビ |
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| Thanks! | GAM | 1分12秒 1コーラス |
4分1秒 2コーラス+サビ |
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| 歩いてる | モーニング娘。 GAM |
2分24秒 1コーラス+サビ |
4分56秒 冒頭+2コーラス+サビ |
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| 10(白5) 白前半5 |
決意の朝に | Aqua Timez | 2分23秒 1コーラス |
5分3秒 2コーラス+サビ |
| 11(紅6) 紅前半6 |
雪 深深 | 藤あや子 | 3分12秒 1コーラス半 |
3分34秒 2コーラス半 |
| 12(白6) 白前半6 |
浪花節だよ人生は | 細川たかし | 2分22秒 2コーラス |
4分0秒 3コーラス |
| 13(企1) | みんなのうた45年! キッズショー |
5分51秒 | ||
| 南の島のハメハメハ大王 | 天童よしみ 松浦亜弥(GAM) |
0分45秒 1コーラス |
2分25秒 4コーラス |
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| 北風小僧の寒太郎 | 北島三郎 氷川きよし |
0分48秒 1コーラス |
2分6秒 3コーラス |
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| コンピューターおばあちゃん | モーニング娘。5名 hiroko (mihimaru GT) アンジェラ・アキ |
0分50秒 1コーラス |
3分32秒 冒頭+2コーラス |
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| 山口さんちのツトム君 | 和田アキ子 WaT |
0分31秒 1コーラス |
2分18秒 3コーラス |
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| グラスホッパー物語 | 高見のっぽ | 0分16秒 4小節 |
4分47秒 2コーラス+台詞 |
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| WAになっておどろう ~イレ アイエ~ |
コーナー出演者全員 | 0分56秒 サビ×2 |
4分14秒 2コーラス半 |
各ステージ・補足
アップテンポで盛り上がるステージ、この年初出場のmihimaru GT「気分上々↑↑」はトップバッター以外あり得ないという盛り上げソングでした。Cメロ前とアウトロはかなり短めで演奏時間は2分21秒、この短さもある意味トップバッターらしさでもあります。
w-inds.は5回目出場で早くも3回目のトップバッター。「ブギウギ66」はラップもあり早口言葉のような歌詞でもあり音域も広くさらにバリバリ踊るというJ-POP史上に残る超難曲ですが、見事なほどの格好良さを見せつけていました。ラストサビは本来2回のところ、後半の1回のみに短縮されています。
BoAは「七色の明日~brand new beat~」。ダンスで魅せるのは共通ですが、過去4回ほど激しい曲ではありません。冒頭直後とラストのコーラスが半分にカット、あまり良い扱いでないのは相変わらずですが演奏時間はそれなりでした。
鳥羽一郎の「兄弟船」は紅白6回目ですが、ウルトラ兄弟の応援は2回目です。曲紹介だけでなくステージにも登場していました。カオスな要素がかなり多い内容でしたが、歌唱構成や演奏時間はいつも通りです。(ステージレビュー→紅白歌合戦・鳥羽一郎の軌跡)
長山洋子は影山時則とのデュエットで「絆」、歌手と作曲家のデュエットは紅白だと都はるみと岡千秋の「浪花恋しぐれ」以来23年ぶりでした。やや1コーラス長めですが、間奏は後半部カット無し採用で1番・3番の2コーラス。2番は舞台上で紅組歌手の応援もありましたが、全体的には聴かせるステージでした。
SEAMOは「マタアイマショウ」「ルパン・ザ・ファイヤー」どちらも大ヒットした結果、やや絞りきれなかったという形で2曲メドレーになりました。「マタアイマショウ」が聴かせるラブソングだったので、ラッパーとしての良さがこれだけだとあまり活きないという判断があったのかもしれません。「ルパン・ザ・ファイヤー」は冒頭サビ+Aメロ前半+サビ、「マタアイマショウ」は冒頭サビ+1コーラス+ラストの歌唱です。
坂本冬美は初出場以来18年ぶりの「祝い酒」、愛媛県松山市(旧中島町)から中継の応援が入る演出でした。ステージそのものは特に変わった演出のないバックで1番と3番の2コーラス、美声で名曲をじっくり聴かせる内容でした。
北山たけしは空手の演舞をバックに「男の拳」を歌唱。間奏は短いものの、1番と2番の2コーラスを力強く披露しています。
モーニング娘。はこの年GAMとの合同ステージ。「Ambitious! 野心的でいいじゃん」を冒頭(歌い出し後の間奏大幅カット)+Aメロ(最初と最後のみに半減)+サビ(Aメロと同様半減)披露後、「Thanks!」1コーラス(イントロ・Aメロ短縮)、「歩いてる」冒頭(タイトルのみ)+1番(NaNaNa部カット)+間奏(大幅カット)+ラストサビのパフォーマンス。藤本美貴はモー娘。メンバーでもあるので掛け持ちですが、松浦亜弥は「歩いてる」に関して言うとバックダンサーの一員状態でした。(ステージレビュー→紅白歌合戦・モーニング娘。の軌跡、紅白歌合戦・松浦亜弥の軌跡)
Aqua Timezはこの年ブレイクしてそのまま初出場、「決意の朝に」はメジャーデビューシングルでした。1番サビ前半とラストサビ前半が同じ歌詞、ステージは1番からそのままラストサビに移行して歌い終わるという構成です。(ステージレビュー→紅白歌合戦・バンド出場歌手の歴史)
藤あや子は第49回以来8年ぶりの「雪 深深」。構成は前回と同じですが、上妻宏光の三味線ソロが加わった分わずかに演奏時間が長くなっています。
細川たかしは3年前に歌って以来の「浪花節だよ人生は」、40名近くの津軽三味線に鼓や尺八の演奏がバックについています。間奏で審査員の横峯さくらと絡む場面もありましたが、その結果22年ぶりに歌詞を忘れるというハプニングが発生してしまいました。1番と3番の歌唱は前回と同様、忘れた箇所は3番Bメロです。
この年は『みんなのうた』45周年を記念したショーコーナー開催、進行役は当時バラエティ番組に引っ張りだこだったベッキーでした。紅白歌手が次々に4曲披露、当時人気を博していた『グラスホッパー物語』の高見のっぽも登場します。ただ最大の目的はフジテレビで放送されているめちゃイケとのコラボで、白組司会の中居正広に内緒で紅白に岡村隆史が乱入するというドッキリ。コーナー終了後は岡村さんのワンマンショー、審査員の面々や中居さんが目を丸くしていました。
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