歴代紅白歌合戦歌唱曲・演奏時間＆構成表（第62回・2011年その4）

　第59回以降は放送時に本編レビューを公開しています。内容についてはそちらを見てもらえればいいかと思います。なお当記事作成と同時並行で、一部修正加筆もしています。もし良ければそちらもこの機会に、あらためて見てもらえればと考えています。

演奏時間＆構成表 4（第62回・2011年）

　演奏時間・構成は紅白歌合戦で実際に披露したステージを指しています。フル再生時間はSpotifyの音源基準、オリジナル未配信曲は手持ちのCDからインポートしたiTunes音源を基準としています。

各ステージ・補足

　コーナーに内包という形で、レディー・ガガが映像で特別出演。世界的に大ヒットしたアルバム『Born This Way』から、「Yoü and I」「Born This Way」をパフォーマンス。「Yoü and I」は一部のフレーズを日本向けに改変しています。（本編レビュー）

　小林幸子は久々に演歌らしい演歌「おんなの酒場」ですが、演歌らしさとは程遠いステージであることは相変わらず。1番と3番の歌唱ですが、間奏・アウトロのアレンジが原曲と全く異なるのもいつも通りでした。（本編レビュー）

　西田敏行は地元福島県への祈りを込めて「あの街に生まれて」を歌唱。1コーラスとラストサビ後半＋最終パートで3分台、アウトロはほぼ無し。ちなみにフルコーラスは6分台の長尺曲です。（本編レビュー）

　絢香は2年前の紅白同様「みんな空の下」ですが、今回はイントロから入る原曲通りの編曲です。間奏含む1コーラス半、聴かせるステージでした。（本編レビュー）

　長渕剛はテレビ初披露の新曲「ひとつ」を、石巻から中継パフォーマンス。言うまでもなく完全フルコーラス、アウトロだけで1分近く使っています。間奏では、事前収録のメッセージがこの紅白限定で映像とともに入りました。なお冒頭にあった視聴者へのメッセージもあり、こちらもまた2分44秒にわたる長さです。（本編レビュー）

　和田アキ子はおなじみ「あの鐘を鳴らすのはあなた」、この回は比較的シンプルな編曲で合唱団の参加も無しでした。1972年レコーディング版よりもはるかにゆったりしたテンポでフルコーラス、今回も演奏時間は原曲以上の長さになっています。（本編レビュー）

　嵐は例年通りメドレー、「迷宮ラブソング」1コーラス披露後にスクリーンの映像と踊りを一体化させたパフォーマンスを約35秒。「果てない空」は1番＋Cメロ＋ラストサビ1回目。2曲歌うこと以上に、間を繋ぐパフォーマンスに力点を置く構成でした。（本編レビュー）

　いきものがかりはイントロ無しで「歩いていこう」を歌唱。1コーラスだけでも長い曲で、結局冒頭と1番を歌うだけで終了します。間奏の一部だけでなく、アウトロもカットでした。（本編レビュー）

　五木ひろしは紅白で38年ぶりに「ふるさと」を歌唱。フルコーラスでないのは第24回と同様ですが、そこからラストサビの繰り返しが追加されています。2番は原曲よりも高いキー、アウトロもスケール大きい演奏に切り替わっていました。（本編レビュー）

　松田聖子はライブ会場から神田沙也加とテレビ初の親子共演ステージ、歌は「上を向いて歩こう」のカバーです。ゆったりとしたテンポでフルコーラス。（本編レビュー）

　氷川きよしはメキシカンスタイルで「情熱のマリアッチ」、1番と3番の歌唱。イントロと間奏が少し短くなっていました。（本編レビュー）

　坂本冬美は4年ぶりの「夜桜お七」、紅白での歌唱は4回目でした。歌唱構成はいつもと同様ですが演奏時間は3分10秒台、初歌唱の第45回より短いです。（本編レビュー）

　福山雅治は前年と同じくパシフィコ横浜展示ホールからの中継。この年を代表するヒット曲「家族になろうよ」の完全生演奏フルコーラスステージでした。（本編レビュー）